易老岳・光岳・希望峰・茶臼岳・南岳・小聖岳・聖岳(前聖岳)
聖岳・大沢岳・光岳
(長野, 静岡, 山梨)
2025年09月09日(火)〜11日(木)
3日間
三週間前に断念した、光岳・聖岳の二泊三日縦走の再挑戦。
畑薙駐車場スタートのルートはバスサービスが無くなってしまい断念し、芝沢ゲートスタートルートに。47km、4700mup。キツそう…と思いつつも、登山初心者。そのキツさを正確に想像しきれていなかったと思う。ただ、登り始めてすぐに分かった。初めてこのルートを見たときに、ウゲッと思った感覚は間違っていなかったことに。
【1日目】
易老渡までは楽だった。始まったばかりで、体力も気力も100%残ってる。確かに、初の二泊三日で、しかもテント泊。今までよりも荷物は重かったものの、コンクリの整備された道を調子よくてくてくと進んでいった。
ただ、そこからが本当のスタート。約4kmで一気に1400up。急登、急登と聞いていたけど、いくら何でも急登すぎない?って感じ。やっとの思いで到着した易老岳では私もパートナーもげっそり。一応写真を撮ったものの、下山後見返してみると全然笑っていなかった。笑
さらにキツかったのが、易老岳から光小屋まで。稜線を歩く感じかと思いきや、かなりのアップダウン。確かに、地図を見れば何本もの等高線を跨ぐようにして進んでいるし、距離3.5km、385upって出てた。けど、易老渡から易老岳の4km,1400upで感覚がバグっていた。余裕、余裕、と思ってたら、全然余裕じゃなかった。特にラストスパートのような三吉平からの岩場の急登では心身共にダメージを喰らった。あまりの余裕のなさにイザルガ岳に寄れなかったほど。
やっとの思いで到着した光小屋。一番乗りだったお蔭で、テン場では良い場所を確保できたし、可愛いTシャツをゲットできたので、これでここまでのキツさは相殺。
テン場に荷物を置いてから向かった光岳。噂通りなんにも見えなかった。笑
【2日目】
朝4時に起きると、外は真っ白。雲の中なのか、靄がかかっているのか。それのせいでテントはびっしょり。けど、出発時、靄の奥で徐々に太陽が上がっていく様子はあまりに美しかった。
前日の疲れを感じつつも、食べ物が減って気持ち軽くなったリュックを背負ってテクテク。二時間ほど歩いて戻った易老岳山頂で朝ごはんを食べて、希望峰・茶臼岳・南岳と順調に進む。前回の白峯三山縦走に引き続き、またしてもライチョウに遭えた私たちは超ラッキー。
9km,800upの聖平小屋までの道のりは、決して楽とは言えなかったが、昨日の辛さを思い返せば何のその。目標だった12時よりも30分も早い11時半に到着できた:)
とりあえずチェックインを済ませ、テントを乾かしながら、ランチのラーメン。13時半ごろまでしっかりと休んでから、今日のメインディッシュ。聖岳アタックへ。水と行動食、レインコート以外の荷物をすべて聖平に置けたことで、身軽に登れた。
小聖岳までは楽勝だった。聖もこんなもんか、と調子に乗っていた。しかしだが、そこからがしんどかった。最後の300upくらいは、ザレ場の急登が続き、道も気を緩めると目印を見失って道を間違えるような感じ。登りながら、何度も荷物が無くてよかったと思った。
とはいえ、健脚の我々。3km800upの道のりを、登りは1.5時間、下りは1時間で終えて、雨に降られる前に小屋へ戻れた。
2日目のdinnerはニンニクたっぷり、サラミトマトパスタ🍅🍝これがおいしいのなんの。重さに目をつぶってずっとトマト缶を持ち運んできた甲斐があった。
【3日目】
昨晩は、パートナーのエアマットがエアー漏れを起こすトラブルに見舞われ、さらに豪雨で、テント内で肩を寄せ合って眠った。朝方になると、幾分雨は弱まったものの、シトシトと降り続けている。雨に濡れながら黙々と荷物をまとめ、暗い中5時過ぎに聖平小屋出発。
木の生えている森の中に入ってしまえば、雨が降っていてもこっちのモノ。殆ど雨に打たれることなく、順調に歩を進め、10時前には車へと戻ることができた。
とはいえ、便ヶ島からのコンクリ6kmは、足への衝撃も大きく、車に着くころには全身ボロボロのヘロヘロ。石に擬態してジーと動かないヒキガエルたちを、踏んづけないように神経を尖らせ続けていたことで、精神的にも疲れた。
【総括】
このルートはとんでもなくキツい。本当にキツい。
でも、それだけ無事に歩き終えたときの達成感はすごいし、自信には繋がるだろう。健脚自慢もできる。
ただ、もっと余裕を持って登山を楽しむのであれば小屋泊にするなり、持ち物を減らすなり、工夫する余地はある。我々のように自身の限界に挑戦するのもまた一興だが。
イザルガ岳や上河内岳、奥聖岳など。余裕があれば寄れたであろう山々に寄れなかったのはちょっと残念。また日とルートを改めて、この周辺の山には挑戦したい。