北アルプス大縦走/鷲羽~雲の平~薬師岳~立山劔岳

2020.08.14(金) 10 DAYS

活動データ

タイム

90:56

距離

110.5km

のぼり

9469m

くだり

9226m

チェックポイント

DAY 2
合計時間
10 時間 25
休憩時間
47
距離
13.8 km
のぼり / くだり
1682 / 533 m
DAY 3
合計時間
12 時間 37
休憩時間
1 時間 1
距離
13.7 km
のぼり / くだり
1043 / 1031 m
1 9
20
54
29
47
48
1 15
31
DAY 4
合計時間
10 時間 30
休憩時間
1 時間 55
距離
12.6 km
のぼり / くだり
858 / 857 m
DAY 5
合計時間
7 時間 51
休憩時間
20
距離
10.6 km
のぼり / くだり
603 / 866 m
DAY 6
合計時間
14 時間 13
休憩時間
33
距離
14.9 km
のぼり / くだり
1493 / 1383 m
43
39
15
1
1 23
5 17
38
49
24
DAY 7
合計時間
9 時間 59
休憩時間
2 時間 7
距離
8.3 km
のぼり / くだり
763 / 737 m
DAY 8
合計時間
5 時間 58
休憩時間
0
距離
8.2 km
のぼり / くだり
915 / 767 m
DAY 9
合計時間
8 時間 49
休憩時間
48
距離
7.8 km
のぼり / くだり
978 / 968 m
19
35
31
8
10
20
32
13
5
18
DAY 10
合計時間
9 時間
休憩時間
26
距離
14.4 km
のぼり / くだり
754 / 1937 m
2
4
25
56
19
11
53
13
6

活動詳細

すべて見る

登頂(鷲羽岳・ワリモ岳・水晶岳・水晶岳(北峰)・祖父岳・祖母岳・薬師岳・北薬師岳・間山・スゴノ頭・越中沢岳・獅子岳・浄土山・雄山・劔岳・別山) ※小屋情報のお品書きは記憶のある限り ●寝具装備…夏用半シュラフ、ダウンパンツ、エバニューFPマット、キャプテンスタッグ(クローズドセル) 牛歩の速度で8泊9日。去年とは違い、晴天に恵まれるも酷暑で疲弊した縦走だった。 ●二日目 わさび平で前乗り、二日目から本格登山。秩父沢出合は暗闇、鏡平の池は槍の穂先映らず。 暑さと重さで思いの外疲れ、またガスってきたので初めて三俣山荘への巻き道を行くが、この道が巻き道と呼べるのか?と疑問に思うほど高低差激しく、双六岳から三俣蓮華岳へ登った方が楽だった。 三俣は、今年はテント泊も予約とはいえ、その人気ぶりは変わらず。 【わさび平小屋】 (売店)ビール、トマト、キュウリ ●三日目 鷲羽で強風に難儀するが、ワリモから水晶にかけて晴れ、その後はずっと天気に恵まれる。水晶をピストンして雲ノ平へ。 去年雨に降られ、まるで霧の世界だった雲ノ平。池塘の側に小さな高山植物が咲き乱れ、蝶が飛び交う様に、やっと本来の姿に出会えたと思った。 しかし祖父岳から全容が見えてから、逸る心を焦らすようになかなか近づかない。昔の直営ルートは廃道になっているが何故?こんなに大回りする必要があるのかな。幕営費とビールを買いに小屋まで行くが、テン場からの遠さに、そのまま薬師平へ向かいたくなる。 【水晶小屋】 (食事)おでん、カレー、ホットミルク、コーヒー。 (売店)菓子パン、ポカリ、コーラ、なっちゃん 【雲ノ平小屋】 テン泊、今年は値上がり一人1500円。そしてコロナ理由で、購入した缶もペットボトルの空容器は引き受けなしでした。 ●四日目 翌日、高天原温泉へピストン。樹林帯に入ってからの高低差激しく、温泉に浸かっても復路で汗をかく。しかし二日分の汗を、お湯でリセットした気持ちよさは代え難い。 死んだ蛙や虻が浮いてるのをまず取り除く。…根っからの虫嫌いなのに、何故か自然の中だと平気。 乳白色の湯は熱すぎず、私には丁度よい。青空のなか、誰もいない湯船に体を浸す開放感!雲ノ平に戻ったら祖母岳を登り、最後に秘境を一望。※高天原への登山道で幾度かヒルを見たので注意。 【高天原小屋】 (食事)うどん (売店)カップヌードル、ビール、ポカリ、ポテチ ●五日目 太郎平までのんびりの行程。木道末端から岩場の急坂、去年は大雨で難儀した。苔むした岩の連続で、晴れていても日が射さないので滑る。去年と違い、薬師沢で川を眺めながら休憩する余裕ができて嬉しい。 太郎山を越えた後の木道は足取りも軽やか。 薬師峠でテント張った後、夏だけ現れるテント受付券飲み物販売所でビール駆けつけ一杯!その後夕日を眺めながらのんびり夕食。 ここも小屋まで遠いので、充電を頼んだ機器を再度取りに行くのが面倒だった。※ちなみに充電サービスは16時から。 【太郎平小屋】 (売店)フルーツ缶(ゴミ引き受けO.K.)、ビール、菓子パン、野菜ジュース、アクエリアス、コーラ ●六日目 今回最大の山場。薬師峠から五色ヶ原まで、登山経験の中で一番暑く一番きつかった。 薬師岳の素晴らしい眺望、地図にもないお花畑との出会い、踏むとカランと鉱石が鳴る間山の稜線など、スゴ乗越しまでは楽しめた。 小屋でうどんを食べ(関西風スープと漬け物が美味)、ここから午後の猛暑に体力を奪われる。スゴの頭を乗り越えるのに、CTをどれほどオーバーしたのか。樹林帯で風も通らず、急勾配の上に巨石もあり、なかなか足があがらない。 ※ちなみにGPS届かなかったのか、小屋休憩のログがありません。 しばしの霧に救われたが、かすむ鳶山が現れたときは、ポカリとコーラで乗り切った感じ。 すれ違う人がみな「辛い、えぐい」と言ってくれたおかげで、心構えができていたのも大きいかな(笑)。 そしてまた、小屋からテン場が遠いことこの上ない。一番心が折れたのはここかも(笑)。もう暫くはこの三日間使ったテン場には来なくていいかな…。 【スゴ乗越小屋】 (食事)カレー、うどん (売店)コーラ、ポカリ、オレンジ 【五色ヶ原】 (売店)あんパン、クリームパン、野菜生活、ポカリ、コーラ、ミニッツメイド(ぶどう、オレンジ)、お茶 ※大量に買うと袋にいれてくれます。 ●六日目 獅子岳は鷲羽岳のようにそびえ立つ。浄土山手前に雪渓、黒部湖の方から涼しい風が時折吹く。立山は思ったよりも広大だった。みくりが池と青々とした草原にすっと延びる白い道。懐が深くもすっきりとした風景。 コロナの影響で、ターミナルの食堂は一カ所のみの営業15:00まで。待合室でビールが買える(笑) ホテル立山にはnorth face、地の物を扱うお土産屋、充電ステーションが揃う(しかし、私のスマホは20分経っても10%しか充電されなかった…) 雷鳥沢へ向かうと、更にその広大さがわかる。石畳の道は万里の長城かと思うくらい長く感じた。テント場へは30分もくだるので気持ちが萎えてしまい、その手前の雷鳥荘で宿泊。久しぶりに人間らしい食べ物を口にする。 ※ホテル立山以外は基本「山小屋」なので、個室を希望しなければ相部屋が基本。 宿は年季を感じるものの清潔で、スタッフの皆さんの対応が本当に素晴らしかった。 【雷鳥荘】 (食堂)カレー、コーヒー (売店)種類豊富。アイスクリーム、ビール、ウイスキー、つまみ、スナック各種、パンetc. ●七日目 気持ち一新、一の越から雄山~大汝山~真砂岳へ。雄山の宮司は山を降りてしまったが、悠久の時に同じ景色を見ていただろう先人たちに思いを馳せる。劔沢キャンプ場では劔岳が眼前に聳え、否が応でも奮い立つ。 考えすぎると怖くなるので、ルート確認はそこそこに、劔澤小屋へビール買い出し。坂を下るのでテント場からは見えません。2時の方向に「登山研修所夏山前進基地」なるものがあるので、そこへ間違って向かう人もいたので注意。 【劍澤小屋】 カップヌードルトマト、ビール、コーラ、なっちゃん ●八日目  劔岳は、さんざんドローン空撮映像を見てきたおかげか、自分で危惧していたほど高度感にも慌てず。コロナで人が少なく、渋滞が起きていなかったことも好条件。 しかしそれでも、縦走でガタがきたこちらの足にどんどん迫る日帰り健脚たち。避けたのだから抜かせばいいのに抜かさない、謎の遠慮をする登山慣れしていない人もいて少し疲れた。  あれほど足場の情報を確認したのに「蟹の横這い」の最初の一歩が目視できず踏み出せずにモタモタ。連れはいつの間にかさらっと降りているし、自分のふがいなさが腹が立つ。 行ってみると、事故多発している鎖のないガレ場が滑るし危険ということが、よくわかった。 劔山荘で昼食を食べ、テント場に戻る。こんにゃく入りの牛丼、鏡平山荘でも同じ味? 美味しいので、レトルトだったら同じ商品を買い求めてみたい。今回の土産は手拭い一本。今思えば劍山荘で「ムー」っぽい山Tシャツ、買えばよかった! ●九日目  別山経由で立山に戻り、再び雷鳥荘で立ち寄り湯をしてから、室堂などを見学し黒部ダムへ。 立山黒部アルペンルートを初めて通り感激。しかしトロリーバス、ケーブルカー、バスと乗り継ぎの時間配分もパズルのようで結構慌ただしい! 家族で行ったら、タイムキーパー役は受け付けないほうがいい。 黒部ダムに到着すると、思わず「発破!」と言いたくなる自分。その高さにただただ圧倒、これだけの水圧を制御した人間の凄さを感じずにはいられない。 他の登山口へのアクセスにもなっている扇沢で終着。次は水平歩道も歩きたいし、後立山連峰にもチャレンジしたい。 ※ちなみに信濃大町では立ち食いそばやさんが構内にありました。

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