燧ヶ岳
標高 2356 m
尾瀬ヶ原・尾瀬沼の福島県側に立ち、尾瀬ヶ原西端の至仏山と対峙する。東北以北の山の最高峰で、最初の登頂者とされるのは尾瀬沼東岸に立つ長蔵小屋を造った平野長蔵。長蔵とその長男・長英、孫の長靖たちは何代にもわたって尾瀬の自然を守り続け、尾瀬の自然保護の象徴として知られている。長英の名を冠した長英新道はいまも、尾瀬沼側から山頂へのメインコースとして人気が高い。火山地形の山頂は、最高点の柴安嵓(しばやすぐら)、俎嵓(まないたぐら)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳(※地形図には掲載されていない)の5ピークで形成され、コースは北部の御池からのコースと長英新道がメイン。ただし、いずれも歩行時間は6~7時間となり、それなりの体力・経験が要求される。