07:13
18.6 km
1838 m
初冬の利尻山
利尻山(利尻富士) (北海道)
2023.11.05(日) 日帰り
最寄りの百名山である利尻山の鴛泊ルートに今年2度目のチャレンジ。 登山をはじめるきっかけとなった思い出深い山。 例年だともう積雪してる時期だが、今年は運良くまだそれほど積もっていない。 今回は朝一の稚内発フェリーで利尻島に入り、夕方の最終フェリーで稚内に帰るというなかなかなハードスケジュール。 8時半に鴛泊港に着き、ターミナル前のレンタサイクルで自転車を借りる。こいつを使って港から登山口がある北麓野営場までは悠々と移動...のはずが、ほぼ登り坂で結局手押しで歩くはめに。かっこいいロードバイク、見せ場を作れず...。 ともあれ登山口に着き、自転車を駐めていよいよ登山開始。 登り始めるとさっそく有名な甘露名水がある。 水はこんこんと湧き出ていて、この時期でもまだ凍ってはいなかった。 3合目〜5合目くらいはまだ勾配も緩やか登りやすい。そもそも鴛泊コース自体、整備がとても行き届いていて歩きやすい。 5合目くらいから長官山に向けてやや急坂になり、少し気合を入れる。このあたりで霜柱が目立ちはじめ、ざくざくと踏み進む。 登山口を発ってから約2時間、第一関門の長官山に登頂。それまでまったく見えなかった利尻山の頂がここでいきなり姿を現す。島内には利尻山を望める名所が数多くあるが、個人的にはここ長官山から見る利尻山が一番かっこいいと思う。 長官山で5分ほど小休憩をとり再び登り始める。ここからはいよいよ本格的な急坂だが、山頂が見えるだけでやる気は俄然上がる。雪もうっすら見え始めた登山道をずんずん進む。 9合目を過ぎ山頂間近のガレ場付近で風が強くなる。強風&ガレ場&雪という悪条件トリオの中慎重に歩く。 なんとか強風が収まったと思ったら、気づけばもう山頂。結構必死で歩いていたんだと思う。 山頂はややガスっていたがそれでも礼文島や北海道本島、そして一面の紺青の海を見渡すことができた。やっぱりこの山の眺望は特別だ。 持ってきたパンを食べて急いで下山。普段ならのんびり下山するところだが、今回は帰りのフェリーに間に合うようにほぼ早歩き。時々後ろを振り返ると、山頂は既に雲の中。もう少し登頂が遅ければあの山頂から眺望は見ることができなかっただろう。 難なく登山口まで戻り、あの自転車と再会。朝の手押しの分を取り返すように、下りは実に快速。あっという間にフェリーターミナルに着いてしまう。 自転車君が思いの外頑張ってくれたおかげで、フェリーの出発まで2時間弱暇をもて余す。 ということで急遽近くのペレ岬灯台山も登ってみることにした。頂上からは鴛泊市街地や礼文島が一望できた。 大満足で稚内まで帰る。 まとめ 以前来たときよりもペースがかなり早くなっていて、今年の多くの山行でかなり鍛えられたと感じた。 そして利尻山はやはり最高。来年は沓形コースだ。