妖怪チキンBBA：木曽駒ヶ岳ぶるぅ〜

💭前置き… 前回の北横岳ヒハビリから「次どこ行くよ」ばかりの嫁。正月前の休み使うなら遠く行けそうなので、日程決めず天気次第で日程と行き先決めようと約束。 それから数日後 嫁「んでいつ山行くんだっけ？」 （だからよ〜言ったじゃんか…） まぁ候補に上げていたのは、過去時間的に間に合わなかった西穂高（丸山）か千畳敷カールのどちらか。自分的に、前回行った西穂高（丸山）は時間が無くて行けかなっただけなので、まだ見ぬ木曽駒ヶ岳に行きたいの一言で嫁にぶっ込んでみたけど良い返事は得られず。 またまた数日後 嫁「どこの山行くんだっけ？」 （何度言ったらわかるんだ？） 転ばぬ先の杖では無いけど、BBAが今回用にヘルメット買うと言うので私も購入。持ってて損は無いし。 直前になり天気予報見ていると嫁は八丁坂が急登過ぎて怖いの連発。「八丁坂」って言葉が出てきたって事は珍しく下調べはしたのだろう。どうせネガティブな事ばかり見ているだろうから相手にしない方が良さそうな感じ。 ヘルメット買ったのでやる気あるのかと思いきや、「私には無理」やら「ホテルで茶して待ってる」だの当日までネガティブ発言しかしないKSBBA（クソババァ）。こういう時は何を言っても無駄で完全に無視するに限る。途中撤退するなら1人で降ろせないから、初めからホテルで待ってて欲しいとも思う。 ビビリスイッチ入ると本当に面倒だ。 🗺コース ロープウェイ使用して千畳敷カール〜中岳〜木曽駒ヶ岳のピストン。 🅿️駐車場 菅の台バスセンターの駐車場を利用。 ・1日800円 ・冬季7:30時点で半分位は空いてた。 🍴食事 帰りしなにホテル千畳敷などで食べる事が出来ます。 今回は下山後に別のお店（明治亭のソースカツ丼）で食べる予定でした。 ※結局、予定していたお店で食べれず。昼飯難民となった。 ♨️温泉は… 菅の台バスセンターから一番近くのお風呂。「早太郎温泉 こまくさの湯」 温泉成分（アルカリ）で床が滑り易いと記載がありましたが、どの風呂が源泉だったのか分からなかった。私の肌がガサガサ過ぎたのかも。 早太郎温泉 こまくさの湯 http://www.komakusanoyu.com/ ※HTTPS化されたページ無いので閲覧は勧めません。 登山届 菅の台バスセンターのバス乗り場近くに用紙とポストがありました。 私達はYAMAP経由で事前に提出しました。 ⚠️注意点など… コース上の危険箇所などはありませんでした。 ・八丁坂の急登：ゆっくり一歩づつ歩けば大丈夫。 ・八丁堀〜木曽駒ヶ岳の間はアイスバーン：アイゼン効かせてゆっくり歩けば大丈夫です。 稜線の爆風：重めの体重でも面積大きいと飛ばされそうになりますが面積小さい人は大丈夫。（多分） 👀まとめ… ・人生初のバス＋ロープウェイを使った山行にドキドキ。 ・ロープウェイ降りてからの景色は迫力大。 ・初めてバリエーション登ってる人を見れた。 ・乗越浄土でBBAの煩悩は無くなったか？ ・ずっと来たかったので感動。 ・カール内は無風だったけど稜線は爆風で飛ぶかと。 👉教訓 久々の重い冬靴&アイゼンで脚ヤバいかと思ったけど大丈夫だった。 （股関節痛も出なかった） 初ヘルメットに薄いビーニーは大正解 （バラクラバではオーバーヒートしてた） スマホケース落としてケースバリバリ （山専用に使ってるケースのおかげで守れた） BBAも急登、アイスバーン、雪岩ミックス、爆風の中よく頑張ったと思う （その分旦那が嫁に忖度して疲れきったけどw） 🕛以下詳細（毎回珍道中なので長文です） （興味ない人は読み飛ばしてください） 🏠出発は… いつもは駐車場の心配をする嫁ですが、ロープウェイ（バス）の始発時間を加味して、4:00分に自宅を出発の予定でしたが、恐怖で行きたくないBBAはわざとモタモタしてるんじゃ無いかって位用意が遅くマジでイラつく。結局家出たのは4:30前。何で連れてきたのかと少し後悔もしてしまうし、次からは置いてくると心に決めた。 🚘道のりは… 自宅から3時間で到着予定でしたが、遅めの出発と交通量も多めで予定より少し時間かかり到着。駐車場に7時頃に到着してバスの順番待ち出来るかと思ってたけど7:30に「菅の台バスセンター」駐車場着。 🅿️駐車場は… 普段は知らないけどバス乗り場の駐車場は半分以上は空いてたかな。1日800円の料金がかかります。 🍽食事は… 下山後に明治亭行こうと急にBBAが話してましたが、年末年始のお休みで食べれず。諏訪湖パーキングでソースカツ丼食べました。 0️⃣準備 駐車場到着してすぐに目に入ったのはバス順番待ちのザックの数。盗難にあったなんて話もあるみたいだけど、それは夜中の話であって白昼堂々と盗む輩は居ないだろう。煩いBBAを横目に猛ダッシュでザックを置きに。本来であれば、この後バスチケットを購入するのだが、今回は試験的に実施しているネット購入で済ませてあるので問題無し。 トイレ済ませて車に戻り準備開始したのが7:30過ぎ。妖怪やる気の無いBBAは助手席でスマホいじり。まだまだ余裕があると思っているらしい。準備済ませてから待てば良いのに絶対に事前の準備はしない。側から見たらダラダラしている様にしか見えん。 ビビって行きたく無いオーラが出ている時は尚更。グタグタBBAが準備始めて靴を履き終えた頃にバスの列が動き猛ダッシュで列に。ザックだけ取り残され10人以上は抜かされたかと。 嫁「今聞く事じゃ無いけど聞いて良い？」 （そう思うなら聞くな） 夫「なに？」 （どうせアホな事なんだと察した） 嫁「クッカー持ってきた？」 （はいキタ。今聞かなくて良い質問） 夫「持ってくる訳ないし」 （そもそも食材買ってないの知ってるでしょ） 嫁「だよね」 （なぜ今聞くのかわからない） それ以前にピストンで戻ってきてホテルか別の所で飯食べようって話をしたのはどこかに滑落している。 何だかんだで3台目のバスに乗りロープウェイ降りたのが9:30過ぎ。バス待ちに時間要す前提で歩き始めは10:00頃予定で見積もっていたので問題は無いけどそこそこの時間になってた。 1️⃣千畳敷駅 ロープウェイ降りて室内にアイゼン装置場所があるのは事前チェック済みでしたが、人が多くほぼ埋まっていたので屋外でカール観ながら準備開始。 妖怪ビビって登りたく無いBBAはトイレやら何やらでモタモタ。久々で色々と手順を忘れているは分かるが、家で付け方やら使い方を絶対に予習しない。そこら辺にある物を山用のバケツにら投げ入れて準備完結するもんだから、必然的に登る直前の準備も遅くなる。 夢の様な道具は持ち合わせて無いけどドラえもんのポケットと同じて欲しい時に欲しい物が出てこない。頭の中で順番とか整理することが出来ないんだろうな。 夫「あんまりネガティブ発言してると怪我するよ」 （映画　岳に出てきた長澤まさみの滑落を思い出す） 嫁「分かってる💢」 （だからその態度だよ！（笑）」 ビビっている時はちょっとでも何か注意すると逆ギレしてくるので忖度量が半端無い旦那。 そして嫁はヘルメット被るのにバラクラバ被ったのにインナーシェルの白フード被って尼さんの様になってるけど、直す時間も勿体ないのでそっとしといた。パッと見た感じ忘れ物も無さそうだし、最低限の準備は出来ていそうなので出発。 あっ、準備している最中にThunderbirdHills（YouTube）のパッチやらグッズ持っている人が居て思わず話しかけてしまった。お互いヘビーリスナーっぽかった。 2️⃣千畳敷駅〜乗越浄土 ストックと迷ったけど、途中で交換するのも面倒なので初めからピッケルで出発。千畳敷出る所にある祠に安全祈願してからの千畳敷。何人もの先行パーティーは既に乗越浄土に到着しているのが肉眼で見える。横に目をやると宝剣岳に向けたバリエーションのパーティーが取り付きに向けてラッセルしているのを見てすげぇな〜って感動。 千畳敷から先の八丁坂は数年前に大きな雪崩が発生している場所でもある。素人ながらに諸々調べてはいて当日も大丈夫だとは思うけど、なるべく早く通過したい場所でもあるが、斜度がキツくペースは上がらない。 妖怪チキンBBAはと言うと、一歩づつだけど何とか着いてきている。聞けば登りではチキンは出ないらしいが少し逆ギレされる始末。乗越浄土直前の急登は雪が少ないからなのか葛折りの夏山コースを使う様だ。 そうそう。うちのBBAはビビっている時にやたらと他のハイカーに喋りかける癖がある。BBAの叔母もハイカーで疲れてくるとやたらと他のハイカーに喋りかける。何か繋がりがあるのでは無いかと思ってしまう。ちなみに旦那が女性ハイカーに喋りかけるとBBAに睨まれる。きっと鼻の下が伸びているんだろう… 3️⃣乗越浄土〜中岳 乗越浄土に着いた頃にはシェルの中は少し汗ばんでしまったけど稜線は爆風でシェルは脱げない。ミレーのアミアミとパタゴニアのメリノシャツに沢山頑張って貰いゴアテックスに湿度を放出して貰った。ここで私がスマホ落としてケースがバリバリに。中身は無事なのでケースの有り難さに感謝。 乗越浄土って調べてみると下記の意味らしい。（自分調べ） 乗越：山の背の低くなっている所、峠。 浄土：一切の煩悩 やけがれを離れた清浄な国土。 私は少し前に個人と団体で煩悩スイム（25m×108回）泳いでいるので煩悩は捨てきれている（つもり）。ここまで登ってきて嫁の煩悩も捨てれていたらと願うばかり。嫁への願いを祈りながらカール内とは違い爆風なのでそのまま中岳を目指す。 そういえば宝剣岳登っている強者もここいら辺で見れたっけか。中岳山頂ではチャチャっと写真撮ってから岩陰で少し休憩。 4️⃣中岳〜木曽駒ヶ岳 爆風の中を歩く。うちのBBAは風が強くなるとビビリが出てウチらだけ撤退なんて事も多々。置いていける場所も無いのでそうならないことだけを願い木曽駒ヶ岳へ。乗越浄土から登り返しが何度かあったので地味にオーバーヒート気味。 山頂では撮影会状態。ほぼ同じペースで登ってきた女子2人組に写真撮ってもらう。ポージングの指示とかあったりして面白い。お返しに写真撮りましたが、オッサンがやるとエロカメラマンになりそうなのでやめました（笑） 撮影会の後は山頂にある祠にお参り。 鳥居はガチガチの海老の尻尾状態では無かったですが感無量。コロナ、技術、距離、天候などなどを経てやっと来れた木曽駒ヶ岳。YouTubeとかで観ていた景色を自分の目で観れしかも木曽駒ブルー。サングラスの中で目頭が熱くなりました。 BBAも爆風だけど好天の中来れた事が嬉しかったらしく山頂から降りようとしない。寒さは我慢できるけど、下山の恐怖で騒ぐBBAの相手するのは我慢できない。まだまだ時間に余裕はあるけど怖くて動けなくなっても良い様に早めの下山希望の旦那。 5️⃣木曽駒ヶ岳〜乗越浄土 案の定と言うか想定内と言うか、やっぱりほぼ休むこと無くフルスピードで乗越浄土まで。BBAは強風の恐怖を感じているらしくほぼ無口で遅い人は抜かす。ビビっている時やイライラしている時によく見る行動だ。 6️⃣乗越浄土〜千畳敷駅 言葉をかけると逆ギレされるのは分かっていたので遠目にBBAを観察。よっぽどヤバい時だけ手助け作戦。八丁坂の確信部分超えた位の所で邪魔だから先に行けと言われたのでお言葉に甘えて先に下山。 途中尻セードで滑落停止訓練っぽい事など1人遊んだりして千畳敷まで。雪の上に寝そべってみたりしてBBAを観察しながら待つ。 降りてこられて緊張が解けて満足気な顔しているBBA。 もっとゾワゾワする山行してると思うのに突然入るビビリスイッチの切り方分からないので困る。西野カナに頼んでトリセツ作ってもらわねば。 と言う事で終始ずっと「🎵大人ぶるぅ〜」が頭の中流れていたオッサンでした。 さてさて次はどこの山に行くのやら😭 嫁のアッサリした日記はこちら。 https://yamap.com/activities/28997796 ●備忘録 ————————————————————— ○気候 天気：はれ 気温：-5℃〜-10℃ ○ウェアなど アウター：ハードシェル （パタゴニア） ミドル：R1フリース（パタゴニア） ベース：キャプリーンエア（パタゴニア） アンダー：あみあみ（ミレー） パンツ：ヤドキン（マムート） インナー：CW-X冬用（ワコール） ザック：28リッター（マウンテンハードウェア） ○食料など 水：サーモボトル1.0ℓ（お湯） 食：行動食＋非常食 ○水は半分位余った ○交通費 距離：約250㎞（片道） 時間：渋滞なしで3時間（片道） 高速：約5,000円（片道） 燃料：6,000円 ○合計：11,000円 ○その他（1人あたり） 駐車場：無料 ロープウェイ：3,980円（往復バス込み） 温泉：700円 食事：晩飯はコンビニのおつまみ —————————————————————