登山

立山（たてやま）は日本の飛騨山脈（北アルプス）北部、立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の一つである。雄山（おやま、標高3,003 m）、大汝山（おおなんじやま、標高3,015 m）、富士ノ折立（ふじのおりたて、標高2,999 m）の3つの峰の総称である。雄山のみを指して立山ということもあるが、厳密には立山連峰に立山と称する単独峰は存在しない。剱岳とならび、日本では数少ない、氷河の現存する山である。

立山・雄山・浄土山

富山

立山

tenkou

今年も立山黒部アルペンルートが開通！毎年開通からGWまで混雑必至の人気を誇る観光ルートですが、「雪深く美しい立山を間近で見たい」という想いを胸に訪問のチャンスを伺っておりました。GW前の週末は最初で最後。天気予報を睨みながら「今年は無理かな」と諦めかけていた木曜日の夜……なんと20日土曜日・好天の情報が！すぐさまチケット予約サイトを確認すると、なんとなんと7時台に2人分の空席が！というわけで、志を同じくする友人とともに雪の立山を体感してきました！

今回は、富山県側の立山駅より、ケーブルカーとバスを乗り継いで室堂平を目指すルートを選択。7時30分のケーブルカーを予約していたので7時前に立山駅に到着したのですが、第1駐車場は既に満車、第2駐車場は我々がブービーでした。予約があるからと油断せず、余裕をもった到着をオススメします。GW検討中の方は特に！

さて、本日の立山連峰は予報どおりの快晴！バスの中から見える北アルプスがあまりにも美しく、室堂平に着いた時点で既にハイになっていましたが……いざ眼前に登るべき頂を見据えて登り始めると、さらにテンションが上がってしまいます。適度に締まった歩きやすい雪道をざくざくと登り進め、あっという間に一ノ越に到着！これまで何度も山行を共にしている友人に若干ヒかれるほど、元気いっぱいでした。天気が良いってイイですね！

アイゼンに不調が生じている友人と相談し、雄山登頂は単独で先行することに。ここでトレッキングポールをザックに収め、仕入れてきたピッケル様を実戦投入！使い方確認ではなく本格的に活用するのは初めてでしたが、一ノ越からの急登とは相性抜群です！多少風が強くとも体勢を崩されることなく、安定したペースで登り進めることができました。山頂付近までほぼノンストップで登っていたところ、立ち止まっていた方から「そこに雷鳥がいるよ」と教えていただいて急停止。初めて見る真っ白な雷鳥に存分に癒され……そのままの勢いで雄山登頂を達成！実に快調でした。

さて、実は私、2年前に1度雄山に登頂しております。時期としては6月の閑散期、曇り空で眺望も良くはなかったため、いずれリベンジをと考えていたのですが……最大の心残りは、「立山連峰の最高峰・大汝山に行かなかったこと」です。当時の私は今よりさらに山の知識がなく、立山の最高地点を雄山だと思っていたのでした。大汝山方面を眺めると、数名の方がこちらに向かって歩いてきています。先行の方がいる！しかも天候は快晴で体力は充分！ということで、是非とも今日こそ最高峰へと心を決め、大汝山に歩を進めることに。ここからが、今回の山行の本番でした。

雄山山頂直下の急な崖が最初の難所。露出する岩場に足をかけ慎重に下っていきます。一歩踏み外すと滑落の危険はありますが、アイゼンの刃を岩場に滑らせないよう慎重に足を下ろせば、そこまで危険ではありません。最も危険なポイントは、その後ふたつほどの岩場を乗り越えた後にありました。岩場の高低差があるためトラバースせざるを得ないのですが……ここの斜面の雪質が、表面は硬く、しかし温められて崩れやすいという不安定な状態です。斜面に取り付き、小刻みなカニ歩きでゆっくり進んでいったのですが……ふとした弾みで右足を置いていた斜面が崩れ、右半身をピッケルだけで支える羽目になり、正直血の気が引きました。今シーズンの雪山山行で、「踏み抜いたら落ちるかも」という怖さは多々味わってきましたが、実際に足場が崩れたときの恐怖感は比べものになりませんね。慣れた方々がテンポよく進んでいても、対面でこちらの通過を待っている方がいても、なかなか先に足が伸ばせません。最終的には、露出している岩場に手をかけつつ、ピッケルを駆使してなんとか危険エリアを通過し、大汝山の頂に辿り着くことができたのですが……いや、怖かった！当然の如くその先の周回ルートは諦め、まっすぐ雄山山頂に帰還。目標を達成した喜びと無事に戻った安堵からくる脱力感の回復を待ちつつ、数杯の白湯を飲み干し、心を落ち着けてから下山しました。

雄山-大汝山の区間にかけた時間は、40分程度でした。しかし、今年の雪山シーズンを締め括る上で、最も得難い経験ができた時間だったように思います。来シーズン、どのような練習を重ね、経験していくか。しっかりと考える良いきっかけになりましたね。もっと精進せねば！そんな気持ちで、記念すべき初の3,000m峰活動日記を書き記しております。

最後に装備についてですが、この時期の立山では、手元にピッケル、足元は爪先のあるアイゼンをオススメします。特に雄山以北のルートでは両方が「必須」です。トレッキングポールやらチェーンスパイクではお話になりません。短時間でアタックできるとはいえ、3,000m峰を決して甘く見てはいけません。釈迦に説法とは思いますが、ぜひ気を引き締めて山行を楽しんでくださいませ。

【雄山/大汝山】

ヒバリ

3年前旅行で来て登山を始めるきっかけとなった立山。まさに私の登山の原点の場所。
やっと来ることができました。
天候不良で中止かと危ぶまれましたが、初日にかけて、なんとか臨時便切符をゲットして朝から室堂入り。
室堂から立山(雄山、大汝山、富士の折立)を縦走して、別山まで。
途中ここ落ちたら死ぬやん、っていうトラバースも少しあったけど、アイゼンしっかりかけてクリア。前爪とピッケルでのクライムダウンする場所も。
今まで雪山とアイゼントレで培ったスキルを全て出し切った山行。
今まで経験を積み重ねたからこそ安全に登頂できたのだと思います。
大袈裟かもしれないけどここまで導いてくれた全ての人に感謝✨
お泊まりは雷鳥沢ヒュッテ、小屋のスタッフはめちゃくちゃ感じの良い人ばかり😍
宿泊客は韓国人のBCの人がめちゃくちゃ多かったです。
お風呂は源泉掛け流し、立山一望しながら浸かれるし、ドライヤーも完備。夕食はしっかりボリュームもあって、個室は12畳くらいの部屋を4人で使わせてもらえました。
翌日はさっさと下山して富山ブラックラーメンを食べて帰りました。

残雪期の立山縦走

えりちん

雄山・大汝山・富士ノ折立の立山縦走
前日立山室堂山荘に宿泊。前日は春日の言葉通りのかすみで遠方が得られない。黄砂の影響もあったようだ。それが、夕方には嘘のような素晴らしい夕焼け、明日の天気を期待。
予報通りの晴天。朝食をとって7:30に一の越に向かって歩き始めた。
装備はとりあえずアイゼンとストックで一の越からはストックをピッケルに取り替えた。
室堂山荘ではそれほどてもなかったが、標高を上げるとともに風が強まる。一の越からは雄山への稜線では暴風に体がよろめく。槍ヶ岳まで見える絶景に励まされつつ、一歩一歩登ってようやく雄山山頂へ。気持ちのいい晴天で奥大日岳はもちろん、後立山連峰・槍ヶ岳・薬師岳・浄土山までぐるっと見える。この時期の雪残る景色は美しい。
ここで引き返すのはもったいない。大汝山・富士ノ折立へ立山縦走することとした。少し歩みを進めて神社の横からかなりの急坂を慎重に下って大汝山へ向かう。稜線の東は一見歩きやすそうだが、クラックが入って大きな雪庇の可能性を考えて西側をトラバースしていく。
大汝山、立山の最高峰に到達した時は達成感があった。
富士ノ折立からは黒部湖か見下ろせて印象的、剣岳も見えて北側に景色が広がった。富士ノ折立からの下りも非常に危険でかなりゆっくり降りた。
稜線を外れて尾根筋から雷鳥沢に降りると風がやんだ。陽春の時期といっても風がやむととにかく暑い。2400mの室堂なんだけど。
登山道から外れて直線的にテント場へ降りた。
そして雷鳥沢からの登り返しが思ったより足にこたえる。フラフラになりながら、みくりが池温泉でゴール。硫黄の香りが入りたい心をくすぐる。温泉に飛び込んで、軽くうどんを食べた。思ったより脱水になっていたようだ。
最後に室堂山荘に荷物を取りに戻って、こっちが本当のゴールかな。
最高の晴天に恵まれて、最高の春の雪景色を目にすることができた。

立山縦走　最高の晴天、最高の春の雪景色

ikecchi

いつか登れたらと思っていた東尾根

アイス教えてもらってなければ登れなかったと思う
こうさくさんに感謝

龍王岳東尾根・雄山

きんぎょ

🚙情報：金曜日6時半扇沢着で至近の無料Pは満車。一つ下ったPは到着後、１０分足らずで満車に。天気の良い土日、GWは深夜到着が無難かも。降雨後の泥寧にも注意。
🚌情報：扇沢～室堂往復。行きは８時半発のバス。主に中国人観光客の大集団がいたが、臨時便もかなり出ていたので、待たされることもなく上部へ。帰りは最終１６時半。富山方面がSNSによれば２時間待ちだったのに対し、扇沢方面は待ちなし。富山に比べアクセスが少し悪いので、往復の混雑が嫌であれば、扇沢から行くのもあり。


この時期だけの景色・雪を堪能するため立山へ。
土日は雷鳥荘が満室だったので、天気も睨みつつ金土で一泊計画。
初日は晴れ予報から一転ガスだらけに。。
ただ雷鳥も見れ、奥大日岳にも登れてよかった。
奥大日は雪庇の発達と頂上付近でクラック２つありました。GWに向けて高温情報も出ているので、そちら方面に行かれる方はお気を付けください。
宿泊は雷鳥荘！温泉が最高で、計5回も入ってしまった笑

翌土曜日はよく晴れた良い天気！
一の越・雄山までは高度感を楽しみつつ、遠くの槍穂・笠ヶ岳方面がよく見える。
雄山～別山はチャレンジングなルートでした。岩と雪のミックス、トラバースなどなど自分のような初心者はやめたほうがよかったかもしれません。
富士の折立以降は通常の雪山縦走路な感じ。別山からは絶景を拝めました。

以下、メモ
朝方はアイゼンの歯をよく噛む良い雪質ですが、11時を回るとグサグサに。特に斜度の大きい剣御前～雷鳥沢は100％ズボります。また雄山～別山ルートはトラバースに要注意箇所多数でした。朝の締まった雪の時はよいですが、日の当たる午後は特に注意を。雷鳥沢～別山～雄山に行くときは時間帯的に要注意です。またロープがあったほうが安心だと思います。
当然ですが、12本爪アイゼン、ピッケルは要必携です。
※行かれる時期、天候、時間帯で全く変わるので、参考程度としてください。

反省点
・雄山～別山ルートは下調べ不足でした。ステップアップ目的、初心者は熟練者に同行いただく必要があると思います。

奥大日岳・立山連峰縦走周回

naonao

【アクセス】 
　立山黒部アルペンルートが４月１５日に開通。立山駅〜室堂の料金は昨年と同額の7,380円。

【天気】 
　１日目🌫️〜☁️〜☀️
　２日目☀️〜🌤

【コース状況】 
　別山〜大汝山〜雄山〜一ノ越　稜線はもう夏道が出でいる箇所もあり。富士ノ折立は凍結していなかったけど急な雪面が続く。大汝山〜雄山は巻くと急な雪面が続きます。

【感想／記録】 
　４月１５日（土）に立山黒部アルペンルートが開通。北陸応援割を使って雷鳥荘に１泊して立山を周回する計画としました。予約した金〜土曜日は幸い晴れるけど風は強い予報でした。

■１日目
　６時半過ぎに立山駅に到着したら、車中で朝食を食べて準備をして出発。予約した立山黒部アルペンルートのチケットを発券して、始発のケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂ターミナルに到着。

　外に出るとガスって真っ白。トレースがあるので、とりあえず一ノ越に向かいます。緩んだ雪が凍結してガタガタで歩きづらいトレースを追って標高を上げていくと、予報どおり風が強くなってきました。

　一ノ越に到着したら風速10m以上の強風が吹き荒れる。視界も悪く見通しは10mも無いくらい。お天気が回復しないか一ノ越山荘の陰で、風を避けてコーヒーを飲んで待ちましたが回復せず。気温も低く寒いので下山。標高を下げるとガスが晴れてきました。

　雷鳥荘のチェックインまでまだ時間があるし、せっかくなので室堂山まで行こうとまた斜面を登っていくとガスって真っ白。前後左右上下が真っ白のホワイトアウトで、どこが室堂山なのか分からず下山。進む方向が分からず、YAMAPを頼りに進むとトレースと合流できて、室堂平に到着できました。ここで昼食のパンを食べてからコーヒー。

　みくりが池から坂を下り雷鳥荘に到着。受付を済ませたら温泉に浸かってからビールと極楽でした。夕方にはお天気が回復して青空が広がり立山が姿を現しました。１７時半頃から夕食を食べたらまたAmazon prime video推しのFalloutを見てから２０時には就寝。

■２日目
　５時に起床しコーヒーを飲んだり荷物を片付けたりして、６時半からの朝食を食べたら７時頃に出発。今日の天気は朝まで強風、その後は風が落ち着く予報だったので、遅い出発としました。

　雷鳥沢まで下るとテントが沢山あり、管理棟も開いていました。長い雷鳥坂を登るとだんだん風が強くなる。稜線に出る前にストックからピッケルに換装。最後は稜線を歩いて剱御前小舎に到着したらヘルメットを装着。

　稜線に出ると剱岳が大きく見えますが、風がますます強くなってよろめくように。別山に到着したら、山頂の祠がほとんど雪に埋もれている。山頂から剱岳や後立山連峰、立山を撮影。

　強風の中、山頂から下り稜線を歩いて登り返すと真砂岳に登頂。また稜線を歩き核心部の富士ノ折立へ。急な雪面にピッケルのピックをブッ刺して登り、最後は長い雪面をトラバースして稜線に到着。雪原の向こうに大汝山が見えます。

　雪原のクラックに落ちないように歩いて大汝山に登頂。春霞のせいか霞んで見えづらいけど遠くの山々や剱岳を撮影。ここからは稜線上に岩峰があって、巻くかなるべく稜線近くを進むか判断が要求されます。巻かないで岩峰の側を歩いていたら、足を置いた雪が崩れてバランスが崩れヒヤッとしました。

　この後は巻いて進み最後は雄山の岩峰を登って、雄山神社峰本社に登頂。参拝してから下り昼食のパンを食べてからコーヒー。雄山からは気温が上がったせいか、雪は腐ってグズグズでアイゼンが効かないし、もう夏道がだいぶん出ているので岩にアイゼンを引っ掛けそう。

　一ノ越に到着したらヘルメットを解除してピッケルをしまいストックに換装。ちょっと下ると風も収まりお天気も回復して暑い。１３時４０分頃に観光客で賑わう室堂ターミナルに到着。高原バスは待たされましたが、ケーブルカーはすぐに乗れて立山駅に戻れました。

【注意点や反省点】 
　　雷鳥荘は一泊２食付きで12,000円。北陸旅行支援が使えたので6,000円でした。

【Apple Watch等による計測結果】 
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 
　 1,247
　 1,438
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 
　194
　218
スタンド(１時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 
　 17
　 15
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 
　 163
　 265
ウォーキングの距離(km) 
　16.2
　18.0
歩数(１日で歩いた歩数 / 歩) 
　23,237
　24,974
心拍数 (１日で最低、最高の心拍数) 
　46〜142
　52〜142
体重 
　63.3 ->  62.7

立山を周回（北ア）

JunJun

雄山直前で先行の方に追い付き、カメラマンをさせてしまいました。雄山から先はトレースが無く、朝一ガリガリで、焦ったけど何とかクリア。
稜線は風が冷たくて、雷鳥沢への下りは激暑でした。
1人だったら心折れていましたが、先行の方と途中まで😅行けたので、周回できました。
ありがとうございました😊

大汝休憩所

このランドマークを通る活動日記

立山

立山

残雪期の立山縦走

立山縦走　最高の晴天、最高の春の雪景色

龍王岳東尾根・雄山

奥大日岳・立山連峰縦走周回

立山を周回（北ア）

立山（雄山）・立山（大汝山）・立山（富士ノ折立）・真砂岳・別山・別山（北峰）

このランドマーク付近の写真

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立山

残雪期の立山縦走

立山縦走 最高の晴天、最高の春の雪景色

龍王岳東尾根・雄山

奥大日岳・立山連峰縦走周回

立山を周回（北ア）

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