群馬の山
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1〜3群馬県と長野県にまたがって位置する山で、浅間山と接しているため、浅間山を見るためにこの山に登る登山者が多い。田中澄江著『花の百名山』では、ヒメシャジンの山として紹介されている。山体の東面が切れ落ちているが、もともとは浅間山の7倍もある成層火山だったものが、その後の噴火による山体崩壊によりできたものとされる。主な登山道は西面の車坂峠からの表コースと中コース。いずれも2時間ほどで山頂に立てる。他に東の火山館から草すべり経由のコースや北面の第一外輪山をたどるコースなどがある。日本百名山登頂では浅間山は前掛山が登山対象となるが、浅間山の噴火警戒レベルが2の場合は、黒斑山が浅間山の登山対象となる。
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1〜3長野県と群馬県の県境に位置し、群馬県側では吾妻山・吾嬬山(あづまやま、または、あがつまやま)ともよばれる。どこから見てもなだらかな山容で、その姿が屋根のように見えることから四阿山の名が付いたといわれる。古い火山で(現在は活火山ではない)、北側の谷にある日本の滝百選の米子大瀑布(よなこだいばくふ)はその名残でもある。山頂へのメインコースは、西麓の菅平高原がスタート地点。菅平牧場(有料)を抜けて、四阿山やその隣にそびえる根子岳をめざす。この根子岳と四阿山の鞍部には大スキマと呼ばれる広い草原があり、ヨーロッパアルプスを思わせる眺めが展開する。群馬県側のパルコールつまごいスキー場のゴンドラ山頂駅からは山頂まで約2時間の最短コースが延びる。
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1横手山(よこてやま)は、長野県下高井郡山ノ内町と群馬県吾妻郡中之条町との境にある火山である。 標高2,307m。上信越高原国立公園の一部である志賀高原を構成する山の一つであり、志賀高原の南東端に位置する。日本海と太平洋に水を分ける中央分水界上に位置する。 山体は、南側と西側が急斜面をなし、北側と東側は比較的なだらかな傾斜を持つ非対称の形をしている。長野県側の志賀高原は観光地としての開発が進んでおり、群馬県側の草津温泉、万座温泉と国道292号で結ばれている。この国道は横手山の南に位置する渋峠で中央分水界を超えており、この地点が全国の国道の最高地点となっている。これにともない、横手山も、スキー場、リフト設備などによる観光開発が進んでおり、夏冬を問わず、手軽に登れる山となっている。
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2〜4尾瀬ヶ原を東に向かって歩くと正面に見える独立峰が燧ヶ岳、振り返って目に飛び込んでくるなだらかな姿の山が至仏山だ。花の名山として知られ、夏にはホソバヒナウスユキソウやオゼソウ、ジョウシュウアズマギクなどの希少種を見ることができる。秋の紅葉期もすばらしい。山頂へは、尾瀬ヶ原の入口でもある鳩待峠から小至仏山を経て山頂を往復するのがメインコース。とはいえ、何度かの登り返しと蛇紋岩の滑りやすい道が続くのでけっこう疲れる。もし日程に余裕があれば、鳩待峠から尾瀬ヶ原にいったん下って山の鼻で1泊ののち、至仏山に直登する東面登山道を登るのがおすすめ。東面登山道は途中から登りの一方通行になるうえ、往復登山のやや味気なさも解消できる。