雄国沼と猫魔ヶ岳(裏磐梯高原から周回)
磐梯山・雄国山・赤埴山
(福島)
2026年02月21日(土)〜22日(日)
2日間
# 概要
裏磐梯高原ホテルのバス停から459号線を北方面へ1時間弱歩く。雄子沢川を渡ったところで山腹に取り付く。1164ピークに登り、尾根沿いに雄国山まで縦走する。鞍部から雄国沼へ下り、湖畔の雄国沼休憩舎で宿泊。翌朝、沼の西の外輪山を歩き、天狗岩から湖畔へ戻る。樹林を長く歩いて猫石に登り、さらに猫魔ヶ岳へ渡る。東西に走る尾根を磐梯山方面に歩き、八方台から北側へ下る。車道をはずれて樹林を延々歩き、裏磐梯レイクリゾートで行動終了。
# アクセス
+ JR磐越西線 郡山0915発 猪苗代0958着
+ 会津バス 猪苗代駅1020発 裏磐梯高原ホテル1058着
* 裏磐梯レイクリゾート 入浴料1200円
- 会津バス 裏磐梯レイクリゾート1612発 猪苗代駅1655着 30分遅延
- JRバス 道の駅猪苗代1725発 王子2130着 (遅延のため乗車できず)
# 詳細
先週に続いて好天の土日(3連休に気づいてなかった)なので遠征。昨年、強風で現地キャンセルした猫魔ヶ岳に向かった。東北本線は時間ロスが多すぎるので今回は新幹線を使った。在来線だと2時間くらいスタートも遅くなる。混雑する磐越西線で猪苗代に着きバスに乗り換え。こちらはぴったり席が埋まった。終点ひとつ手前の裏磐梯高原ホテルで下車。
ここから車道を50分ほど歩く。同じように前を歩く人がヒッチハイクを試みていたが、いつの間にか見えなくなった。成功したのだろうか。雄子沢登山口からの道は沢沿いだが、冬季限定の尾根を直登する。なかなかの勾配だが、雪が締まっているので10本爪アイゼンでちょうどいい。稜線に出て少し登ると1164mの無名ピーク。磐梯山や、これから向かう雄国山、雄国沼が見通せる。鞍部を通過すると夏道に合流し、平坦な道が続く。スノーシューに履き替えて進む。左右にバランスよく展望がある。雄国山では展望台があるが、登らずとも問題ない。牛殺山との鞍部から雄国沼休憩舎へ下る。ここが今夜の宿。かなり広い。周囲に腰掛があるが、高床はない。テントのアンダーシートを持ってきたのでそれで場所を確保する。最終的には11人になった。夕食を済ませてからさっきの牛殺山まで登って日没を見た。雲がまったくないので焼けることはなかった。2月とは思えないくらい寒くない。日が山陰に沈んでから下り始めても、休憩舎に戻るまでたっぷり残照があった。夜はマイナス2℃くらいまでしか下がらず、冬用シュラフは少しオーバースペックだった。他の人は屋内にテントまで張っていたが。
翌朝は明るくなってから出発。まずは雄国沼の西の稜線を歩く。ここは車道が上がっており夏道は沼側の山腹につけられている。最初は車道の巻道を歩いたが吹きだまっているので尾根を歩いたほうがよさそうだ。天狗岩のところから沼へ下る。これから向かう猫石へは古城ヶ峰などを通っても行けるがずっと樹林に覆われているし、体力的にも厳しそうなのでやめにした。沼回りの湿原帯を通過した後はブナの林の中を歩く。スノーシューハイクに好適な地形だがやや単調で長い。夏道を辿るつもりだが、途中から痕跡がほとんどなくなり、適当に猫石を目指した。直下の急登を制して猫石に登頂。昨日休憩舎で一緒だった人と再会した。やや深い鞍部を通って猫魔ヶ岳へ向かう。このあたり木の密度が高くてまっすぐルートがとれない。猫魔ヶ岳の南北にそれぞれスキー場がある。リフトを使ってここまで来る人も多いようだ。昨年から下りだけの利用ができなくなったらしいが、下りならそう時間はかからないだろう。私は稜線を進む。猫魔ヶ岳から東への下りはやや危なそうに見えたのでここだけピッケルとアイゼンに切り替えたが、雪が柔らかいこともあって見た目ほどではなかった。その後、稜線を乗り越えるリフトをくぐったりしながら東へ進む。このあたりが樹林的には一番雰囲気が良かった。少し下った鞍部が八方台登山口。このまま進むと中ノ湯を経て、磐梯山にも登れるが今回は時間的に不可能だ。後から考えると中ノ湯から銅沼へ下るのがよかったかもしれない。八方台までは車道が来ており、それを辿るのが安全だが、ゴールになるべくまっすぐ向かうよう樹林を抜けることにした。地形図では穏やかに見えるが、微妙なでこぼこがあって意外とてこずった。途中に長い崖地があって下れるか不安だったが、等高線のまばらなところを選んで下った。進むにつれ、ブナ林からアカマツ林に変わり、灌木も増えて困難が増した。最後には踏み抜きも出始めた。裏磐梯スキー場から来る砂利道は雪解けの泥濘となっていた。
バスの時間まで2時間ほどあったので、巨大な宿泊施設の裏磐梯レイクリゾートで入浴。正面入り口はやたら高級感があって物怖じした。日帰り湯はずっと奥のほうで、別の入口から入るのが普通のようだ。そちらの入り口が路線バスの始発乗り場になっている。バスが出発するといきなり渋滞。これが行程の半分くらいまで続き、最終的に30分ほど遅延した。前回スキーシーズン終了直後に来たときはバスが貸し切りだったのとはずいぶんな違いだ。予約していた道の駅猪苗代からのバスに間に合わなかった。乗り継ぎ時間に余裕がないのはわかっていたが、1つ前は3時間ほども早いのだ。出発直前まで安いキャンセル料で解約できたのはありがたいが、在来線では帰れない時間だったので那須塩原まで新幹線を使った。本来乗らずに済むはずだった磐越西線は通勤ラッシュのように混んでいた。最後にケチがついてしまったが、行動中はずっと晴天が続いて十分幸運だった。いちいち取り上げる必要がないほど至る所が展望に恵まれた好ルートだった。