赤岳(八ヶ岳):ステップアップの冬休み

2023.12.24(日) 2 DAYS

活動データ

タイム

09:04

距離

19.1km

のぼり

1578m

くだり

1577m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 28
休憩時間
5
距離
7.6 km
のぼり / くだり
789 / 60 m
DAY 2
合計時間
6 時間 36
休憩時間
1 時間 3
距離
11.4 km
のぼり / くだり
788 / 1516 m

活動詳細

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長野県から山梨県にかけ、南北30kmに渡って2000m級の峰々を連ねる『八ヶ岳連峰』。全体的にいにしえの火山活動の名残を多く残す一方で、豊かな植生に彩られ、比較的緩やかな山容の北部エリアに、荒々しい急峻な地形の南部エリアと多様性に富んだ山域だ。またロープウェイの整備されたお手軽なルートから、険しい岩稜帯を経て至るピークまで、その山路は実に多彩であり、初心者から上級者まで、幅広い登山者から人気を集めている。中でも、その最高峰として君臨するのが標高2899mの『赤岳』だ。   さて、年の瀬も迫る中、筆者も無事年末年始休暇を迎えることとなった。冬休み初日からしばらくは天候の安定する地域も多いようで、せっかくなので遠征に繰り出したい。そんな中で思い出した『八ヶ岳』は筆者にとってまだまだ未開拓であり、また冬季においても登山者の多いエリアのようだ。そこで、せっかくなら上記の『赤岳』を目指してみようと思い至ったものの、まだまだ冬山初級者である筆者からすれば、厳冬期の同峰は少々野心的な目標となるのも事実。その付近に位置し、難易度も易しい『硫黄岳(2760m)』とどちらにするか、直前まで悩んだものの、最終的には自身のスキルアップを図りたい思いもあって、『赤岳』を目指すことを決意した。   かくして、クリスマスムードに湧く都心からひとり、朝7時ちょうどの特急『あずさ1号』に乗り込み、信濃路へ向かう筆者であった。     <アクセス> ※データは全て令和5年12月24日現在のもの ・往路  09:20 茅野駅バス停(4番乗り場)     アルピコ交通バス 美濃戸口線乗車  09:58 美濃戸口バス停下車      運賃:1500円 ※同路線は現在、土日祝日及び特定日のみの運行となっているため、利用にあたっては公式ウェブサイトをよく確認すること。今回は同様の事情から、復路はタクシーを利用した。 ※この他、無雪期であれば東京から『さわやか信州号』や『毎日あるぺん号』といった夜行バスも利用可能。 ・復路  美濃戸口バス停~茅野駅    アルピコ交通タクシー(約30分)      運賃:約6500円   <記念バッジ> 八ヶ岳山荘、赤岳山荘、および赤岳鉱泉にて購入可能。なおそれ以外の山小屋に関しては調査できていないため不明。   <下山後のいで湯> 今回は利用しなかったが、八ヶ岳山荘にて日帰り入浴が可能(18:00まで)。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) JR茅野駅からバスに乗り換え、終点の『美濃戸口』で下車。同所は『八ヶ岳山荘』という宿泊施設も置かれた、『赤岳』への登山基地である。
山荘前で支度を整え、登山届を投函したら出発だ。
JR茅野駅からバスに乗り換え、終点の『美濃戸口』で下車。同所は『八ヶ岳山荘』という宿泊施設も置かれた、『赤岳』への登山基地である。 山荘前で支度を整え、登山届を投函したら出発だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『美濃戸口』からはしばらく林道歩きが続く。全体的にゆるめの上り坂で、準備運動には丁度いい道程だ。
『美濃戸口』からはしばらく林道歩きが続く。全体的にゆるめの上り坂で、準備運動には丁度いい道程だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 道中、『赤岳山荘』や『美濃戸山荘』といった山小屋が建ち並ぶ一帯へ。また付近には駐車場(有料)も整備されており、ここまで自家用車で乗り付ける登山者も多いようだ。
なお、この先で登山ルートは『北沢コース』と『南沢コース』に分岐しているが、往路では『北沢コース』へ進む。
道中、『赤岳山荘』や『美濃戸山荘』といった山小屋が建ち並ぶ一帯へ。また付近には駐車場(有料)も整備されており、ここまで自家用車で乗り付ける登山者も多いようだ。 なお、この先で登山ルートは『北沢コース』と『南沢コース』に分岐しているが、往路では『北沢コース』へ進む。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そののち、堰提広場を過ぎると林道は終点となり、いよいよ登山道へ進出である。ここからはチェーンスパイクを装着することとした。
そののち、堰提広場を過ぎると林道は終点となり、いよいよ登山道へ進出である。ここからはチェーンスパイクを装着することとした。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『北沢コース』では、幾度となく小橋で沢を渡りながら、木立の中を緩やかに進んでゆく。
『北沢コース』では、幾度となく小橋で沢を渡りながら、木立の中を緩やかに進んでゆく。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 途中、足元がかなりガッツリと凍結している箇所も。しかしながら、幸いスパイクが効かないようなことは無く、特に支障なく突破できた。
途中、足元がかなりガッツリと凍結している箇所も。しかしながら、幸いスパイクが効かないようなことは無く、特に支障なく突破できた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) やがて、『美濃戸口』から3時間ほどで山小屋『赤岳鉱泉』に到着だ。この日は同館へ投宿することとした。
なお『赤岳鉱泉』はその名の通り温泉地であり、お風呂があるのも本館の特徴の一つだが、この時期は残念ながら利用できない。
やがて、『美濃戸口』から3時間ほどで山小屋『赤岳鉱泉』に到着だ。この日は同館へ投宿することとした。 なお『赤岳鉱泉』はその名の通り温泉地であり、お風呂があるのも本館の特徴の一つだが、この時期は残念ながら利用できない。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳鉱泉』到着後、まずは食堂にてお昼を頂くこととした。メニューはラーメン、牛丼やカレーなどがあり、カレーにも幾つかのバリエーションが用意されているが、筆者は写真のビーフカレーを頂いた。
『赤岳鉱泉』到着後、まずは食堂にてお昼を頂くこととした。メニューはラーメン、牛丼やカレーなどがあり、カレーにも幾つかのバリエーションが用意されているが、筆者は写真のビーフカレーを頂いた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳鉱泉』には、『アイスキャンディ』と呼ばれる人工氷瀑も整備されており、アイスクライミングを楽しむことが出来る。ただし今年は暖冬のためか、未だ十分な氷壁の形成には至っていないようだった。
『赤岳鉱泉』には、『アイスキャンディ』と呼ばれる人工氷瀑も整備されており、アイスクライミングを楽しむことが出来る。ただし今年は暖冬のためか、未だ十分な氷壁の形成には至っていないようだった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳鉱泉』の寝床は写真のような大広間で、この日はすいていたこともあって非常にゆったりと寛ぐことが出来た。
この他、同館には個室も用意されており、別料金にて利用可能。和室のほか、ベッドの置かれた洋室もあるそうな。
『赤岳鉱泉』の寝床は写真のような大広間で、この日はすいていたこともあって非常にゆったりと寛ぐことが出来た。 この他、同館には個室も用意されており、別料金にて利用可能。和室のほか、ベッドの置かれた洋室もあるそうな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) また、館内にはMAMMUTやMILLETの展示コーナーも。その他、談話室には漫画や本などもかなり充実していた。
また、館内にはMAMMUTやMILLETの展示コーナーも。その他、談話室には漫画や本などもかなり充実していた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 午後のひと時をのんびりと過ごしたのち夕食の時間へ。『赤岳鉱泉』ではステーキが名物料理となっているが、この日のメニューは煮物と焼き魚であった。
午後のひと時をのんびりと過ごしたのち夕食の時間へ。『赤岳鉱泉』ではステーキが名物料理となっているが、この日のメニューは煮物と焼き魚であった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 翌朝は5時半過ぎに起床。朝食を頂いたのち支度を整え、7時前に『赤岳鉱泉』を出立。ここからはチェーンスパイクではなく、12本爪のアイゼンを装着だ。
翌朝は5時半過ぎに起床。朝食を頂いたのち支度を整え、7時前に『赤岳鉱泉』を出立。ここからはチェーンスパイクではなく、12本爪のアイゼンを装着だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳鉱泉』から先は、やや急な上り坂に入る。なおこの登山道の階段部分の整備にはMAMMUTが協力しているそうで、木製のステップには象のマークが取り付けられている。
『赤岳鉱泉』から先は、やや急な上り坂に入る。なおこの登山道の階段部分の整備にはMAMMUTが協力しているそうで、木製のステップには象のマークが取り付けられている。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) いったん峠を越えて少し下ると、次なるチェックポイントである『行者小屋』へ。本館も『赤岳鉱泉』と同じグループの経営だが、こちらは冬季は年末年始の営業のみとなっている。
いったん峠を越えて少し下ると、次なるチェックポイントである『行者小屋』へ。本館も『赤岳鉱泉』と同じグループの経営だが、こちらは冬季は年末年始の営業のみとなっている。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『行者小屋』前からは『赤岳』をはじめ、周辺の『阿弥陀岳(2805m)』や『横岳(2829m)』などを望むことが出来る。
これから目指す『赤岳』の姿を見上げつつ一休みしたら、再び出発だ。
『行者小屋』前からは『赤岳』をはじめ、周辺の『阿弥陀岳(2805m)』や『横岳(2829m)』などを望むことが出来る。 これから目指す『赤岳』の姿を見上げつつ一休みしたら、再び出発だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『行者小屋』から『赤岳』への登山道としては『地蔵尾根』と『文三郎尾根』の二つのルートが存在するが、往路では前者を辿ることとした。小屋前から再度木立の中へ入ると、次第に足元は急坂となる。
『行者小屋』から『赤岳』への登山道としては『地蔵尾根』と『文三郎尾根』の二つのルートが存在するが、往路では前者を辿ることとした。小屋前から再度木立の中へ入ると、次第に足元は急坂となる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 更に急峻な箇所には金属製の階段も設置されているが、アイゼンを装着した状態では足運びに注意が必要だ。
なお、降雪の状態によっては完全に埋まってしまうこともあるそうな。
更に急峻な箇所には金属製の階段も設置されているが、アイゼンを装着した状態では足運びに注意が必要だ。 なお、降雪の状態によっては完全に埋まってしまうこともあるそうな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この日は、例年の同時期と比較しても積雪は少なめなようで、雪面に岩肌が覗く箇所も多かった。
なお、筆者は『地蔵尾根』の途中までトレッキングポールを使用したが、道中、安全にザックを下ろして装備を変更できる箇所が非常に少ないため、『行者小屋』に着いた時点でピッケルに持ち替え、ヘルメットもかぶっておいた方が良さそうである。
この日は、例年の同時期と比較しても積雪は少なめなようで、雪面に岩肌が覗く箇所も多かった。 なお、筆者は『地蔵尾根』の途中までトレッキングポールを使用したが、道中、安全にザックを下ろして装備を変更できる箇所が非常に少ないため、『行者小屋』に着いた時点でピッケルに持ち替え、ヘルメットもかぶっておいた方が良さそうである。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『地蔵尾根』にはその名の通り、道中にお地蔵様の姿も。山路もますます険しくなる中、ここから先の山行の無事を祈願せずにはいられなかった。
『地蔵尾根』にはその名の通り、道中にお地蔵様の姿も。山路もますます険しくなる中、ここから先の山行の無事を祈願せずにはいられなかった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 引き続き、急な岩稜帯の登りは続く。積雪とのミックス帯はアイゼン歩行時の難関だが、一歩一歩慎重に登り詰めてゆく。
引き続き、急な岩稜帯の登りは続く。積雪とのミックス帯はアイゼン歩行時の難関だが、一歩一歩慎重に登り詰めてゆく。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 辛抱強く登り続けると、やがて右手に『赤岳』への主稜線が見えてくる。ここまで来れば、急坂もあと少しだ。
辛抱強く登り続けると、やがて右手に『赤岳』への主稜線が見えてくる。ここまで来れば、急坂もあと少しだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そののち、『地蔵の頭』と呼ばれる地点で『地蔵尾根』は主稜線に突き当たる。道標の傍らに佇むお地蔵さまに手を合わせたら、いよいよ『赤岳』への道程はクライマックスだ。
そののち、『地蔵の頭』と呼ばれる地点で『地蔵尾根』は主稜線に突き当たる。道標の傍らに佇むお地蔵さまに手を合わせたら、いよいよ『赤岳』への道程はクライマックスだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『地蔵の頭』から右手に折れ、『赤岳』山頂への最後の登りに入る。写真中央付近に見える山小屋は『赤岳天望荘』。こちらも基本的に無雪期のみの営業だが、この日は年末年始シーズンに合わせて特別営業を行っていた。
『地蔵の頭』から右手に折れ、『赤岳』山頂への最後の登りに入る。写真中央付近に見える山小屋は『赤岳天望荘』。こちらも基本的に無雪期のみの営業だが、この日は年末年始シーズンに合わせて特別営業を行っていた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳天望荘』を過ぎ、山頂が近づくと若干の急斜面に。引き続き足元に注意は必要だが、これまでの道程を思い起こせば、どうということは無い。
『赤岳天望荘』を過ぎ、山頂が近づくと若干の急斜面に。引き続き足元に注意は必要だが、これまでの道程を思い起こせば、どうということは無い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳』の山頂手前には『赤岳頂上山荘』が建っている。こちらは冬季の営業は行っていないようだ。
『赤岳』の山頂手前には『赤岳頂上山荘』が建っている。こちらは冬季の営業は行っていないようだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳頂上山荘』前から振り返って見た景色。写真右のゴツゴツとしたピークは『横岳(2829m)』、左奥のなだらかな頂は『硫黄岳(2760m)』。
『赤岳頂上山荘』前から振り返って見た景色。写真右のゴツゴツとしたピークは『横岳(2829m)』、左奥のなだらかな頂は『硫黄岳(2760m)』。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『赤岳頂上山荘』を過ぎれば、いよいよ念願の『赤岳』に登頂である。まずは山頂に祀られた祠に、無事の登頂に感謝し手を合わせた。
『赤岳頂上山荘』を過ぎれば、いよいよ念願の『赤岳』に登頂である。まずは山頂に祀られた祠に、無事の登頂に感謝し手を合わせた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 山頂周辺ではかなり風が強かったものの抜群の晴れ模様で、周囲には360度の大展望が開けていた。
写真は南側に望む、富士山の姿。
山頂周辺ではかなり風が強かったものの抜群の晴れ模様で、周囲には360度の大展望が開けていた。 写真は南側に望む、富士山の姿。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) こちらは南西方面。手前側の双耳峰のようなピークは『権現岳(2715m)』。その奥に見える山稜は南アルプスこと『赤石山脈』。
こちらは南西方面。手前側の双耳峰のようなピークは『権現岳(2715m)』。その奥に見える山稜は南アルプスこと『赤石山脈』。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 続いて西側の眺め。写真奥の山稜は中央アルプスこと『木曽山脈』だ。
続いて西側の眺め。写真奥の山稜は中央アルプスこと『木曽山脈』だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ちなみに、この時の山頂の気温はー10℃以下であったが、この環境下でも筆者のミラーレス一眼カメラ(FUJIFILM X-T4)は問題なく動作した。このカメラは防塵防滴性能のほか、ー10℃でも使用可能な点も購入する際のキーポイントとなったが、今回の山行ではそのカタログスペックに違わぬ実力を発揮してくれた形となった。
ちなみに、この時の山頂の気温はー10℃以下であったが、この環境下でも筆者のミラーレス一眼カメラ(FUJIFILM X-T4)は問題なく動作した。このカメラは防塵防滴性能のほか、ー10℃でも使用可能な点も購入する際のキーポイントとなったが、今回の山行ではそのカタログスペックに違わぬ実力を発揮してくれた形となった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ひとしきり見晴らしを堪能したのち、名残惜しいが下山の途へ。下山に当たっては、往路とは異なる『文三郎尾根』コースを利用することとしたが、こちらもしばらくは急峻な岩稜帯であり、下りではかなりの慎重さが求められた。
ひとしきり見晴らしを堪能したのち、名残惜しいが下山の途へ。下山に当たっては、往路とは異なる『文三郎尾根』コースを利用することとしたが、こちらもしばらくは急峻な岩稜帯であり、下りではかなりの慎重さが求められた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) テクニカルな一帯をどうにか下りきると、別の尾根への分岐点にさしかかるので、ここを右折。写真奥にそびえるのは『阿弥陀岳(2805m)』。
テクニカルな一帯をどうにか下りきると、別の尾根への分岐点にさしかかるので、ここを右折。写真奥にそびえるのは『阿弥陀岳(2805m)』。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) その後も、先程までのような険しい箇所は少ないものの、急な下り坂がしばらく続く形となる。
その後も、先程までのような険しい箇所は少ないものの、急な下り坂がしばらく続く形となる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 森林限界の下に入り、やがて足元が緩やかになると、次の分岐点へ。ここを右手へ進めば、往路でも訪ねた『行者小屋』まであと少しだ。
森林限界の下に入り、やがて足元が緩やかになると、次の分岐点へ。ここを右手へ進めば、往路でも訪ねた『行者小屋』まであと少しだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そののち、『行者小屋』へ無事帰還。ここでヘルメットやアイゼン、ピッケルを仕舞って再びチェーンスパイクに履き替え、引き続き『美濃戸口』への下山を目指す。
そののち、『行者小屋』へ無事帰還。ここでヘルメットやアイゼン、ピッケルを仕舞って再びチェーンスパイクに履き替え、引き続き『美濃戸口』への下山を目指す。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 『行者小屋』から先は、『美濃戸口』を直接目指すことのできる『南沢コース』を辿ることとした。歩き始めは、比較的開けた沢沿いの道程となる。
『行者小屋』から先は、『美濃戸口』を直接目指すことのできる『南沢コース』を辿ることとした。歩き始めは、比較的開けた沢沿いの道程となる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) しかしながら、少し進むとその先には、時折岩場も現れるようになる。それほど難しい箇所はないものの、間抜けにも筆者は、後は平坦で楽な道程だと思い込んでいただけに、若干ウンザリさせられることとなった。
しかしながら、少し進むとその先には、時折岩場も現れるようになる。それほど難しい箇所はないものの、間抜けにも筆者は、後は平坦で楽な道程だと思い込んでいただけに、若干ウンザリさせられることとなった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 途中、道端には山神様を祀った小さな石碑が。ここでも、下山までの無事をお祈りしておいた。
途中、道端には山神様を祀った小さな石碑が。ここでも、下山までの無事をお祈りしておいた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) やがて足元の雪もまばらになってきたため、チェーンスパイクも外して進むこととした。引き続き、『南沢コース』の出口を目指し、ひたすら無心で下ってゆく。
やがて足元の雪もまばらになってきたため、チェーンスパイクも外して進むこととした。引き続き、『南沢コース』の出口を目指し、ひたすら無心で下ってゆく。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) やがて足元がやや緩やかになったのち、堰提の端を階段で超えると、『美濃戸山荘』前でようやく最初の林道に合流だ。
やがて足元がやや緩やかになったのち、堰提の端を階段で超えると、『美濃戸山荘』前でようやく最初の林道に合流だ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) その後は林道をのんびりと歩けば、『美濃戸口』へ下山完了である。
ちなみに今回は利用しなかったが、同所の『八ヶ岳山荘』では日帰り入浴も受け付けているようだ。
その後は林道をのんびりと歩けば、『美濃戸口』へ下山完了である。 ちなみに今回は利用しなかったが、同所の『八ヶ岳山荘』では日帰り入浴も受け付けているようだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 下山後は、『美濃戸口』の傍にある『J&N』というレストランに立ち寄ってみることとした。周囲の自然に調和した素敵な出で立ちで、前日ここへ訪れた時から気になっていたのだ。
下山後は、『美濃戸口』の傍にある『J&N』というレストランに立ち寄ってみることとした。周囲の自然に調和した素敵な出で立ちで、前日ここへ訪れた時から気になっていたのだ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 同店は登山の好きな御夫妻が、登山の始まりと終わりにこんなお店があったらいいなというコンセプトで開業されたそうで、店内も登山者に心地よさを感じさせてくれる装いだ。
筆者は写真のビーフカレーを注文。ホロホロに煮込まれた牛肉と深みのある辛さのカレールゥが絶妙な逸品である。
ちなみに前日の昼食もカレーであったが、それでもなお筆者はカレーを食べたい気分だった次第。
同店は登山の好きな御夫妻が、登山の始まりと終わりにこんなお店があったらいいなというコンセプトで開業されたそうで、店内も登山者に心地よさを感じさせてくれる装いだ。 筆者は写真のビーフカレーを注文。ホロホロに煮込まれた牛肉と深みのある辛さのカレールゥが絶妙な逸品である。 ちなみに前日の昼食もカレーであったが、それでもなお筆者はカレーを食べたい気分だった次第。

活動の装備

  • 富士フイルム(FUJIFILM)
    フジノンレンズ XF16-80mmF4 R OIS WR
  • 富士フイルム(FUJIFILM)
    ミラーレス一眼カメラ X-T4 シルバー X-T4-S

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