強風なんてしらねえ!
日光白根山・五色山・錫ヶ岳
(栃木, 群馬)
2024.04.20(土)
日帰り
宇都宮出張が決まってから急遽決めた群馬・栃木最高峰、日光白根山。
ってえぇ、R120はまだ冬季通行止めで群馬からでないと行けないの…?
……行ったらぁ!
レンタカーで日光を通り抜け赤城山の東を迂回し老神温泉に一泊。
想像以上に遠かった…
しかしここなら朝はゆっくりできるのだ。
というかロープウェー運行は8:30からなので早く行く意味があまりない。
登山届とココヘリID(必須)を書いて受付へ。
登山者専用往復リフト券を発行してもらう。
スキー・スノーボード客はたくさんいるのに登山者はほとんどいない。
自分を含めて最終的に3組くらいしか確認できなかった。
というのも太平洋側を低気圧が通過中で、てんくらやWidyは爆風予想。
前日の強風は宇都宮でもひどかった。
しかし雨は降らないし、低気圧が遠ざかるにつれて風も弱まる予想なので
最悪、樹林帯を抜けたところで無理だと感じたら撤退する気でチャレンジ。
朝の樹林帯の雪はカチカチ。斜度もないしチェーンスパイクで十分でしょう。
(自分はサーモローグ4の性能に任せてツボ足のまま)
しばらく歩いて気付いた。
…なんと自分がこの日の先頭ハイカーのようだ。真新しいトレースがない。
あの、自分まだ雪山はちょっとかじった程度なんですけど…
と、泣き言を言っても始まらない。これも経験だ、甘えを捨て去れ。
薄く新雪を被ったノートレースのトラバース…
不意に現れる急斜面…
どこからアイゼンを装着すればいいのか…?
古いステップを当てにしていいのか…?
などなど色々と考えながらやたら長く感じた樹林帯を抜けた。
南斜面は風と直射日光によるものか、雪は少ない。
アイゼン外すか…と考えたものの、正面に雪渓が見えるのでとりあえず装着したまま上がる。
と、ここで今日一番の突風。
よろめいたのも一瞬、姿勢を低くし雪渓まで取り付いたらほぼ影響なし。
そして山頂到達、この日一番乗り(多分)
風はたしかに強めだが爆風というほどでもない、山ではよくある強風。
360度快晴のパノラマをしばし独り占めした。
岩陰で昼食を取り下山開始。
北側斜面から降りる記録が最近もあったので、行けるものと思って行ってみたものの…
…とんでもねえ斜面だな
みんな南斜面を往復する理由がわかったわ
今日の雪の状態なら問題なさそうだけど新雪あったら絶対に引き返すわこれ。
ピッケルちゃんと持ってきてよかった…
急斜面を慎重に下りきると、気温も相まって雪はだいぶ緩くなった。
(一度派手に踏み抜いた)
岩もないのでグリセード・シリセードを使いながら駆け下り、スノーハイクコースに合流。
少し散策をしながら無事にゴール。
振り返って白根山を見上げると上空には雲が広がっていた。
どうやら最高のタイミングだったようだ。
装備メモ:
0℃対応衣類
上はハードシェル未使用(ウインドシェルで通した)
ピッケル、ストック1本ずつ(グリセードやるならストック2本ほしいと感じた)
無くし物😭:
ピッケルカバー(ザックのサイドポケットから落ちた)
インナーグローブ右手(ズボンのポケットから落ちた)