東京の山一覧

  • 難易度
    2
    体力度
    4

    日本百名山の雲取山は、埼玉県秩父市・東京都奥多摩町・山梨県丹波山村にまたがる山で、標高2,017mは東京都の最高峰となっている。通年登れるが、5月中旬~6月上旬の新緑と、10月下旬~11月上旬の紅葉のころがベスト。奥多摩の山々や富士山を望む山頂へのコースは複数あるが、JR奥多摩駅からのバス便がある鴨沢バス停から石尾根経由のコースが一般的。危険箇所こそ少ないコースだが、標高差1500m近くを登りきるだけの体力が求められる。他には埼玉県側の三峯神社起点のコース、山梨県側のお祭バス停から一軒宿の三条の湯を経由するコースもよく歩かれる。山中の有人小屋は七ツ石小屋(素泊まり)や雲取山荘、三条の湯の3軒で、いずれもテント泊可。

  • 難易度
    1
    体力度
    3

    東京都の西端に位置し、山梨県と接する日本三百名山。メイン登山口のある東側山腹には東京都檜原(ひのはら)都民の森が整備され、荒天時には登山の代わりに森林館や体験施設で奥多摩の自然を学ぶことができる。レストランや休憩所もあるので家族連れにも好適だ。多摩川最大の支流である秋川の源頭に立ち、その山頂は西峰・中央峰・東峰の3峰から形成されて山名の由来もそこにある。いずれの頂もパノラマというわけにはいかないが、最も広い西峰からは雲取山や富士山が望め、東峰には奥多摩を望む展望台がある。登山道は東西南北の尾根筋にあるが、多くの登山者は森林館から三頭大滝を経て山頂に立ち、鞘口峠から森林館に戻る周回コースを取る。広葉樹が多く、新緑期、紅葉期とも楽しいコースだ。

  • 御前山

    標高:1405 m

    難易度
    1
    体力度
    3

    貯水池としては日本最大級である奥多摩湖の南東岸に大きな姿で横たわる奥多摩三山の一峰。他の二山(大岳山、三頭山)と違って二百~三百名山には選定されていないが、奥多摩湖・多摩川を挟んで南北に分かれる奥多摩にあって南側エリアの主峰といってもいい。4月下旬~5月上旬にかけては山頂付近にカタクリが咲き、一年を通して最も多くの登山者で賑わう。大きな山ゆえ、どのコースを歩いてもそれなりの時間を要するが、奥多摩周遊道路(無料)の月夜見第二駐車場からスタートする最短コースなら2時間前後で山頂に立つことができる。また、御前山からそれぞれ三頭山、大岳山をめざす縦走路は健脚者に人気のコースで、7~8時間ほどかかるものの、達成感の大きなコースとしておすすめだ。

  • 川苔山

    標高:1363 m

    難易度
    1
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    2

    東京都北西部の奥多摩地域にあり、奥多摩三山(大岳山・御前山・三頭山)とともに人気の高い山のひとつ。山頂西面の谷にある百尋ノ滝は奥多摩随一の落差といわれ、見どころのひとつとなっているが、滑落事故が発生するエリアでもあるので慎重に行動したい。この山でよく話題となるのが山名の漢字表記で、「川苔山」「川乗山」の2つがある。そもそもは周囲の谷で“川のり”が採れたことに山名も由来するといわれているが、いまのところ、山頂の新しい山名石標、地元観光協会、おもなガイドブックなどは「川苔山」、国土地理院の電子版二万五千分の一地形図、やはり地理院の日本の山岳標高一覧(1003山)などは「川乗山」、バス停は「川乗橋」、そして登山道の道標は両方の名が混在している状況にある。

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    2
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    3

    奥多摩山地の最東部にある大岳山(標高1,266m)は、東京都で唯一日本二百名山に数えられる名山で、花の百名山にも名を連ねている。山頂部が突起状の山容はどこから見ても識別でき、江戸時代には江戸湾に出入りする船の目標ともなっていた。山頂からは、御前山など奥多摩の山々をはじめ、晴れていれば南西方向に富士山や南アルプスの峰々が望める。その山頂へは、御岳山からの尾根続きのコースや北面の奥多摩駅起点の鋸尾根~主脈縦走路、南面の白倉から、東面の大岳沢をたどるコースなどがある。樹林帯は新緑や紅葉の時期が美しく、ツツジの花が咲く5〜6月、大岳沢の渓流沿いが紅葉に染まる10〜11月が特におすすめ。

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    1
    体力度
    2

    埼玉・奥武蔵と東京・奥多摩の境界に位置する969mの山。棒ノ嶺(ぼうのれい)と呼ぶことも多い。登山コースは、東京川、埼玉側の両側からつけられていて、東京、奥多摩側からは、JR青梅線川井駅を起点に、上日向バス停から登り出すコースが最短。もっと歩きごたえのあるコースとしては、高水三山へ縦走、JR青梅線軍畑駅へ直接降りるコースもとれる。埼玉側は、奥武蔵の山らしい明るい雑木林が多く、白谷沢を遡るコースは、滝の脇や岩壁が切り立つ谷を通る、暑い時期には清涼感に溢れ、関東ふれあいの道の一般登山道ながら沢登り気分を味わえるコースとして人気が高い。山頂は広々と開けていて日光連山、奥武蔵の山々のほか、赤城山や谷川岳、筑波山まで見渡すことができる展望が魅力だ。白谷沢コースは、降雨後沢の増水が予想されるときや、冬季、沢が凍結する時期はハイカーには不向き。おすすめの時期は、4月中旬~5月上旬の新緑時期と11月中旬~下旬の紅葉時期。雑木林と渓谷の美しさを堪能できる。 2019年10月30日現在、台風19号により登山道に甚大な被害が出ており、復旧のめどはたっていないため、入山は当面禁止。

  • 御岳山

    標高:928 m

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    1
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    2

    御岳山(みたけさん)は、東京都青梅市にある標高929mの山で、秩父多摩甲斐国立公園の東端にあたる。山頂に鎮座する武蔵御嶽神社は崇神天皇7年(紀元前91年)創建の歴史があり、筑波山、三峰山、大山などと並び、古来より関東有数の霊山として崇められてきた。山岳信仰の興隆とともに武士たちの信仰を集め、御嶽権現の名で多くの参拝客によって栄え、江戸時代からは講が組織された。山上には現在も御師の家(寺社に所属し参拝者の案内や世話をする宿坊)が数軒並び、一般客も宿泊できる。ケーブルカーを利用して山頂下まで上がれるので、お参り気分で訪れる人も多い。また、七代の滝やロックガーデン、日の出山や大岳山など各コースの起点にもなっている。四季を通じて楽しめ、特に4月下旬〜5月の新緑と11月の紅葉の頃がおすすめ。

  • 陣馬山

    標高:854 m

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    1
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    3

    東京都八王子市と神奈川県相模原市との境に位置し、頂に立つ白馬像がシンボルの山。広大な山頂からは360度の展望が広がり、関東の富士見百景、かながわの景勝50選、八王子八十八景などに選定されている。山頂には数軒の茶屋(休業日あり)が立ち、そばや汁物、みそおでんなど、寒い日やおかずに一品ほしいときはありがたい。登山コースは四方八方から延びていて、鉄道、バス、マイカーそれぞれに適したコースを選ぶことができるが、マイカーなら最短30分ほどで山頂に立つことが可能。高尾山~景信山~陣馬山をつなぐ縦走を楽しむ登山者も多い。縦走は6時間前後かかるため、帰りのバス時刻を気にしないですむ陣馬山から高尾山への南下コースがおすすめだ。

  • 景信山

    標高:727 m

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    2

    景信山(かげのぶやま)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界に位置する標高727mの山。西は陣馬山、南東は高尾山へと続く縦走路、都県界尾根のほぼ中間にあり、関東平野を一望できる山として知られている。江戸時代に編纂された『新編相模国風土記稿』によると、「往昔は頂上に関ありしが、是を小仏関と呼ぶ、或は富士見関と称す。夫より少しく北に寄り、景信山と唱て、一区の地あり、北条氏照の家臣、横地監物景信が、警備せし構への跡なりと云ふ」とその山名が記されている。スギとヒノキの植林と広葉樹林に覆われた山だが、山頂は広く、眺めもすばらしい。よく晴れた日には東京の街並みが見渡せ、池袋・新宿・六本木方面と東京湾・海ほたる・横浜ランドマークタワーなどが眼下に広がる。また山頂には景信小屋と景信茶屋があり、多くの登山客で賑わっている。少し下った茶屋のテラスからは、南側の高尾山の縦走路や相模湖、丹沢の山並みを一望できる。

  • 高尾山

    標高:599 m

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    1
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    2

    ミシュランガイドの観光部門で三ツ星に選ばれた東京都南西部の低山。高尾山口駅は都心からのアクセスが良く、またケーブルカーや温泉などの施設も充実しており気軽に登山が楽しめる。紅葉の時期は、美しいもみじが絶景。年間300万人前後のハイカーたちが四季を問わず訪れる。1号路から6号路まで6本の自然研究路に加え、稲荷山コースなどの登山コースも多く、レベルや目的に応じた山歩きができるのがこの山の特長だ。暖温帯と冷温帯の植物が混在する山でもあり、その種類はイギリス全土の植物種に匹敵するといわれる1600種以上。タカオスミレなど高尾山で最初に発見された植物も多種におよぶ。コース沿いにはモミやイヌブナ、スギ、カツラなどの大木がそびえ、天狗伝説で知られる薬王院の紅葉、4号路の吊り橋、山頂から望む富士山など見どころも多い。