塔ノ岳(神奈川県)
標高 1490 m
東西約40キロ、南北約20キロに及ぶ丹沢山塊。表丹沢、東丹沢、西丹沢、北丹沢と4つのエリアに区分けされ、表丹沢エリアの最高峰が塔ノ岳(とうのだけ)だ。大倉尾根からの山頂部は広く開けていて、『日本百名山』の丹沢山や、丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳を始めとする丹沢の山々はもちろんのこと、富士山や南アルプスの高峰、房総半島に三浦半島、相模湾に江ノ島まで望むことができる。塔ノ岳は東西南北に尾根が派生して、登山道の交差点となっている。東側の表尾根縦走コース、南側の大倉尾根(通称バカ尾根)コース、鍋割山からの縦走や、北側の丹沢主脈を縦走する人など、多くの登山者で賑わう。新宿から横浜など首都圏方面も一望できるので、山頂に建つ山小屋・尊仏山荘に宿泊して夜景を楽しむというのも面白い。尊仏山荘は、夕飯のカレーと朝食のおでんが定番。