冬の雄国沼BC|ネコママウンテン北エリアから牛殺山・猫魔ヶ岳周遊
磐梯山・雄国山・赤埴山
(福島)
2026年03月01日(日)
日帰り
いつだかの『山と渓谷』で、冬の雄国沼の写真を見かけました。雄国沼といえばニッコウキスゲの群落、「地上の天国」というイメージばかりでしたが、掲載されていた写真の厳かな美しさに心打たれてしまいました。今シーズンは冬が短そうなので、晴れ予報の週末に訪れてみました。
【ルート概要】
冬の雄国沼のメインルートは雄子沢からの周遊ですが、スキーツアーを利用してネコママウンテン北エリアからルートを組んでみました。
○アプローチ
郡山まで新幹線+レンタカー(冬はバスがない)となると結構高く付いちゃいます。どうしたもんかと悩んでいたら、ネコママウンテン(星野リゾートのスキー場)までのツアーを利用すればかなり良い条件で行けることに気付いてしまいました。大宮からなら往復新幹線+リフトで約1.2万円。この時点で既に元が取れてます。恐るべしスキーツアー。郡山ースキー場のバスは事前予約が必要につき少し注意ですが(片道1500円)、東京起点でも総額1.5万円ほどでBCができるので、かなりありがたい価格です。
ちなみにツアーはビッグホリデーの日帰り新幹線ツアーでした。南エリアが玄関なので、北エリアまではリフトを乗り継ぐ必要があります。今回は午後段々と天気が回復する予報で、朝はどんよりだったため、せっかくリフト券もあるのでテキトーにスキーして時間潰し。
そして、スキーツアーでアプローチするともれなくリフトで楽できます笑。今回はネコママウンテン北エリアから登ってみました。昔のゲレンデが自己責任エリアとして解放されているので、人目も気にせず?入山できます。多少の登り返しは必要になりますが、標高差は100mほど。旧ゲレンデトップは桧原湖の景色素晴らしいですし、早速BCをスタートできるのでぜひここまでリフトを復活させて欲しい…!
○旧ゲレンデトップ〜牛殺山
木々の隙間はたまに狭いですが、地形が優しいので気軽に滑れます。結局雲と風で雪面が凍っていたので板が走りましたが、ピーカンだとストップ雪になるかもしれませんね。
雄子沢は夏道の橋でないと渡らないので、ルーファイはそこを狙って滑走すると良いと思います。牛殺山は小屋からシールだけで直登できました。
○牛殺山〜猫魔ヶ岳
沼からまた登るのでシール滑走。雄国沼越しの磐梯山が見れそうなポイントを探しに金沢峠方面に少し南下してます。牛殺山から金沢峠にかけては、冬なら木に邪魔されず眺望楽しめそうな感じでした(雲で景色は分からず😂)
沼まで戻り、今度は大胆に沼を横断してショートカット。だいぶ気温は上がってきており直近で雄国沼上を歩いた記録が乏しかったので少し横断しても大丈夫か迷いましたが、まだ桧原湖で氷上ワカサギ釣りが楽しめるなら雄国沼も凍結してるだろうと敢行。結果全然問題なかったです。もちろん年によって凍結状況は大きく変わると思うので、横断は各自の判断になると思います。渡り切ってからはブナ林をだらだら登ればダイレクトに猫魔ヶ岳なのも良いですね。ただ、猫魔ヶ岳山頂付近(概ね1350m以上のエリア)は灌木の間隔が狭い&稜線も細いでスキーだと結構厳しいです。場合によってはシートラでも良いと思います。
○猫魔ヶ岳〜スキー場
猫魔はスキーの山じゃないですね!笑 相変わらず稜線細いので、ドロップ点(1350m付近)まではスキーは担ぎました。直接ドロップもかなり急傾斜&朝スキー場から斜面を見た感じ少し厳しそうな印象だったので、なるべく短い距離でゲレンデに出れるルートどりにしました。それでも木の間隔もそこまでゆとりなく、先日の雨でカリカリバーンの急斜面が続いたのであまり楽しいドロップではなかったですね…
スキー場に合流してしまえばあとはゲレンデを滑るだけ。登り666mに対し下りは935m、体力的にはなかなかお手軽なBCでした。
結局ずっと雲がかかっていたので、狙いの雄国沼越しの磐梯山は望めずでしたが、花のシーズンにしか訪れたことのない雄国沼の新しい魅力を知ることができてよかったです。ルート自体は歩きやすい(一部滑りづらいですが)のに、人は雄子沢を外すとまったくいない。そんな静かさがたまらなかったですね。それから、久しぶりに地形を見て歩くルートを決める山をやれたので、コンパクトでしたが結構楽しめました。この手軽さで、地形読み、シール滑走、灌木滑りと多様なスタイルが試される雄国沼、歩く山スキーの練習にはいいかもしれませんね。花の山という印象の強い雄国沼ですが、冬もなかなか面白いフィールドでした。