活動データ
タイム
15:42
距離
24.8km
のぼり
2652m
くだり
3359m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今回は南アルプスの白根三山である北岳、間ノ岳と農鳥岳を縦走登山してきました! リブート登山以降、この山旅で日本にある標高3000m以上の山を全て登頂することができました! 北岳と間ノ岳は何度も登っている山ですが、農鳥岳はしばらく敬遠していました。まず奈良田からの登り・下りが距離があるのでかなりキツイ、かつアクセスが悪い、途中の山小屋が微妙・・・と、まあしばらくいいかなーと敬遠していた山の一つですが、標高3000m以上の山でリブート登山以降未登頂なのはこの山だけだったのでリブート登山以降久々に白根三山縦走してきました。 ちょっと暑さを感じましたが2日間とも天気に恵まれました。特に2日目は朝から快晴で超絶好の登山日和でした。360度の絶景に囲まれながら日本最標高の稜線歩きを堪能できました。このコースの醍醐味は北岳に登ることではなく、「日本最高峰の稜線歩き」だと思っています。この稜線は本当に素晴らしい稜線で南アルプスの名山はもちろんのこと、富士山や八ヶ岳、中央アルプス、御嶽山、北アルプスと、中部地方の名山が360度の視界に広がっています。特に稜線から見る仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、反対側の塩見岳、赤石岳、悪沢岳、聖岳と南アルプスの名山がとても美しいです。悪沢岳側に続く稜線にも目を奪われます。そしてずっと横に見える富士山も美しく、ずっと富士山に見守れらているような感覚を受けます。 白根三山の縦走はそんなに難易度は高くありません。強いて注意するところは北岳までの登りがキツイ(標高差1500m以上ある)。間ノ岳から農鳥岳までの登り返しが何気にキツイ、そして農鳥岳から奈良田までの下りがかなーり長い距離があるかなってくらいです。強いて注意点なところは大門沢小屋から吊り橋のある登山口までは沢の近くを歩くので、ちょっと道が解りにくいところがありますが、ピンクテープを辿っていけば大丈夫です。 一泊だと北岳山荘から間ノ岳・農鳥岳を縦走して長い下り道を奈良田まで歩くことになりますが、時間と資金に余裕があれば大門沢小屋で宿泊するのも手だと思います。 農鳥岳までは縦走なので登り返しがキツイかなと思いますが、それよりも農鳥岳から奈良田までの下りがかなーり長いので体力消耗しすぎない注意が必要です。また、大門沢小屋から激流の沢の近くを歩くことになりますが、ここはかなり解りにくいです。疲れが溜まっている状態で長い下り道を歩いてきたので油断してしまったせいか、沢のところで道迷いして危うく沢に流されるところでした。流石に恐怖を感じました。よく見るとピンクテープがあるのでテープ頼りにした方が良いです。特に下りだと解りにくいかと思います。登山道で無いところを無理やり突破しようとするはとても危険です。 今回は芦安駐車場まで車で行き、乗合タクシーで広河原まで行き、下りは奈良田からバスで広河原を経由し芦安駐車場までバス乗り継ぎました。南アルプスはどの山もほぼ登山バスを利用する必要があるためアクセスは悪いです。 オススメは芦安駐車場で乗合タクシーを予約することです。バスはかなり混雑します。特にシーズン中は1時間以上立ちっぱなしも覚悟が必要です。最悪バスに乗れない可能性もあります。乗合タクシーだとずっと座って行けるし並ぶ必要が無いので楽だと思います。なお、料金は協力金込みで1500円でした。バスよりちょっとだけ高いくらいです。 下りは奈良田からバスを利用しましたが、途中の温泉施設等利用しないのであれば発電所のバス停から乗った方が良いかと思います。始発バス停の奈良田駐車場まで歩くと徒歩で20-30分近く歩くことになります。奈良田はタクシーが利用できないのでバス利用することになります。バスの時間まで余裕があるのであればバス待合所まで歩いて近くの温泉施設や食事ができる店に寄るのが良いかと思います。帰りの広河原からバスはかなり混在します。広河原のビジターセンターでバス乗車券を購入する必要があります。交通系ICカードも利用できますが、協力金は現金なので注意が必要です。 この通りとてもアクセスが悪いので敬遠していましたが、念願の白根三山制覇することができました。何だかんだ言っても南アルプスの稜線は本当に最高の景色です。実際のこの急登を登り稜線を歩き、標高3000m以上の縦走を経験しないと味わうことができない感覚を受けます。達成感もありますが、心から感動する壮大な景色が南アルプスにあると思います。
この活動日記で通ったコース
【縦走】北岳→農鳥岳(広河原・奈良田)
- 17:20
- 23.9 km
- 2776 m
- コース定数 68
広河原から小太郎尾根までは登り坂、とくに草すべりコースは急登が続くが、夏はシナノキンバイなどの高山植物が目を和ませる。小太郎尾根前後からは視界が開け、楽しい稜線歩き。初日に肩ノ小屋まで到達すれば、2日目に北岳と間ノ岳、3日目に農鳥岳のピークを踏める雲上のトレイルを歩くとができる。稜線歩きなので水場はほとんどないが、各小屋で水を買えるほか、肩ノ小屋から往復30分の場所に水場がある。農鳥岳下山後、ヤグラが立つ大門沢下降点から奈良田までは6時間近くの下りが続くので、体力を残しておこう。とくに大門沢小屋までは急坂が続くのでスリップに注意を。
この活動日記で通った山
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