YAMAP / ヤマップ

大分の山

  • 九重連山(中岳)

    標高 1791 m

    • 大分

    「九州の屋根」とも呼ばれる九重連山(もしくは「くじゅう連山」)は、ドーム状の火山体が数多く連なり、裾野には広大な高原が広がる。5月下旬くらいから火山高地に生えるツツジの一種・ミヤマキリシマが咲き始め、山々がピンク色に染まる。この九重連山の最高峰であり、九州本土の最高峰でもあるのが中岳(なかだけ)。岩が積み重なった山頂からは360度の展望が開け、周囲に連なる九重の山並みはもちろん、由布岳方向も遠望できる。また、直下にある御池(みいけ)共々、山岳信仰の対象とされてきた。冬季、完全凍結した御池では、氷上歩きを楽しむ人の姿も見られる。ちなみに九重連山の主峰は久住山(くじゅうさん)で、連山の総称とピーク名は表記が異なる。深田久弥は『日本百名山』で久住山を品格のある山として選出しつつも、周囲のほぼ同じ標高をもつ大船山(300名山)や星生山、稲星山、そして中岳などの山々をそれぞれの個性と共に「九重共和国」として表現している。

  • 久住山

    標高 1786 m

    大分県南西部に位置する、くじゅう連山の主峰(最高峰は中岳・1791m)。この山の名称については、久住山と九重山との2つの表記が混同して使われていたが、県では主峰そのものは「久住山」、山域の場合は「くじゅう連山」の表記を公式としている。阿蘇くじゅう国立公園に含まれる九州随一の人気の山で、ミヤマキリシマの咲く5月中旬~6月中旬頃(年により変動あり)の休日は、牧ノ戸峠からのメインコースに登山者が殺到する。久住山そのものは日帰りで歩ける山だが、九州最高所の温泉、法華院温泉山荘や坊がつるのキャンプ場で一泊すれば、大船山や三俣山にも足を延ばすことができる。くじゅう連山は活火山でもあるので、出かける際は情報収集を怠らないように。

  • 大船山

    標高 1786 m

    大分県西部に位置するくじゅう連山を形成する山のひとつで、ひときわ大きな山容や険しさ、美しさは主峰の久住山に負けない存在感がある。5月中旬~6月中旬頃にかけての大船山から北大船山、平治岳へと続くミヤマキリシマのピンクの海、そして山頂直下にある御池の紅葉はまさに絶景。この時期の休日は登山者がどっと押し寄せる。西の九重町側から坊がつるを経て登ることもできるが、こちらのコースは歩行時間がたいへん長くなるので、南側の池窪から登ったほうがはるかに楽である。池窪登山口までは4月から11月にかけて大船山観光登山バス(要予約。2020年度は運行中止)が運行されており、登山口から山頂まで2時間ほどで登ることができる。池窪登山口への道はこの登山バス専用道路となっているため、池窪登山口を利用する場合は必ず登山バスを利用するようにしよう。

  • 稲星山(大分県)

    標高 1772 m

    稲星山(いなぼしやま)は、大分県竹田市(旧久住町)にあり九重連山を形成する火山。標高1,774m。 九重連山の中でも特に主峰久住山と最高峰中岳に近接しており、久住山の東、中岳の南に位置する。詳細は、久住山を参照。https://yamap.com/mountains/187

  • 星生山

    標高 1762 m

    星生山(ほっしょうざん)は、大分県玖珠郡九重町にあり九重連山を形成する火山である。標高1,762mで、九重町の最高峰である。 1995年(平成7年)10月から1996年(平成8年)4月にかけて、北東側山腹の硫黄山と呼ばれる付近で噴火活動が発生し、噴気や降灰が観測された。これは、九重連山では333年ぶりの噴火にあたる。火山活動に伴う有毒ガスのために、星生山は2002年(平成14年)まで立ち入り禁止とされた。

  • 祖母山

    標高 1756 m

    日本百名山の一峰で、大分県竹田市と豊後大野市、宮崎県高千穂町の境に位置する。山頂には山名の由来となった神武天皇の祖母・豊玉姫の祠が祀られている。遮るもののない大展望が広がる山頂への登山口はいくつもあるが、大分県側の尾平と神原、宮崎県側の北谷がメイン。険しいコースが多い中、北谷から三県境を経由するコースは唯一登りやすい。日帰りでも楽しめる山だが、9合目には避難小屋があるので、小屋泊やテント泊でゆっくりとこの山の時間を楽しむのもよいだろう。体力や日程に余裕があれば、九州の岳人憧れの祖母・傾縦走路にチャレンジしたい。全長約40km・累積標高差約3,500mのハードな道のりだが、山域の奥深さと雄大さに最も触れられる。

  • 三俣山(大分県)

    標高 1744 m

    大分県竹田市と玖珠郡九重町の境界に位置する標高1744 mの火山。くじゅう連山の一座である。九重連山の代表的な登山口である長者原(ちょうじゃばる)から見て正面(南東側)に位置し、どこから見ても3つの峰が見えることからこの名が付いた。しかし実際には本峰、南峰、北峰、西峰の4つの峰から構成され、最高峰の本峰に三等三角点が設置されている。お鉢巡りもでき、ミヤマキリシマや紅葉のシーズンが特におすすめ。北峰の山中に、大鍋、小鍋と呼ばれる2つの火口跡(凹地)を眺めることができる。長者原登山口からスガモリ越コースで頂上まで2時間ほどでたどり着く。法華院温泉山荘にも近いので立ち寄ってみよう。

  • 三俣山(南峰)

    標高 1743 m

    三俣山(本峰1744m)はくじゅう連山の一座で、大分県竹田市と玖珠郡九重町の境界に位置する火山。南峰は標高1743mで、本峰から10分ほどの場所にある。どこから見ても3つの峰が見えることから三俣山という名がついているが、実際は本峰、南峰、北峰、西峰の4つの峰から構成され、お鉢巡りもできる。詳細は、三俣山(本峰)を参照。https://yamap.com/landmarks/22805

  • 白口岳

    標高 1720 m

    玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がるくじゅう連山の一座。稲星山の北東、中岳の東に位置する、標高1720mの山である。近くには中岳や久住山と言った有名峰が連なっており、合わせて縦走されることが多い。どの登山口から登っても、そこそこの歩行時間と体力を必要とするため、しっかりと山行予定を立てよう。坊ガツルからは中岳の横にその勇姿が目立ち、鉾立峠から見上げると迫力満点の山である。見る角度によって美しい円錐形をしており、山頂からはくじゅう連山が一望できる大パノラマが広がっている。白口岳に登る為のルートはいくつもあるが、比較的登りやすいのが牧ノ戸峠からのコース。九州本土の最高峰、中岳や久住山を経由しながら、くじゅうの壮大で素晴らしい景色をより楽しむ事ができる。体力に自信があるという型は鉾立峠からの登山がおすすめ。山頂を見上げる程の急登の稜線が山頂へ伸びており、登山意欲が高揚するはず。

  • 北大船山

    標高 1706 m

    大分県竹田市にあり、九重連山を形成する一座で、標高1706m。九重連山の東部に大船山系と呼ばれる山塊をなし、坊ガツルを挟んで西側の久住山、三俣山等からなる久住山系と対峙する。ミヤマキリシマや紅葉のシーズンは大船山と合わせて登られることが多い。詳細は、大船山を参照。https://yamap.com/landmarks/22823