しま山100選

  • 宮之浦岳

    標高 1936 m

    • 鹿児島

    1000m級の山々を40山以上連ね、「洋上アルプス」とも称される鹿児島県の屋久島。その最高峰をして九州最高峰でもあるのが、標高1,936mの宮之浦岳だ。屋久島では、人里から見える比較的沿岸部にある山を「前岳」、人里から見えない島の奥地にある山を「奥岳」と呼ぶが、この宮之浦岳も奥岳のひとつ。人里からその姿を望むことはできない、まさに最奥の山といえる。数ある山頂へのコースのうち、最も登山者が多いのが淀川登山口からの安房歩道。屋久杉やヤクシマシャクナゲ、日本庭園のような高層湿原・花之江河など、屋久島の魅力を凝縮したコースだ。なお、屋久島山中の山小屋はすべて無人小屋のため、テント泊と同様の装備を持参する必要がある。

  • 利尻山

    標高 1721 m

    日本海に浮かぶ利尻島にある利尻山(別名「利尻富士」)は、深田久弥の『日本百名山』の最初に登場する。深田氏は、「島全体が一つの頂点に引きしぼられて天に向かっている。こんなみごとな海上の山は利尻山だけである」と称賛している。山名はアイヌ語の「リ・シリ」(高い島山)の音訳。登山のシーズンは夏。7月から8月にかけては固有の高山植物が開花する。山頂からは360度の眺望が楽しめ、西に沓形の町並み、北には礼文島を望むことができる。その山頂へは大半の登山者が利用する北面からの鴛泊(おしどまり)コースと西面からの沓形コースがあり、山頂直下で合流する。いずれのコースも上部は崩壊が進んでおり、滑落に気を付けたい。

  • 三原山

    標高 758 m

    三原山(みはらやま)は、東京都大島町の伊豆大島にある火山である。最も高い峰は中央火口丘にある標高758mの三原新山で、伊豆大島の最高峰となっている。観光地として火口を周遊する遊歩道なども整備されている。 伊豆大島は玄武岩質マグマの噴出でできた成層火山で、島の中央にあるカルデラは幅2500m、長さ3200mのまゆ型で、複数のカルデラ地形が複合していると考えられている。三原山はそのカルデラ内の南西部に位置する中央火口丘(内輪山)である。 主に玄武岩質マグマスパター、スコリア、火山弾、火山灰の累積から形成されている。カルデラ床からの比高は最大約150m、底径約1.2kmで、径約800mの火口がある。火口内は1986年(昭和61年)に噴火した際の溶岩に埋められて、ほぼ平坦だが、やや南部寄りに径約300m、深さ約200mの竪坑状火孔がある。この火孔は噴火時に溶岩で満たされるが、その後、数年から十数年かけて次第に陥没し、ほぼ同じ規模の火孔が再生することがここ150年ほどの噴火で繰り返されている。

  • 嵩山

    標高 618 m

    その美しい姿から大島富士と敬称される嵩山は、山腹に帯石観音や岩屋権現が祀られるなど、島では古くより畏敬の念を持って親しまれています。 また車での登頂が可能なことから展望台等の施設も充実し、標高618.5mを誇る山頂にはハングライダーやパラグライダーのランチャー台(フライトポイント)も設置されています。 山頂から南側に少し下ると絶景の展望テラスがあり、瀬戸内の多島海や遠く四国の山並みを一望できます。 【所要時間】 嵩山→嘉納山(約95分) 嵩山→岩屋権現登山口(約40分) 嘉納山→嵩山(約90分) 岩屋権現登山口→嵩山(約50分)

  • 大満寺山

    標高 608 m

    大満寺山(だいまんじさん)は、島根県隠岐郡隠岐の島町にある標高607.7メートルの山である。 隠岐諸島の最高峰である。山名は中腹にある寺の名に由来し、隠岐富士の別名がある。中国百名山のひとつで、一帯は大山隠岐国立公園に指定されている。

  • 天上山

    標高 572 m

    天上山(てんじょうさん)は、東京都神津島村の神津島にある火山で、島内の最高峰。 当山は838年7月29日(承和5年7月5日)に始まった噴火で、火砕流・火砕サージを噴出後、火砕丘を形成し、最終的に溶岩ドームを形成したものである。古記録によると関東・中部・近畿地方に降灰し、840年10月(承和7年9月)になっても噴出物はなお高温であったと考えられている。 山頂部は比較的に平坦で、ババ池、不動池、千代池(せんだいいけ)などの池が点在する。この平坦面の南西部には、それぞれ「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる、砂の堆積した地域がある(下の写真で中央の細長い白い部分と、右の白い部分である)。 最高地点は571.8mの三角点であるが、他に、529m、524mなどのピークがある。また、東尾根上に503mの櫛ヶ峰がある。 山頂付近から西南西に向けて神津沢の谷がえぐられており、これによって西斜面は黒島(南)と白島(北)の2つに大きく分けられる。黒島と白島のそれぞれに登山道がある。神津沢は神津島の中心集落の北部、神津島港の南で太平洋に注ぐ。 山頂部には東に2つの展望地があり、その内のひとつは、東京都によって新東京百景に選定されている。展望地からは、伊豆大島、利島、新島、式根島、三宅島、御蔵島などが見渡せる。また、別の場所からは、伊豆半島も望むことができる。

  • 有明山(長崎県)

    標高 558 m

    有明山(ありあけやま)は、長崎県対馬市にある、標高558.09メートルの山。万葉集で「対馬の嶺」と詠まれた山とされる。壱岐対馬国定公園、しま山100選。 対馬の南部に位置する対馬市厳原町国分は、かつて西海道・対馬国の国府が置かれた場所である。有明山はその西方に位置し、山名は有明の月(明け方の月)がかかる山という意味で命名されたものと考えられている。筑紫国(後の筑前国・筑後国、現・福岡県)や壱岐島(一支国、壱岐国、現・壱岐市)から船で対馬国国府の浦を目指すにあたり、その目標とされた山(前山)でもある。 登山口は町なかにある「観光情報館 ふれあい処つしま」(対馬観光物産協会)の近くにあり、そこから清水山を経て2時間ほどで有明山の山頂に至る(道のり約2.9キロメートル)。山頂に三角点(基準点名は「有明山」、等級は一等三角点)が設置されており、標高は558.09メートル、地理院地図上では558.1メートルと記載されている。山体の地質は対州層群の砂岩や頁岩、およびそれらが黒色のホルンフェルスと化したものからなる。 有明山の南麓、8合目に相当する場所に「有明峠」がある。厳原から西に約2.5キロメートル、目掛方面へと越える峠道にあり、有明山の山頂に至る登山道が分岐している。山頂周辺は草原(ススキ)となっており、眺望に優れる。対馬でも登山人気の高い山である。毎年4月はゲンカイツツジやコバノミツバツツジが、5月から6月にかけては山頂のヤマボウシが見頃。有明山の南東側は佐須川の源流域(日掛川)であり、対馬林業公社が所有する「日掛水源の森」として自然環境が保護されている。また、東側の斜面は原始林で覆われており、国の史跡・清水山城および万松院がある。

  • 安満岳

    標高 536 m

    安満岳(やすまんだけ)は、長崎県平戸市の平戸島北西部にある山である。標高530m。平戸市及び平戸島の最高峰である。 自然公園法に基づく西海国立公園の第1種特別地域に指定。 2007年(平成19年)に世界遺産候補長崎の教会群とキリスト教関連遺産を構成する資産「平戸島の聖地と集落(安満岳と周辺、春日集落の棚田及び中江ノ島)」としてユネスコの暫定リストに掲載された。正式推薦を前に世界遺産に求められる完全性としての法的保護根拠に文化財保護法の重要文化的景観が用いられることになり、2010年に「平戸島の文化的景観」の一画に選定された。2018年(平成30年)6月30日に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産登録が決定。 山体は火山岩(凝灰岩類、安山岩等)からなり、山頂部が平らで周囲を急斜面が囲むメサ地形をなす。 山の大部分は照葉樹林に覆われており、イスノキ、アカガシ、スダジイ等がみられる。樹林内には長崎県北部でも有数のバラエティに富んだ多種多様な昆虫が生息している。 山中に平戸市民(島民)の生活水をまかなう箕坪川ダムの供給源である箕坪川の水源地があることから、水源の森として保護されている。

  • 弥山

    標高 535 m

    松島(宮城県)、天橋立(京都府)とともに日本三景に数えられる安芸(広島県)の宮島。朱の大鳥居をシンボルとする厳島神社は、1996(平成8)年に世界文化遺産に登録された。その背後にそびえるのが、島の最高点となる標高535mの弥山だ。ツガやモミ、アカガシなどの原生林に包まれ、巨岩が点在する山頂部には、弘法大師が修行した本堂や1200年もの間炎を燃やし続ける霊火堂などがあり、参拝する人も多い。宮島ロープウェイを利用すれば30分ほどで展望台が建つ山頂だが、海抜0mの宮島桟橋を起点に紅葉谷や大聖院、大元などのコースを登れば、この山の奥深さをより実感できるはずだ。通年登れるが、降雨直後や降雪後は避けたい。

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