聖岳・上河内岳・茶臼岳
聖岳・大沢岳・光岳
(長野, 静岡, 山梨)
2025.06.04(水)
3 DAYS
個人的に好きな山ベスト1の聖岳に2泊3日で行ってきました。4〜6日の天気予報が☀マーク。6日は仕事、7日は家族で大阪万博に行く予定でしたが、どうにも我慢できずに有休取って4連休にして、山行を避難小屋連泊でねじこみました😆
2日間冬季避難小屋が使えて水場も豊富という好条件のルート。テント装備は持っていかなかったのでザック重量は10kg以下に抑えられました。
【1日目】
昨年は長野側の芝沢ゲートから登頂。今回は静岡側の畑薙第一ダムから。沼平駐車場は平日だからか空いてました。絶景の林道歩きから恐怖の畑薙大吊橋、沢沿いを歩く快適な道、危なっかしい階段や橋などアトラクション盛りだくさんで飽きさせません。
ウソッコ沢小屋を越えてからが南アルプス3大急登と呼ばれるゾーンに突入。易老渡からの急登に比べても遜色なかったです。結局どこから登っても聖岳はつらい!💦💦
初日は横窪沢小屋に泊まる。避難小屋は奥にあり7〜8人は泊まれそう。この日は聖岳〜光岳を縦走する方と一緒でした。水場、トイレあり。沢の音が響き、ベンチもあって雰囲気の良い小屋でした☘️
【2日目】
翌朝は3時前に出発。いきなりの急登続きでしたが、暗いと余計なものが見えず集中できて逆に良かった。茶臼小屋に着いたら泊まってた方達が続々と出発。荷物をデポさせてもらい、身軽になって上河内岳へ。
茶臼分岐〜上河内岳までの道が暴風で大変。撤退もチラつくほどでしたが防寒着でしのぐ。上河内〜南岳は雪渓がいくつかありチェンスパで対応。風はおさまりました。
薊畑に着きいよいよ聖岳へ。その大きさに圧倒されますが、ここまで来ると不思議と頑張れる。人間、目標があると強いです✊
聖岳への道では7〜8人すれ違いました。芝沢からの方がほとんどでしたが、お天気も良いのでみなさんテンション高かったです。快晴の聖岳を堪能できました。
つらかったのが南岳、上河内岳への登り返し。永遠につかないんじゃないかと言うくらいに長く感じた😰
ヘトヘトになりながらも本日2度目の上河内岳へ。風もおさまり穏やかな山頂からの眺めに、やっぱりいい山だと再認識。
茶臼小屋に着いたのが、17時。1日の登山時間としては最長の14時間半越え。そりゃ疲れるよね🫠
茶臼小屋、本日は4人宿泊。前日は6人だったそうです。小屋で夕飯食べたあと、分岐まで行って他の宿泊者と夕陽を見に行く。たぶんこれ以上キレイな景色が見れる日はそう無いんじゃないかってくらい最後まで美しかった1日でした✨
【3日目】
茶臼小屋を暗いうちに出発。茶臼岳〜希望峰の間は数カ所雪あり。ガチガチに凍っていたので踏み抜きはなし。仁田岳で朝焼けに染まる富士山に感動。あの朝のだんだん明るくなっていく雰囲気がたまらなく好き。明るくなってからあらためて茶臼岳に登頂。360度の大展望。もう、お腹いっぱい。思い残すことないです😆
あとは下山するだけ…なんですが、ここでアクシデント。快調に下っていたところ、落ち葉に隠れた木の根っこに滑って転倒し右手中指を負傷。指の曲がり具合から、ただの突き指ではないなとすぐにわかりました。なんとか下山して、右手に力が入らない状態でバイクを運転して帰宅💨
帰宅後、病院でレントゲン撮ったら完全に脱臼してました。先生がグリグリ押したらあっさりハマって痛みもなくなりました🤣💦
あまり調子に乗りすぎると痛い目に遭うよ…って山が教えてくれたんだと思います。
急な思いつきで実現した今回の聖岳。晴れ続きのお天気、人との出会い、山の景色と雰囲気、自然の厳しさ、下山でケガしたことも含めて、思い出に残る良き山旅でした 💯
※補足事項
・寒さを感じたのは稜線や山頂で風が吹いたとき。ネックウォーマーが役立ちました。
・冬季避難小屋内は4〜5℃。ホッカイロや湯たんぽは使わず。
・チェンスパは上河内の肩〜南岳を過ぎたあたりまで使用。茶臼岳〜仁田池にも雪ありましたがつぼ足でOK。
・水場。沼平から茶臼小屋まではたくさんあり。茶臼小屋から聖岳までは聖平小屋の沢くらいしかないです。
・電波。ドコモにつながる場所が聖平小屋分岐のあたりにあり。看板出てます。