群馬の山一覧

  • 浅間山

    標高:2568 m

    • 群馬
    • 長野
    難易度
    1
    体力度
    3

    長野県軽井沢町、御代田町(みよたまち)、群馬県嬬恋村にまたがる成層火山。最高点は釜山(2568m)だが、火山規制によって現在、登れるのは第二外輪山の前掛山(2524m)までだ。ただし噴火警戒レベルが1のときの話で、2に上がった場合は前掛山も登山禁止となる。昔から火山活動が活発な山のひとつで、1783年(天明3)の大噴火では北麓の鎌原村を壊滅させ、下流域にも大きな被害をもたらした。現在も、事前に行政等からの情報収集が欠かせない山だ。前掛山への登山コースは、天狗温泉・浅間山荘~賽ノ河原分岐~前掛山と車坂峠~黒斑山~鋸岳~賽ノ河原分岐~前掛山の2本。賽ノ河原分岐までは噴火警戒レベルが2でも行けるが、2のときは車坂峠から黒斑山か鋸岳往復がおすすめだ。

  • 黒斑山

    標高:2404 m

    • 群馬
    難易度
    1
    体力度
    1

    群馬県と長野県にまたがって位置する山で、浅間山と接しているため、浅間山を見るためにこの山に登る登山者が多い。田中澄江著『花の百名山』では、ヒメシャジンの山として紹介されている。山体の東面が切れ落ちているが、もともとは浅間山の7倍もある成層火山だったものが、その後の噴火による山体崩壊によりできたものとされる。主な登山道は西面の車坂峠からの表コースと中コース。いずれも2時間ほどで山頂に立てる。他に東の火山館から草すべり経由のコースや北面の第一外輪山をたどるコースなどがある。日本百名山登頂では浅間山は前掛山が登山対象となるが、浅間山の噴火警戒レベルが2の場合は、黒斑山が浅間山の登山対象となる。

  • 四阿山

    標高:2354 m

    • 群馬
    難易度
    1
    体力度
    2

    長野県と群馬県の県境に位置し、群馬県側では吾妻山・吾嬬山(あづまやま、または、あがつまやま)ともよばれる。どこから見てもなだらかな山容で、その姿が屋根のように見えることから四阿山の名が付いたといわれる。古い火山で(現在は活火山ではない)、北側の谷にある日本の滝百選の米子大瀑布(よなこだいばくふ)はその名残でもある。山頂へのメインコースは、西麓の菅平高原がスタート地点。菅平牧場(有料)を抜けて、四阿山やその隣にそびえる根子岳をめざす。この根子岳と四阿山の鞍部には大スキマと呼ばれる広い草原があり、ヨーロッパアルプスを思わせる眺めが展開する。群馬県側のパルコールつまごいスキー場のゴンドラ山頂駅からは山頂まで約2時間の最短コースが延びる。

  • 至仏山

    標高:2228 m

    • 群馬
    難易度
    2
    体力度
    2

    尾瀬ヶ原を東に向かって歩くと正面に見える独立峰が燧ヶ岳、振り返って目に飛び込んでくるなだらかな姿の山が至仏山だ。花の名山として知られ、夏にはホソバヒナウスユキソウやオゼソウ、ジョウシュウアズマギクなどの希少種を見ることができる。秋の紅葉期もすばらしい。山頂へは、尾瀬ヶ原の入口でもある鳩待峠から小至仏山を経て山頂を往復するのがメインコース。とはいえ、何度かの登り返しと蛇紋岩の滑りやすい道が続くのでけっこう疲れる。もし日程に余裕があれば、鳩待峠から尾瀬ヶ原にいったん下って山の鼻で1泊ののち、至仏山に直登する東面登山道を登るのがおすすめ。東面登山道は途中から登りの一方通行になるうえ、往復登山のやや味気なさも解消できる。

  • 草津白根山

    標高:2171 m

    • 群馬
    難易度
    1
    体力度
    1

    群馬県西部、草津町と嬬恋村の境界になだらかな姿を見せる活火山。噴火口である湯釜を擁する本来の白根山に、草津という地域名を冠にして草津白根山と呼んでいる。すぐ南には最高点の本白根山(もとしらねさん)があるが、別の山とはせずに、草津白根山の最高峰として表記する場合が多いようだ。東に草津温泉、西に万座温泉と名湯に挟まれ、観光やドライブの立ち寄りスポットとしても人気の場所だったが、近年の活発な火山活動によって登山はもちろん、登山口を走る志賀草津道路(国道292号)は駐車もできない状況となってしまった。とはいえ、コマクサの大群落や弓池のワタスゲ、独特の水の色を持つ湯釜など見どころは多く、火山活動の少しでも早い沈静化を願うばかりだ。

  • 武尊山

    標高:2158 m

    • 群馬
    難易度
    2
    体力度
    3

    群馬県の北部にあり、谷川岳と日光白根山を線でつなげたその中間点にそびえる。穂高岳に読みが似ているため上州武尊山と呼ばれることも多い。すばらしい展望を持ち、初夏~夏は花々に彩られる魅力的な山でありながら、百名山のなかでは知名度が低めで、国内の標高2000m以上の山としては唯一、自然公園に指定されていない山でもある(林野庁の自然休養林には指定)。一見、なだらかな山容をもつが、山上部は鋭い姿の峰が並ぶうえに深い谷が数多く切れ込み、そのせいか、県内ではツキノワグマの生息密度が高い山でもあるそうだ。ヒマラヤで活躍した地元(沼田市)出身の登山家、山田昇氏を顕彰した“上州武尊山スカイビュートレイル140(山田昇メモリアルカップ)”の舞台ともなっている。

  • 皇海山

    標高:2144 m

    • 栃木
    • 群馬
    難易度
    3
    体力度
    4

    群馬県沼田市と栃木県日光市の境界に連なる足尾山地の主峰。アクセスがよくないことから、関東の他の百名山のように登山者がどっと押し寄せることのない静かな山だ。日光開山の祖として知られる勝道上人の弟子たちが平安期から鎌倉期にかけて開山し、江戸時代には庚申山~鋸山~皇海山を歩く“三山駆け”の修行登山が行なわれていたという。登山道もかつては三山駆けと同じコースがメインだったが、沼田市側の林道が通行可能となったことで短縮路に登山者は集中した。しかし2019年の台風によって林道は崩壊し、復旧の見通しはまったく立っていない。その結果、山頂へは庚申山や鋸山を経由しなければならず、避難小屋での宿泊や危険な岩場の通過などが伴う上級者向きの山に戻ってしまった。

  • 平ヶ岳

    標高:2141 m

    • 群馬
    • 新潟
    難易度
    2
    体力度
    3

    新潟県魚沼市と群馬県みなかみ町の境界にあり、昭和40年代に入って初めて登山道が開かれた秘峰。山頂には花咲く高層湿原が広がり、池塘越しに眺めるパノラマもすばらしい。とはいえ、登るのはたいへんだ。桧枝岐村側からの鷹ノ巣コースは往復の純歩行時間が11~12時間。途中に山小屋や避難小屋はなく、山頂にあったテント場も近年、緊急時以外は利用禁止になっている。つまり、このコースタイムで日帰り必須なのだ。ヘッドランプやツエルトなどは必ずにザックに入れておき、さらに日の短い秋の登山は避けるべきだろう。最近は魚沼市側からの中ノ岐コース(往復約6時間)がメインコースとなりつつあるが、登山口への送迎は山麓の宿の宿泊者限定などの条件があるので注意したい。

  • 湯ノ丸山

    標高:2101 m

    • 群馬
    • 長野
    難易度
    1
    体力度
    2

    長野県東御市と群馬県嬬恋村にまたがる湯ノ丸山(標高2,101m)は、春から秋にかけては登山、冬はスノーシューなど年間を通じて楽しめる山だが、とりわけ登山者が多いのが、6月下旬から7月上旬にかけて山腹を染めるレンゲツツジの大群落のころ。湯ノ丸高原(地蔵峠)からのコースは登山口から湯ノ丸山山頂までの標高差が小さく、登山道と並行してリフトもあるので、子ども連れでも安心だ。登り着いた山頂はなだらかで広いので、八ヶ岳や北アルプスを眺めながらお弁当を広げるのによい。山頂の西方には烏帽子岳(標高2,066m)があり、時間に余裕があれば併せて登ってみよう(往復約3時間)。こちらも360度の展望が満喫できる。

  • 仙ノ倉山

    標高:2026 m

    • 群馬
    • 新潟
    難易度
    1
    体力度
    3

    群馬県と新潟県の県境に位置する谷川連峰の最高峰で、日本二百名山に選ばれている。西方の平標山(標高1,984m)と仙ノ倉山をつなぐたおやかな稜線は、見渡す限りのお花畑と笹原が展開し、楽園のような光景を見せる。お花畑には6月上旬から7月上旬にかけて高山植物が咲き、谷に残る雪渓の景色も楽しめる。また、広場のような山頂からの雄大な展望も魅力のひとつ。バス便や駐車場がある平標登山口を早朝に立てば日帰りも可能だが、平標山の南側に平標山乃家(テント泊可)があるので、宿泊してのんびり稜線漫歩を楽しむことをおすすめする。仙ノ倉山から東の谷川岳方面へは起伏のあるダイナミックな縦走が楽しめるが、岩場の通過が伴うだけに上級者向き。