活動データ
タイム
81:41
距離
186.4km
のぼり
12415m
くだり
12435m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る昨年のGWに葛城修験・経塚巡りバッジ取得の縦走をしましたが、 https://yamap.com/activities/31423344 この年末年始に前回回りきれなかった11の経塚を回ってきました。 暖かい前回と異なり低山とは言え寒波の影響もある真冬のこの時期、 冬用シュラフと8日分の食料、金剛山のことを考えてチェーンスパイクが嵩む。 出発する数日前に寒波の影響で金剛山系にも雪が降ったようなので6本爪を追加。 出発時ザック重量は22kg程度。これを背負って歩き通せるのか不安しかありませんでした。 出発前は雪も混じる天気予報でしたが、年末年始で休業の施設もあり日程は動かせず決行。 結果好転し5日目に小雨に降られたものの全日晴れ間に恵まれした。 また全日強風予報でしたが、初日のみ海風が強かったものの 以降は稜線上は風が吹いていましたが一番危惧していた金剛山はほぼ無風で助かりました。 積雪も金剛山のみチェーンスパイクを装着しましたが、他は滑り止めは不要でした。 0日目 12/26(木) 東海道新幹線 東京 18:51 → 新大阪 21:21 OsakaMetro御堂筋線 新大阪 21:34 → なんば 21:49 南海特急 なんば 22:10 → 和歌山市 23:09 1日目 12/27(金) 晴れ 南海線 和歌山市 05:09 → 孝子 05:18 孝子駅→学文字山→みさき公園駅→飯盛山→大福山(第三経塚(1))→鳥取池園地泊 2日目 12/28(土) 晴れ(朝に霰) →雲山峰(第三経塚(2))→山中渓駅→四石山→信達金熊寺→お菊山→笹峠→紀泉わいわい村泊 3日目 12/29(日) 晴れ(朝に霰) →城ヶ峰→犬鳴山→七宝龍寺→経塚権現山(第八経塚)→大ダワ→和泉葛城山(第九経塚)→蕎原・山の神キャンプ場泊 4日目 12/30(月) 晴れ →和泉葛城山→七越峠(第十一経塚)→槙尾山施福寺→滝畑・TRAY BASEキャンプ場泊 5日目 12/31(火) 曇り→小雨→晴れ →第十五経塚→岩湧寺→第十六経塚→天見駅→岩瀬経塚山(第十八経塚)→太井→金剛山登山口 6日目 1/1(水) 快晴 →金剛山→湧出岳(第二十一経塚)→水分神社(第二十二経塚)→水越峠→青崩→大和葛城山→葛城高原キャンプ場泊 7日目 1/2(木) 快晴 →岩橋山→高貴寺(第二十五経塚)→平石峠(第二十四経塚)→二上山(第二十六経塚)→大阪山口神社(第二十七経塚) →鈍鶴峯→明神山(第二十八経塚(1))→亀の瀬龍王社(第二十八経塚(2))→河内堅上駅 JR大和路線 河内堅上 17:42→ 志紀 17:50 1日目 12/27(金) 晴れ 和歌山に前乗りし始発で孝子駅スタート。 高仙寺経由で紀泉アルプス入りするのが最短ですが、そちらは前回に歩いているので 今回は紀泉アルプスバッジ取得のためにみさき公園駅から飯盛山に登ることとし、 その前段として学文字山経由でみさき公園駅まで歩くこととしました。 歩きやすい道なのですが、ザックの重さでなかなか進めない。 低山なのですが、稜線上は海風が強く吹き付ける。 モーメントでシルベ(ベスト)をお勧めしておいて何ですが、 今回はほぼこの調子だったのでクイックハラマキOctaが丁度よかったです。 何とか大福山(第三経塚(2))・爼石山を経て泊地の鳥取池園地に下って初日は終了。 鳥取池園地の宿泊可能日が12/27~28までなのでギリギリでした。 2日目 12/28(土) 晴れ(朝に霰) 雲山峰(第三経塚(1))を経て山中渓駅へ。雲が多いながらも見通しはいい日。 と思いきや夜明け後霰がぱらつく。紀泉アルプスは相変わらず歩きやすい。 九時半開場のわんぱく王国を通って四石山へ。 ここの年内営業が12/28までなのでここもギリギリでした。 四石山まではアップダウンはあるものの歩きやすい道。 ここから信達金熊寺までのルートが目印こそ多いもののなかなか険しいバリルート。 特に最後急坂を下ったと思ったら、羊歯が繁茂する急坂を登り返し 荒れた沢沿いの道を進むこととなりコースタイム通りに進めない。 金熊寺に寄る余裕はないのでそのままお菊山へ。 地元の人が休む山頂に到着したら、緩やかなアップダウンの続く稜線を歩いて 笹峠から泊地の紀泉わいわい村へ。2回目。 前回はフリーテントサイトが準備中でしたが、今回はオープンしていました。 また運営主体が変わったばかりであまり認知されていなかったのか宿泊者は殆どいませんでしたが、 今回は古民家は全て埋まっていました。 3日目 12/29(日) 晴れ(朝に霰) 当初は梵天山に登ってから笹峠に向かう予定でしたが計画を見直し。直接笹峠に向かうこととする。 笹峠から城ヶ峯に登る。標高差の割りには急坂が多い。この日も夜明け後に霰がぱらつく。 城ヶ峯から三峰山は意外と歩きやすかったものの、ここからの下山路が急坂後荒れた沢沿いの道。 階段はあったので大水で荒れてしまったのでしょう。お勧めできません。 林道に出たら後は下って犬鳴山温泉。七宝龍寺まで参道を歩く。 犬鳴山の山内には葛城二十八宿の縮版があり山内巡礼ができます。 経塚権現山(第八経塚)までひたすら急坂。大天上ヶ岳を経て大タワまで細い道。 以降ハイランドパーク粉川を経て和泉葛城山(第九経塚)まで車道歩き。 貝塚市蕎原にAコースで下り山の神キャンプ場泊。この日は貝塚いぶき温泉で入浴しました。 4日目 12/30(月) 晴れ 前回と同じ光滝寺キャンプ場を宿泊地にしようとするも、冬季閉鎖のために滝畑ダム下流滝尻のキャンプ場に変更。 Bコースで和泉葛城山に600m程登り返す。この日も雲が多いながらも見通しはいい。 鍋谷峠に下り、三国山地トレイルで第十一経塚を経由しつつ七越峠・三国山を経て千本木峠へ。 後は槇尾山施福寺に向かい、裏槇尾コースで下り滝畑ダムに寄りつつ泊地へ。 5日目 12/31(火) 曇り→小雨→晴れ 尾根を辿って第十五経塚に向かう予定でしたが、コースタイム通りに歩くのがやっとなので 計画を変更して車道を歩いて直接向かう。岩湧寺を経て第十六経塚までさらに車道歩き。 時間を巻けたので北の尾根を辿って天見駅へ。 旗尾岳に登り返し岩瀬経塚山・第十八経塚、府庁山、田山を経て太井へ向かう。 このあたりの尾根は地元の山友会の方が整備されているようでアップダウンは多いものの歩きやすかったです。 途中小雨に降られるものの樹林帯の中で影響は受けず。すぐに陽が射す。忙しい天気です。 後は車道を歩いて金剛山登山口へ。歩道は狭いですが、時間的に追い抜いていく車はほぼおらず助かりました。 6日目 1/1(水) 快晴 夜明け前に金剛山へ。元旦ということもあって大勢の人が登っていました。大阪の人はえらい元気どすなぁ。 路面が凍結していたためにチェーンスパイクは装着しましたが、積雪はほぼなく軽アイゼンは不要でした。 また強風予報でしたが、実際はほぼ無風でした。 ガス缶が残り少なくなっていたので山頂の売店が早朝から営業していて助かりました。 山頂転法輪寺や葛木神社に参拝して夜明けを迎えた後、第二十二経塚に下る。 途中までダイヤモンドトレールと同じコースで階段を下り、朝原寺道あるいは関屋道に入りさらに急坂を下る。 宝照院鉄山先生の標識によれば金剛山巡礼古道名柄道。 高野街道と水越街道が交差する地域を名柄と呼ぶようです。 第二十二経塚を経て国道309号に下ったら、葛木水分神社に寄って水越峠を目指す。 途中祈りの滝で給水しつつ、今回は時間に余裕があるので水越峠を過ぎて青崩から大和葛城山山頂へ。 標高差こそ水越峠からのダイヤモンドトレールのルートより大きいものの、沢沿いで時には沢を歩くルートが心地よい。 沢から離れて階段を登り続け、最後なだらかな区間を経て展望のよい山頂へ。 天気はいつしか快晴で360°見渡せたものの、風が強く寒いためか人はまばら。 山頂を散策しつつ葛城高原ロッジでテント泊の受付をして、時間に余裕があったので鍋焼きうどんを頂きました。 7日目 1/2(木) 快晴 夜明け前からダイヤモンドトレールを辿り、階段とアップダウン多めの道で岩橋山へ。 ここから一度平石に下る。特に最初はかなりの急坂でした。途中久米の岩橋と胎内くぐりが葛城行場。 下山したら高貴寺の第二十五経塚に寄り、第二十四経塚のある平石峠に登り返す。 府道704号だということで歩きやすい斜度でした。最後は完全に登山道でしたが ダイヤモンドトレールに復帰して竹内峠まで歩き、二上山の第二十六経塚を目指す。 二上山雌岳は見晴らしの良い山で地元のハイカーの方が多数休憩していました。 ここでお会いした方にみさき公園駅から歩いてきたと言うと驚かれる。 鈍鶴峯をお勧めされたのを心に留めつつ、一度下山し第二十七経塚遙拝所の大阪山口神社へ。 ここから田尻峠経由で明神山登山口に直接向かう予定でしたが、折角なので鈍鶴峯を経由することに。 二上山火山の噴出物が水中に堆積して形成された凝灰岩層の隆起と風化水蝕により創り出された光景は、 まさに奇勝と呼ぶに相応しい場所でした。寄ってよかったです。 最後の明神山へは鉄塔巡視路を辿る。歩きやすいですが緩やかなアップダウンが続く。 明神山に登ってみれば山頂まで舗装路で来られる見晴らしがよい観光地。 第二十八経塚(2)・明神山水神社に参拝し、急階段が続く道を王寺町藤井へ下り、 車道を第二十八経塚(1)遙拝所・亀の瀬龍王社まで歩いて経塚巡り完了。 何とか暗くなる前に回りきれました。河内堅上駅からJR大和路線で泊地の八尾へ移動。 7日で回りきれなかったときのために8日目を予備日としましたが、 何とか7日で回りきることが出来ました (実は最初の2日は新規経塚とは無関係だったりするのですが)。 天候に恵まれたのが最大の幸運でした。日程の都合上ですが、 奇しくも金剛山系最高峰金剛山で新年の夜明けを迎えられたのも良い思い出となりました。 縦走7日ともなると多少のトラブルはあるもので、やはり登山における最大の要素はリスク管理と再認識。 予想される行程から消費する体力を予測し、管理しながら目的地を目指す。突発事態に対応する余地を残しつつ。 事前準備から登山は始まっている。むしろそれが一番肝要。 軽いけれど脆いUL系では心許なし。重すぎれば進行に支障を来す。 兼用しつつも破損に備える。装備は奥深いです。 今回は悪天時への備えが少々不足していたかな。次回への課題です。 次は大峯奥駈道かな。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。