西丹沢ロングトレイル 畦ヶ丸~加入道山~大室山~犬越路~檜洞丸, ソロ/日帰り

2021.05.29(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 30
休憩時間
1 時間 8
距離
22.0 km
のぼり / くだり
2331 / 2331 m
27
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活動詳細

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先日は西丹沢の畦ヶ丸から大室山を経て檜洞丸まで周回登山してきました!🏃‍♂️ 距離21.6km、高低差2400m以上もあるロングコースで、皇海山クラシックコースの練習にとロングトレイルに挑戦してきました! 標準CTだと休憩含めず14時間40分掛かるコースですが、8時間45分(+休憩時間)で周回することができました!!👍 当初計画を立てたときは通りたかった道が歩行含め通行止めになっていたため、通行止め地帯をぐるりと迂回する感じでコースメイキングしました。🤔 自己責任の範囲ですが、実際は気を付けて歩けば通ることができる様で、白石峠や犬越路でたくさんにハイカーと合いました。 天気は早朝から午前中までは霧が掛かっていましたが、犬越路に着く頃には晴れて綺麗な富士山を望むことができました。😊 犬越路から小笄と大笄を越えると矢駄尾根に出ますが、ここから檜洞丸までの登り坂で富士山と西丹沢側を一望できるポイントがあります。この時には残念ながら少し雲が掛かり始めてしまい富士山は雲に隠れてしまいました。 ただ、檜洞丸周辺に沢山咲いていたシロヤシオやトウゴクミツバミツバツツジがとてもキレイで、このロングトレイルでやっとシロヤシオを見ることができたのでとても満足でした。😃 ▼アクセス (マイカー) 西丹沢ビジターセンターの駐車場はこの時期でも5時過ぎるとで満車になります。駐車場に到着したと頃にはすでに80%程度埋まっていました。どうしてもVCの無料駐車場を利用したい場合は4時前に着くように計画した方が良いですが、VC駐車場が利用できない場合は、すぐ近くにあるウェルキャンプの有料駐車場を利用することができます。早朝はキャンプ場の窓口開いてないので帰宅時に料金を払います。 ちなみにVCにはバス停もあるので公共交通機関を利用することもできますが、バスを利用する場合早朝から出発は厳しいと思います。 ▼~畦ヶ丸(あぜがまる) 畦ヶ丸の登山口は西丹沢VCの駐車場から西沢の吊橋を渡った先にあります。このコースは沢の上流まで沢の傍を通ります。この沢はよく氾濫するので木橋がしょっちゅう破壊されています。沢の流れが急なポイントを渡渉するが多く、大雨・台風などの災害で崩落しているところもあります。そのため、とても道迷いしやすくなっています。崩落した箇所を迂回したことで少し道迷いしました。😓ピンクテープなどの目印も無いので、GPS付きの地図を持っていない場合は要注意です。🤔 本棚沢の上流を過ぎると急登地帯に入ります。善六のタワから先は木の階段で整備されている尾根道を登っていきます。道は解りやすいですが、人気が無くあちこちから動物の鳴き声がして不安になります。😱 数年前の同時期に畦ヶ丸に登った時は、山頂付近にシロヤシオが沢山咲いていましたが今回は全く咲いてませんでした。散ってしまったかは不明です。 畦ヶ丸の山頂は木に覆われていて展望はありませんが、キレイなベンチが設置されています。また数メートル進んだ先に最近改築した避難小屋があるので、休憩する場合は避難小屋の方が良いと思います。 畦ヶ丸は山梨の道志側から登る人が多く、こちらの方が圧倒的に整備されているので畦ヶ丸に登る際は道志側から登ることを強くオススメします。 ▼~加入道山(かにゅうどうやま) 畦ヶ丸から加入道山(かにゅうどうやま)までは小さなピークを複数越えていきます。ヤセ尾根が少しあるくらいで危険個所は殆どありません。晴れていれば左手側に富士山🗻を見ることができます。各ピーク地点に小さなベンチが設置されていますが、分岐の白石峠には何もないので休憩する場合は手前の水晶沢ノ頭辺りが良いと思います。白石峠から加入道山の山頂は少し急坂です。 加入道山の山頂でこの日初めてハイカーとすれ違いました。時間が早すぎたせいもありますが、如何に西丹沢から畦ヶ丸の道がマイナーなのか改めて思い知らされました。 加入道山の山頂は少し開けていて、複数のベンチと避難小屋があります。用木沢出合から白石峠を経て加入道山に登るハイカーと大室山側から縦走してくるハイカーが多いポイントです。 ▼~大室山 加入道山から大室山まではよく整備されていて歩き慣らされています。前室山の山頂は特に何もなく山頂の標が解りにくいので素通りしてしまう人も多いと思います。 破風口まで下ると大室山手前の西ノ肩まで登り坂になりますが、加入道山の登り坂の方がキツかった印象があります。 大室山の山頂は木に覆われていて特に何もありません。ベンチなども無いので西ノ肩まで戻って休憩した方が良いと思います。 遠くから眺めると良い山ですが、登ってみると何もないので調子狂うと思います。 ▼~犬越路(いぬこえじ) 大室山から犬越路までは良く整備されていますが、550m以上標高差がある急坂です。犬越路から大室山に登るハイカーが多いため、木階段等でよく整備されています。眺めが良く富士山を一望するところがあります。🗻 犬越路は峠です。ピーク地点ではありません。大室山と檜洞丸の中間にある峠で休憩しているハイカーが多いポイントです。峠に避難小屋もあります。峠ですが見晴らしが良く眼下の用木沢や大室山、檜洞丸など見渡すことができます。 ▼~檜洞丸(ひのきぼらまる) 犬越路から檜洞丸までは難所があります。小笄(ここうげ)、大笄(おおこうげ)、熊笹ノ峰など複数のピークを越え、岩場と高低差のある鎖場を通る必要があります。犬越路から距離3.5km、上り標高差733m、下り標高差190mあるかなり登り堪えのあるコースです。 用木沢出合からならまだしも、この日は畦ヶ丸から縦走してきたので流石に体力、足腰共に悲鳴上げてきました。😰 鎖場を乗り越えて大笄のピークを過ぎると神ノ川乗越の分岐点に着きます。見晴らしの良い峠でベンチが設置されています。ここで体力を回復し、檜洞丸に向かいます!🏃‍♂️ 檜洞丸までは木の階段で整備されていて歩きやすくなっています。この稜線はとても見晴らしが良く西丹沢一体と富士山を一望することができ、山頂付近に沢山のシロヤシオやトウゴクミツバミツバツツジが咲いています。残念ながら富士山は雲に隠れてしまいましたが、絶景とシロヤシオを見ることができ疲れが吹っ飛びました。😊 檜洞丸の山頂は広々としていてこの日は多くのハイカーで賑わっていました。山頂は木に覆われているところが多いので、絶景見ながら休憩できるポイントは少ないです。反対側は丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳が見えます。蛭ヶ岳も何度か登頂していますが、檜洞丸側からまだ登ったことないので今度挑戦してみたいと思います。👍 ▼~ゴーラ沢出合 (下山) 下山は檜洞丸からゴーラ沢出合を経て、西丹沢ビジターセンターに戻ります。檜洞丸の山頂付近は綺麗な木階段で整備されていて歩きやすくなっています。途中に展望地がありますが、木に覆われているので何も見えません。以前通った時は木の間から富士山見ることができました。 ゴーラ沢出合までは樹林帯の急坂を下っていきます。どんどん下っていくと木の間から白い沢が見えてきますが、ゴーラ沢出合はまだまだ先です。 ゴーラ沢出合は広々とした沢で沢の流れはそれ程強くありませんが沢に橋が架かっていないので徒歩で渡る必要があります。※悪天候後は要注意です。というか大雨・台風後に西丹沢に行くのは止めた方が賢明です。 沢を無事渡るとツツジ新道を通るか西丹沢ビジターセンターに直接行く道に出ます。ここまで来ると急坂は無いので、後は綺麗な沢を見て余韻に浸りながら歩くと良いと思います。 今回は元々予定していた皇海山クラシックコース・ソロ日帰りの予定が天気の様子が変わったので、急遽予定を変更し西丹沢エリアをロングトレイルすることにしました。 10時間以上掛かるコースは途中のエネルギー摂取、行動食、休憩、時間調整など気にすべき大事なポイントが多くなります。 今回のトレイルで改めて実践確認できたので、今後のロングトレイルの参考となりました。 西丹沢は大山や塔ノ岳の表丹沢と異なり、ハイカーが少なく非常に静かで自然が美しいところです。 特にこの時期は富士山や丹沢の展望や、シロヤシオやヤマツツジ、ミツバミツバツツジがキレイでオススメです。 大雨や悪天候に弱いのが難ですが、檜洞丸や大室山など有名な山の登山道は良く整備されているので登りやすくなっています。 一方、知名度が低い山の登山道は県の予算の都合上、未整備なところが多く道迷いしやすくなっています。未だに崩落が修復されていないところも多いです。 他のハイカーの登山記録などご参考に、ぜひチャレンジしてみてください!!👍

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