活動データ
タイム
18:56
距離
26.7km
のぼり
3416m
くだり
2341m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る南アルプスを広河原から入山し、北岳~間ノ岳~塩見岳~悪沢岳~赤石岳~聖岳~光岳を7泊8日で縦走してきました。 南アルプスの百名山は、光岳以外は全て登頂していて光岳のみを残していて、元々の目的は光岳の登頂でしたが、光岳だけを登りに行くのは効率が悪いし、椹島~悪沢~赤石~聖~光の縦走コースも過去に聖までは縦走した事があるので、前々から考えていた南アルプスの主脈を北から南まで全て縦走する事にしました。 今回歩いた日程は以下の通りで、約100kmの超ロングコースです。 1日目(8/6):広河原~白根御池小屋(泊) CT:3:05 2日目(8/7):白根御池小屋~北岳~間ノ岳~熊ノ平小屋(泊) CT:8:55 3日目(8/8):熊ノ平小屋~北荒川岳~塩見岳~三伏峠小屋(泊) CT:10:00 4日目(8/9):三伏峠小屋~小河内岳~前岳~荒川岳(前岳)~荒川岳(中岳)~中岳避難小屋(泊) CT:9:00 5日目(8/10):中岳避難小屋~悪沢岳~中岳~赤石岳~百閒洞山の家(泊) CT:8:40 6日目(8/11):百閒洞山の家~兎岳~聖岳~上河内岳~茶臼小屋(泊) CT:11:15 7日目(8/12):茶臼小屋~茶臼岳~易老岳~光岳~光石~イザルヶ岳~易老岳~茶臼岳~茶臼小屋(泊) CT:12:30 8日目(8/13):茶臼小屋~横窪沢小屋~ヤレヤレ峠~茶臼岳登山口~畑薙第一ダム~白樺荘 CT:6:35 幸い1日目を除いては、ほぼ快晴で最高の山旅となりました。 【1日目:広河原~白根御池小屋】 8/6(土) 晴のち曇り 甲府発10時の広河原行きの快速バス3台で広河原へ向け出発。3台とも満員で広河原まで2時間立ちっぱなしの人も... 予定より少し遅れて12時過ぎに広河原へ到着。(半分の人は北沢峠へ向かった模様) 準備を整え、8日間の大縦走のスタート! いつもの吊橋を渡り、広河原山荘の脇から登山道に入りますが、自宅からの移動の疲れや樹林帯の蒸し暑さ、ザックの重みで中々ペースが上がりません。少し歩いては立ち止まって息を整え、それを繰り返しながら、なんとか白根御池小屋に到着。(それでも広河原から約2時間で小屋に到着できました)小屋前では大勢の人達がおもいおもいに寛いでいました。自分も生ビールで一息付きました。 白根御池小屋は建物は新しく小屋内も綺麗で食事も美味しくて好きな小屋の一つです。この日はかなり混雑していましたが、布団一人一枚を確保出来ましたのでゆったりと休めました。 【2日目:白根御池小屋~北岳~間ノ岳~熊ノ平小屋】 8/7(日) 快晴 2日目は早くも前半のハイライト、北岳から間ノ岳への3,000mの稜線歩きです。 お天気は朝から快晴で、昨晩ゆっくり休めたせいか体調もとても良く、草すべりを快調に登って行きます。小太郎尾根分岐に出ると、甲斐駒、仙丈、富士山、そして北岳が眼前に姿を現します。 北岳肩ノ小屋から礫の急登を30分位登ると北岳山頂に到着です。 山頂では大勢の登山者で賑わっていました。山頂標識の写真を撮るのにも順番待ちです。 流石、日本第二位の高峰だけあって、遮るものは何もない360度の大絶景を楽しむことが出来ました。 北岳を後にし、間ノ岳へと向かいます。間ノ岳へ向かう稜線歩きは豪快そのもの。先日歩いた北アルプスの裏銀座の野口五郎岳に向かう稜線と似た感じがします。ここから眺める甲斐駒と鳳凰山を従えた北岳は最高にカッコ良かったです。南アルプスの主峰に相応しい凛々しい山容ですね。 間ノ岳山頂はその山容と同様にだだ広く、意外にも人が大勢居て賑わっていました。 山頂からは翌日向かう塩見岳やその更に奥には荒川岳や赤石岳まで見えます。 この先、登山道は農鳥岳方面と塩見岳方面へと二手に分かれますが、大半の人は農鳥岳方面へと向かうようで塩見岳方面へと向かう人は僅かです。(おかげで静かな山歩きが楽しめます) 間ノ岳から岩道を下り、三峰岳のピークを登り更に下った樹林帯の中に熊ノ平小屋があります。 ロケーションも良く、水も豊富で、比較的空いているこの小屋はなかなか良いです。 夕食のメニューには小龍包が付き、美味しかったです。 【3日目:熊ノ平小屋~北荒川岳~塩見岳~本谷山~三伏峠小屋】 8/8(月) 快晴 この日はCT:10Hと、ちょっと長め。夜明けの5時前に小屋を出発。 所々で展望の効く稜線に出ますが、北荒川岳の山頂までは樹林帯の中を進みます。北荒川岳山頂では塩見岳が大迫力で迎えてくれます。北荒川岳山頂から一旦下り、広々としたお花畑の中を登ると再び稜線に出て急登を登りきると北俣岳分岐に到着。ここは蝙蝠岳への分岐でもあり、蝙蝠岳へと続く稜線が美しいです。(蝙蝠岳は何時かは登ってみたい山でもあります。)分岐から更に急登を登りきると塩見岳東峰に到着です。塩見岳は東峰と西峰と二つピークがあり、その間30m位で東峰の方が西峰より僅かに高いです。塩見岳山頂からは南アルプスの中心部に位置しているだけあって、北は甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、南には荒川岳、赤石岳、聖といった南アルプスの代表的な山々のほぼ全てを見渡すことが出来ました。 塩見岳から塩見小屋への下りは、この山旅で一番の険しい岩場を下ります。ヘルメットを着用されている方も結構いました。塩見小屋から三伏峠小屋までは長く、疲れもありきついところ。特に塩見小屋から本谷山への登りはこの日一番きつかったところ。(塩見岳への登りよりもきつかったです) 塩見岳山頂から下ること約四時間、やっと三伏峠小屋に到着。小屋のある三伏峠(2,580m)は日本一高いと言われる峠らしいです。小屋の夕食のカレーは美味しいとの評判で、ちょっと辛さが効いて本当に美味しかったです。 2/3へ続く。
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