活動データ
タイム
17:01
距離
25.5km
のぼり
2755m
くだり
3447m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこの週末、天気がよければ、無雪期登山最終シーズンとなったアルプスへ、とテント泊縦走計画を立てて準備を重ねてきました。そしてソロ登山を始めて2年目にして、とうとうあこがれの南アルプスへ行くことができました! ※コースの一部、白根御池小屋から肩の小屋までの夜明け前2時間強の記録が反映されていません→トータルの時間、標高差は反映されたかも? 甲府駅~広河原 南アルプスはアクセスが悪いことで有名?ですが、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山へは、広河原と奈良田温泉までバスが出ています。(またマイカー派の方には広河原~奈良田温泉区間のバスもあり)今回いろいろあって、甲府駅12時過ぎに出て広河原に14時前に着くバスに乗りました。途中芦安駐車場に寄り車掌さんが同乗して、トンネルあり渓谷ありの道でところどころ解説もあり、到着間際には登山口への取り付きも教えてくれたりと、2時間たっぷり登山バスらしい旅を楽しめます。広河原にインフォメーションセンターとトイレあり。 広河原~白根御池小屋 緑色の橋を渡り広河原山荘の横から山道を登っていきます。樹林帯のなかの道でとても歩きやすく、わりとサクサクと登っていけるでしょう。 白根御池小屋は小屋泊もテント泊も予約が必要です(私を含めて予約無しでテント泊の人がいましたが、今後気をつけてくださいと一言言われました😅)。水場、トイレあり。テントは小屋前の芝生と御池前の空地にはることができます。 1本早い12時頃着のバスなら肩の小屋まで、甲府前泊で始発バスなら農鳥小屋まで健脚であれば行けそうですね。 白根御池小屋~北岳肩の小屋~北岳 草スベリの登りしっかりした道ですが、ここで北岳に来た意味を何度も問われるほど手強い登りが続きます😅そこを抜けると北岳の稜線、岩稜帯はマーキングを注意深く追いかけて登ります(決して適当に岩をよじ登ってはいけません!)。 肩の小屋はサンセット、サンライズのダブルの絶景サプライズを楽しむには格好の場所だと思います。テント泊、強風リスクどうなのかな? 私は朝3時過ぎに出てヘッドライトつけて登り、北岳の登り途中で御来光を拝めました。 なぜか、白根御池小屋から肩の小屋までの記録がない!朝サイト地を出るときに再開ボタン押したはずなのに😅せっかくの記念山行だったのに😢 北岳~間ノ岳 晴れたら360度の絶景が目の前に広がります! 北岳の下りは岩場のトラバースや下りに要注意です。 間ノ岳~農鳥小屋 間ノ岳からこんなに下って、また登るのか…と思いつつ慎重にザレ場を下ります。農鳥小屋は昔ながらの山小屋さながらひっそりと鞍部に鎮座してします。農鳥小屋のおやじさんによると、今日10月10日が今シーズン営業最終日で、中旬にはヘリで荷物もおろしてしまうとのこと。そこで水をもらおうとしたものだから、思わずいろいろと小言ついでに😅貴重な話しをうかがうことができました。 農鳥小屋は水場のホースとポンプは撤去済み、私は貴重な雨水タンクの水を1L100円で分けて頂きました。(感謝!) 農鳥小屋~農鳥岳 今回最後の登りです。西農鳥岳までは足を前に出せば順調に高度をあげていけますが、そこから農鳥岳の道が険しい。岩場がれ場ザレ場が連続して、一見なんてことないロープも鎖もない段差でも、下を見ると奈落の底に落ちるようながれ場が続いていたりするので、気を抜けません。途中何人かがヘルメットをしていましたが、今度行くとき私もヘルメットをかぶろうと思いました。 農鳥岳~大門沢小屋 農鳥岳から大門沢への下降点は登りと打って変わってなだらかな道を進んでいきます。さあ、あと下りだけだと思っていたら大間違い。道はしっかりしていて赤テープやペンキに沿って行けば迷うことはないけれど、標高線に直角に降りていくには岩や根っこの段差の嵐をクリアしないといけません。私は大門沢小屋でテント泊の計画でしたが、直接奈良田温泉に降りた強者もいらっしゃって敬服する限りです。 大門沢小屋は農鳥岳の登山基地としても人気のサイトのようですが、広河原近辺とは集う人たちの雰囲気が違う感じがしました。小屋のサイト地は東側に面し、天気がよければ富士山🗻がよく見えます。トイレ、水場、ビール🍺あり。 大門沢小屋~奈良田温泉 最終日、あとは下るだけです。昨日までの段差の連続はなく沢沿いや樹林帯の中をなだらかに下っていきます。要注意は渡渉。すべりやすい丸太橋が2つあり、小屋を出てすぐのところに手に持つロープのない橋が…山道をすれ違う人の情報によると以前は丸太のみだったようですが、今回そこに踏み板を打ち付けてあったので、慎重にわたれば大丈夫だと思います。また、河原に降りて渡渉するところ、今回水量が少なかったから靴をぬらすだけでよかったものの、増水時はくるぶしまで浸かるでしょうか。そのためなのか河原を巻く道にも赤テープがありました。 本来ならハセツネCUPの週末。そのために前後の平日も公私共々予定をいれない体制を敷いていたのですが、大会が中止になってすぐにこれはテン泊縦走だ!と切り替えて準備をしてきました😄天気次第だと思い2つの山域を考えていて、ひとつは瑞牆山、金峰山。ただこちらは甲武信ヶ岳への縦走計画でしたが、甲武信ヶ岳が雨模様。それに比べてもうひとつの山域、南アルプスは降っても土曜の晩に小雨くらいだったので、今回、決行となりました。 南アルプスは、私にとって、学生時代に間違って(甘言にだまされて?)入った「体育会系」のワンゲルの夏合宿で長期縦走を初めて経験した山域で(聖岳から北上)、快晴あり暴風雨ありのとても思い入れ深く、縦走登山の原点のようなところです。2年前に雲取山で始めたソロのテン泊山行ですが、いずれ南アルプスに行きたいと思いつつなかなか踏ん切りつかなかったのが、ハセツネが中止になったことを奇貨にして、一般ルートではありますが、こうして無事踏破できて感無量です。 ただYAMAPで、今回のハイライトのひとつ、草スベリの区間が記録にならなかったのは、やはり悲しい😢じゃあもう一度行く?と聞かれたら、いやしばらく結構です、という感じです🤣 あといろいろありましたが、写真にて。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。