活動データ
タイム
27:04
距離
51.5km
のぼり
4719m
くだり
4123m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る大峯奥駈道を大峯山寺の戸開け式(山開き)に合わせて歩いて来ました。コースは吉野駅から歩き、奥駈道の中間地点である太古丿辻から前鬼に下るコースです。 熊野本宮を目指す南の奥駈道はテントか小さな小屋泊まりになり、また水場も少なく、私にはちょっとハードルが高いです。それと鬼の末裔とされる方が営む前鬼の小仲坊に泊まってみたいこともありこのコースにしました。 コロナの影響で宿坊、山小屋ともガラガラで少し寂しい感じでしたが、その分快適に過ごせました。また歩いている方も初日の山上ヶ岳の登りと2日目の弥山の登り以外はあまり出会いませんでしたね。 天候は最初の2日間は暑いほどの快晴、最終日は強風吹き荒れる悪天と様々な姿の奥駈道を体験出来て、充分に堪能しました。山道自体は神奈川、東京、長野の山もしくは百名山等のようにキレイに整備されている道を歩き慣れている私にとって、脚にやさしくない道で結構脚に堪えました😅 弥山小屋では行者姿でジャンダルムも征したという強者の行者さんと同室となり、色々なお話しを伺えて楽しかったです。この場を借りてありがとうございました! 最終日の強風と雨の予想には、歩くべきか本当に悩みました。同室の行者さんも一旦下るとおっしゃるし。私も一度は山小屋に停滞して下山しようと考えました。 でもここでやめたら絶対後悔します。強風といっても、この辺は2000mに満たない山々です。森林限界を超していません。ピークは2つだけ。稜線の真上を歩くところはほとんど無く、左右どちらかをトラバースしています。風は西からです。奥駈道は南に向かってます。東側を歩いているなら風は大した事ないはず。なにしろ菅笠と白装束と足袋の行者さんと違って、私はGORE-TEXの帽子、雨具と登山靴です。大丈夫だ😀行こう!←最も危ないパターン😅 最初のピーク、八経ヶ岳はものすごい強風でしたが、思った通り、東側をトラバースするところや森のなかは大した風はありません。しかし奥駈道は西側を歩く方が断然多いんですね。これは辛い😅 2時間ほど歩いた小屋で熊野本宮まで歩く方と出合いました。さらに本宮から歩いて来た方ともすれ違いました。私以外にも歩いている人いるんだと思うと心強く感じました。 無事に釈迦ヶ岳を超え、太古丿辻から前鬼へ下れました。ここからはほぼ無風です。ただこの道は不鮮明なところがあり、結構不安になりましたが、何とか前鬼の小仲坊に到着しました。 小仲坊の方は大阪の自宅から休日と休前日だけこちらに通われています。この日は自宅へ帰る日です。にもかかわらず、たった一人の客である私のために温かいご飯と風呂を沸かして、帰るの待ってもらいました。感謝しかありません。本当にありがとうございました。 なお宿から最寄のバス停前鬼口まで約10km、私の足で2時間40分かかりました。バスは1日1本、平日は7時31分だけです。
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