14:48
25.4 km
2579 m
易老岳・イザルガ岳・光岳
聖岳・大沢岳・光岳 (長野, 静岡, 山梨)
2024.03.31(日) 日帰り
3月最終日は南アルプスの光岳へ。積雪期に光岳日帰りはかなり厳しいかと思ったが、本当に厳しかった。 夜中1時過ぎに登山口に到着、他に車は2台(うち1台は中に人がいるようだ)。前回は12月の聖岳で来て以来の登山口だ。 真っ暗な林道を1時間強5キロ歩き、易老渡到着。ここから橋を渡り急登が始まる。気温が高く、すぐに汗をかくが、飛ばし過ぎないように歩く。標高1800m付近より残雪があり、一度融解して凍結していて滑りやすいのですぐにアイゼンを装着。1時間もしないうちに積雪が増えてきて潜るのでワカンにチェンジ。ワカンを付けても、表面はカリカリだが、中が柔らかくて少し潜る。体力を消耗する雪の状態で、新雪よりもズボッといく分タチが悪い。締まり雪を期待したが甘かった。トレースは古いのが微妙にあるようだが、ほぼ消えているのでアテにできない。標高2000mを過ぎて、5時半頃に明るくなってきたのでヘッデンを消す(4時間ほど使用) 雪の状態に苦労してようやく易老岳に到着した。積雪は50cm強(多くて1m程度)。 光岳方面は雲がかかっている。向かうが、雪の状態は良くない、トレースは完全に消えている。雪に体力を奪われて、引き返そうかと思い始めた。雪のためにコースタイムを大幅に超過している。ただ、まだ時間はあり、天気も良くなってきており、体調も問題ない。引き返す理由は無いが、この辛さから逃れたいと思い始めてきた。イザルガ岳への登りは標高差300mあまりでしんどいが、急に雪が硬くなってきて潜らなくなった。これなら行けそうか、と思ったところで今日唯一の登山者が降りてきた。誰もいない中で、相手の方も気軽に話しかけて頂いたので、こちらも気楽に話をする。バリエーションルートで加加森山に登り、そこから縦走してきたそうだ。これでもう光岳まで行ける、と確信した。 イザルガ岳へ直登する、雪のある時期しか歩けないルートだ。頂上付近は風が強いが、展望は抜群。富士山をはじめ、聖岳や兎岳、上河内岳、光岳、南アルプス深南部の山々が見渡せた。北アルプス方面は雲がかかっている。 光小屋までは平坦で歩きやすい雪原を歩く。小屋は冬季開放されている。 ここから光岳までは15分ほど。光岳頂上は樹林で展望が開けないという認識だったが、聖岳や富士山などを見ることができた(無雪期とは違うのだろうか) 少し西へ進むと、池口岳方面が見えた。先程すれ違った人のルートを辿れたら駐車場に直接行けるなと思ったが、予習していないルートを安易に行くのは危険と判断して、往路を引き返す。下りは快調だったが、易老岳へのたかだか標高差100m強の登り返しがしんどく、ペースダウンした。標高のせいもあるが、しんどかった。 下りは速かった。 万歩計は43500歩。消費カロリー は4741kcalと表示されているが、雪の状態や荷物を考えると5000は超えているのではと思う。コース定数も62となっているが、体感的にはもっとしんどかった。やはり雪に苦しめられた。 暖かい飲料1.8ℓ持参→1.2ℓ消費、冷たい飲料0.6ℓは消費せず。