活動データ
タイム
20:24
距離
34.6km
のぼり
2642m
くだり
3637m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る時は来た、それだけだ。 満を持してのジャンダルム。 アタック予定の時間帯は雨は降らない予報を信じてスタート。 【1日目】 焼岳登山者駐車場に車を停める。 10:30頃の到着で空きは2台分ほど。 ロープウェイのしらかば駅まで3.6km徒歩。 片道1800円のチケットを購入し、列に並ぶ。 2階建てのロープウェイで、柱の所で揺れるとアナウンスがあったが、さして揺れない感じ。 西穂高口駅は展望台もあり、元々午後は雨予報だったがしばらくは持ちそうだったので、展望台を堪能し、腹ごしらえをして西穂山荘へ向かう。 出発してすぐに寄り道、槍の回廊という真新しい展望デッキがあったので行ってみる。 しかし槍は雲の中。 西穂山荘までは思ったより傾斜がある。 ロープウェイで高度が稼げるので完全に舐めていたw 汗ばみつつ登っていくと西穂山荘が見えた。 え?こんなでかいの!? 思ってたのの倍くらいでかい。 表に回ると写真で見たことのある景色だ。 ここから見えるテン場は5張ほどだった。 人気のテン場と聞いたが思ったより少ない。 13時ジャストに到着したら、まさにその瞬間宿泊者受付を始める放送が入った。 早速列に並びチェックイン。 宿泊者用に充電用の電源タップがあったが、6口だったので早めに充電させてもらう。 部屋は8畳の部屋に5人。 一旦別館や外を偵察しに行くと雨がぱらついてきたので部屋に戻る。 同部屋の方々と山談議に花が咲き、あっという間に夕食の時間。 ボリューミーな夕食が始まると、気象予報士の資格を持った支配人から明日の天気予報があった。 午前中は天気は持つが風が12mくらいまで強くなるかもとのこと。 風は全く意識していなかった🤔 体を持っていかれるような風ではないし、雨や雷が無ければ行けるだろう。 ここで支配人が話し終わる直前にお代わりに立ち一番槍を取るという荒業を披露した。 その後も部屋で登山談義をし、21時頃就寝。 2日目に徳澤ロッジまで降りて、3日目に焼岳に行く、というと皆さん「え?(こいつら頭おかしいのか?)」という反応であるw 我々もそう思う。 明日はいよいよジャンダルムだ。 ※西穂山荘:2食付14000円、au電波状況良好、水無料 【2日目】 4時に出発すべく準備をし、真っ暗の中ほぼ定刻で出発。 序盤からなかなかの勾配だ。 常に石を落とさないよう慎重に行動する。 丸山に差し掛かる頃、東の空の分厚い雲が赤みを帯びる。 奥穂高までは持ってくれよ~☁ 独標も難なく通過する頃、最早ヘッデンは不要な明るさになっていた。 今日はモルゲンはなし! ピラミッドピーク、たぬき岩、チャンピオンピークと順調にこなしていくが、前日教えてもらった通り風が強い。 西穂高岳山頂あたりで撤退の判断をせねばなるまい。 西穂山頂でお待ちかねの朝食タイム。 前日、西穂山荘でおにぎりの具を確認したところ、高菜とゆかりとのこと。 梅干回避のつもりだったが、ゆかりも梅味じゃないか。 出来たら別のなにかに変更できないか聞いたところ、のりたま的なものに変更してくれた。 感謝👏 風を避け岩場でささっと食事を済ませ、相談の結果続行だ! いざ、ジャンダルム。 強めの風のおかげか、ガスや雲を蹴散らしてすっかり太陽が顔をのぞかせていた。 なんと瞬間的にだが、富士山も顔を出した。 気付かぬうちに赤岩岳を通過し、ペイントのみの間ノ岳を越え、噂の逆層スラブへ。 なるほど、登りはなんてことはないが、くだりは気を遣うなぁと考えながら通過。 天狗の頭を越えた頃、先ほど通過した赤岩岳とかの辺りだろうか? 救助と思しきヘリが位置を変え何度もホバリングをしていた。 もっと早い時間、別の区域でもヘリの音がしていた。 遭難か?滑落か?他山の石として注意したい。 ルートを確認しながらさらに先へ。 1つ向こうで2人ほど休憩してる人が居るなぁ~と思ったら天使が見えた。 ついに目前に迫ったジャンダルムに心が躍る😆 サクサク登り、ガスる前になんとか到着! 記念撮影して少しすると槍は隠れ、次第に近場の視界もふさがれていく。 ジャンダルムをたっぷり堪能し、奥穂へ向かう。 この先のウマノセが一番危ないと聞いている(この程度の知識)ので天気が崩れないうちに通過しよう。 名残惜しく、ちょいちょい振り返るがジャンダルムはガスの中☁ 振り返っても仕方ない、前へ。 思ったより早くウマノセの表記があらわれた。 ふむふむ、遠くから見るほどはいかつくないな。 ここを越えればすぐに奥穂だ。 すっかりガスっているが、奥穂は以前晴れを長時間独り占めしたので問題ない。 少し天気待ちをしようか、という話になったが、徳澤まではまだまだ遠いので先を急ぐことにした。 穂高岳山荘でランチ。 坦々麺🍜とカレー🍛が人気らしいので、山小屋では珍しい担々麺をいただく。 道中なんども会った方が追いついてきたので相席で一緒にランチ。 今日、北穂小屋に泊まって大キレットに行くらしい。 たっぷり休憩し、お別れの挨拶をして徳澤へ向かう。 ザイテンをくだり、涸沢小屋を経て、本谷橋、横尾、徳澤。 うーん、長いw 涸沢あたりはもう木々が色づき始めていた。 今日は平日だし、テントも少ないけど、もうじきあふれかえるのだろうか? 涸沢から下は猿が大量発生していた。 どこかから大移動してきたんだろうか? チェックイン予定時間の10分前に徳澤ロッジへ。 コーヒーソフト食べたかったけど、時間がギリだから一旦宿へ。 まぁ戻る気力もないだろうけどw(やはり戻らず) チェックインして早速風呂へ。 山行中にシャンプー、ボディソープを使えるのはありがたい。 大部屋も各ベッドごとにコンセントがあり、充電可。 夕食も豪華だ。 隣になった方とまたまた山談議で盛り上がる。 やはり明日、焼岳だというと「え?」となるw 今日の道中話した方々もやはり同様の反応だった。 今日はハードな一日だった。 youtubeを見ながら寝落ちした。 ※徳澤ロッジ:2食付13000円、au電波状況良好かつwifi完備、水無料 【3日目】 13時から雨予報のため、それまでに下山したい。 5時出発とした。 弁当がずっしりと重いため、ラウンジで食べてから出発する。 中華ちまき、あじは抜群だが外で食べにくいw 食事前と食事後に2枚、おしぼりが付いているのは流石の気遣いだ。 暗い中スタートするもやはり前日の疲れがにじみ出てくる。 それでもなるべくここで稼ぐべく、足を進めていると、こんなところに雷鳥が🐤 えー、こんなところにいるの? 今回はもう見れないと思ってた。 河童橋を渡り、ホテル群を抜け焼岳登山口(上高地側)へ。 ここまで2時間、なげー! なお、浄化センター付近で人間由来の餌に執着した熊の親子が出没しているらしい。 危険だ🐻 登山口から入り、しばらく緩い登りだが、じきに角度が上がっていく。 等高線からするともっと緩いはずなんだが・・・ すぐぶっこわれるらしいハシゴの橋や4連梯子を抜けひたすら登っていくと、緑の屋根の焼岳小屋に到着。 休憩と補給をし、焼岳山頂方面へ。 この辺りから湯気や蒸気が噴き出し、いかにも火山といった様相になってきた。 山頂はもう間近のように見えるがまだまだ遠い。 疲れた体に鞭打って高度を上げていく。 途中、岩盤浴でも出来そうなほど暖かい岩や蒸し風呂でも作れそうな蒸気に触れながら、休み休み高度をあげ、とうとう山頂へ到着した。 雲は多いものの、景色は良好で、新穂高ロープウェイから昨日歩いた場所が見渡せる。 山頂を堪能し、これから3時間のくだりである。 岩がゴロゴロした火山地帯を折り返し、中尾温泉方面へ。 焼岳小屋で聞いた通り、笹が刈ってあってありがたい。 ただ苔生した岩ゾーンが長く続き、滑らないよう注意が必要だ。 途中、白水の滝という落差45mの滝も楽しめるが、樹林帯のためやはし退屈な道中だ。 無心で下り、ほぼ予定通りの時刻に焼岳登山口に降り立った。 貸し切り状態の焼乃湯(500円)で汗を流し、有名らしいひがくの湯と登山者食堂へ。 風呂もこっちで良かったのかもと思いつつメニューを見るとそそられるメニュー群である。 普段、あまり郷土料理を食していないので鶏ちゃん定食と朴葉みそ定食を天秤にかけ、朴葉みそ定食をチョイス。 メニュー的にたんぱく質不足のためプロテインドリンクも付けた。 味もボリュームも満足で、気になるメニューもたくさんある。 再訪したい店となった。 レジ前でナスが売っていて、特大4本で100円の破格とのことで1皿購入し、帰路についた。 今回もハードな山行だったが、大満足の結果だ。 ついに今年一番の目標としていたジャンダルムを制覇し、一端の登山者を気取れるようになったと思う。 個人的には西穂⇒奥穂のコースはアップダウンが多く疲れるものの、気を付ける必要はあれど危険と感じる箇所は無く、とても楽しく登れた😁 高所恐怖症なのにジャンまで付き合ってくれたwasさんに感謝である。 とりあえず高所恐怖症(仮)とかにランクアップしても良いのでは??🤔
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