YAMAP / ヤマップ

茨城の山

  • 八溝山

    標高 1022 m

    • 福島
    • 茨城
    • 栃木

    八溝山(やみぞさん)は、茨城県と福島県の県境にある標高1,021.8mの山である。茨城県最高峰の山である。 山頂は福島県東白川郡棚倉町と茨城県久慈郡大子町との境にあり、栃木県との境界から東へ1km未満の距離にある。八溝山地の主峰で北麓には久慈川の源流がある。八合目の南麓には久慈川支流の八溝川の源流である八溝川湧水群があり、水戸光圀が命名したと伝えられる八溝五水(金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水)が名水百選に選ばれている。樹木はブナ、ダケカンバ、カエデ、ミズナラ、スギなどが自生していて、保護林の八溝山天然林がある(八溝山天然林保存会)。 山頂には日本の城を模した展望台(2012年11月現在無料)があり、展望台からは阿武隈高地をはじめとして磐梯山、奥日光、那須連山などの山々を望むことができる。気象条件に恵まれれば筑波山や富士山が見えることもある。東京スカイツリーは肉眼では見えないものの、撮影に成功した例がある。

  • 筑波山

    標高 877 m

    日本百名山のなかでは最も低い山として知られる茨城県の名山。男体山と女体山からなる双耳峰で、山頂には筑波山神社の本殿がある。アクセスが良く温泉もあり、ケーブルカーとロープウェイも運行され、山麓・山頂付近は観光客が多く訪れる。しかし一歩山中に入れば、ブナやミズナラ、大杉の森が広がる登山者の世界となるのがこの山の魅力の一つ。最高峰の女体山からは、空気の澄んだ日なら太平洋や富士山まで見渡すことができる。ケーブルカーに沿ってスギの大木が連なる表参道(御幸ヶ原コース)を登り、男体山と自然研究路(一部、迂回路あり)をめぐったのちに、女体山から奇岩の連なるおつた石コースをつつじヶ丘へと下るのが王道のコース。女体山からの下りは滑りやすい岩場の道となるので足元には注意しよう。1年を通して登れるが、紅葉期の休日は尋常でない込み方なので避けたほうが無難だろう。

  • 加波山

    標高 708 m

    加波山(かばさん)は、茨城県桜川市と同石岡市との境に位置する標高709mの山である。北から御嶽山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山の順に連なる筑波連山北部の山の一つである。 筑波連山の中では、877mの筑波山に次いで標高が高い。古くは、神母山、神場山、神庭山などともいわれていた。天狗の山としても知られており、三角点のある標高709mの山頂には加波山神社本宮の本殿が鎮座している。

  • 燕山(茨城県)

    標高 701 m

    燕山(つばくろさん、つばめさん)は茨城県桜川市に位置する標高701mの山である。 2つの峰からなる双耳峰で標高は北峰が701m、南峰が698mである。 北から御嶽山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山の順に連なる筑波連山北部の山の1つである。

  • 花瓶山

    標高 690 m

    花瓶山(はなかめやま)は、栃木県大田原市と茨城県大子町の境に位置する標高690mの山である。茨城県最高峰・八溝山から南西方向に伸びる稜線上にあり、国土地理院の地形図にも登山道の表記がないほど、かつては登山者の少ない隠れた山であった。そんな花瓶山が脚光を浴びるきっかけのひとつが、山名の通り、山中に自生している様々な山野草の存在。ハナネコノメソウ、カタクリなどが咲く春はとりわけ賑わい、中でもイワウチワの群生はこの山のシンボルとなっている。この豊かな自然を守るために地元で発足した「花瓶山の会」によって登山道や道標が整備され、大田原市・須賀川地区に設置された駐車場が一般的な登山起点。ここから花瓶山へ登り、南に連なる向山を結ぶ周回コースが一般的である。

  • 竪破山

    標高 657 m

    竪破山(たつわれさん)は、茨城県の多賀山地(阿武隈高地)にある標高658.3mの山である。 多賀山地中央部の分水界にあり、この山以南に高鈴山(623m)を除くと600mを越える山が無く、南方から見ると目立つ山である。角枯山、黒前山ともいう。 竪破山山頂は、標高620m前後の阿武隈高地の小起伏面上に凸出する比高30mの残丘。山頂の南面に、古い大きな崩壊地形があり、山頂の南半分は崩落崖となっていて、崩壊による土石流地形が登山道の谷を埋めている。 地質は、中生代白亜紀前期の阿武隈花崗岩類鳥曽根岩体からなり、岩質は、細粒の黒雲母花崗岩である。

  • 男体山(茨城県)

    標高 653 m

    男体山(なんたいさん)は、茨城県常陸太田市と久慈郡大子町の境に位置する標高653mの山である。周辺の地名から奥久慈男体山とも呼ばれており、関東百名山に選定されている。南側の奥久慈パノラマライン林道を経由して、大円地から険しい鎖場を経て一等三角点が設置された男体山から大円地越と周回するルートが一般的だが、北側に続く稜線を縦走し、後山・月居(つきおれ)山を経て、日本三名爆のひとつである袋田の滝に下山することも可能である。山頂の西側・南側は落差300m近い断崖に囲まれており、そそり立つ岩壁は山麓からもよく目立つ。山頂からは太平洋や富士山までを望むことができる。

  • 足尾山(茨城県)

    標高 627 m

    足尾山(あしおさん)は、茨城県石岡市と桜川市の境に位置する標高627.5mの山である。北から御嶽山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山の順に連なる筑波連山北部の山の一つである。 筑波連山の中では、877mの筑波山 、709mの加波山、701mの燕山に次いで標高が高い。山頂には足尾神社本殿が鎮座している。 『常陸国風土記』では「葦穂山」(おはつせ山)とあり、平安時代に醍醐天皇がこの山の神社に祈願し足の病が治ったことから、「日本最初足尾神社」の勅額を下賜したため、「足尾山」に改称したといわれる。 かつては加波山と共に天狗の山として知られていた。

  • 高鈴山

    標高 623 m

    高鈴山(たかすずやま)は、茨城県日立市と常陸太田市の境に位置し、標高623m。 北の神峯山(598m)から高鈴山を通り、多賀山地南端の風神山(241.9m)にかけての稜線が、高鈴県立自然公園に指定されている。 多賀山地南部の最高峰で、関東平野側からみえる一番高い山で、隣の神峯山が尖峰であるに対し、なだらかな山容である。特徴の無い形だが、山頂にレーダー雨量観測の巨大なコンクリート製の塔が立っているのが目印である。車でも登れる(一般車両は進入禁止)ほか、登山道もよく整備されている。山頂には、展望台、一等三角点、天測点などがあり、雨量観測塔のほか、電波中継塔などが林立している。 人工物が多くて興をそぐが、展望はすばらしく、筑波山・加波山など、北方は、茨城県北部の山並み(奥久慈男体山や八溝山など)や、遠景に、那須連山まで見渡せる。 高鈴山は、花の百名山に選定されていて、代表する花としてセンブリが紹介されている。 山頂の北に続く尾根に、御岩山があり、岸壁や奇岩となっている。 高鈴山は神峯山とともに、多賀山地(阿武隈高地の茨城県部分)南部の主峰となっている。 高鈴山一帯の地質は、日立変成岩とよばれる古生代・石炭紀 - ペルム紀の火山岩起源の緑色片岩や石英片岩などの結晶片岩からなる。高鈴山山頂部分や、御岩山への尾根は、緑色片岩よりやや硬い石英片岩からできている。 高鈴山山頂部分は、古い時代に形成された阿武隈高地の小起伏面の残丘にあたり、なだらかである。一方、山の北側の宮田川流域にあたる御岩山への稜線は、最近2万年以降の侵食復活により、やせ尾根になっている。