水晶岳・薬師岳・黒部五郎岳

出典: Wikipedia

水晶岳(すいしょうだけ)は富山市南東部に位置する標高2,986mの飛騨山脈(北アルプス)の山である。山域は中部山岳国立公園に指定され、日本百名山に選定されている。 別名は、黒岳。 【概要】 黒部川源流部での最高峰及び富山市の最高地点である。標高3,000m未満の山としては、2,999mの剱岳に次ぐ高さの山である。山頂は切り立った岩の双耳峰で、三等三角点(点名は水晶山、所在地は富山県富山市大字有峰字黒部谷割10)のある北峰は2,977.7m 測定点である南峰は2,986mである。東斜面にはすり鉢状の圏谷地形(カール)がある。 山の上部は森林限界のハイマツ帯で、山頂の岩場からは飛騨山脈の大部分の山を見渡すことができる。南西に黒部五郎岳の圏谷地形を正面から望むことができ、北側に赤牛岳の赤い岩肌を望むことができる。

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掲載されている山

水晶岳, 薬師岳, 赤牛岳, 鷲羽岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳, 赤木岳, 北ノ俣岳, 越中沢岳, 伊藤新道

  • 双六岳

    標高:2860 m

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    双六岳(すごろくだけ)は、長野県大町市と岐阜県高山市にまたがる飛騨山脈の裏銀座の主稜線に位置する標高2,860 mの山である。双六岳を含む飛騨山脈の主な山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受けている。花の百名山、ぎふ百山、新高山市100景の一つに選定されている。 北側には飛騨山脈の主稜線が延び、三俣蓮華岳で立山連峰が後立山連峰へと延びる主稜線から分岐する。この山頂で稜線は東南東に向きを変えて槍ヶ岳、穂高岳へと主稜線が続き、東南東の隣のピークの樅沢岳から南西に分岐した稜線が弓折岳を経て笠ヶ岳へと続く。また、新穂高温泉からの1955年(昭和30年)に開設された小池新道の先には、双六岳と樅沢岳との鞍部がある。各方面からの登山道が交差する要所にあり、双六小屋がある。 双六岳は椀を伏せたような緩やかな高原状の山体で、山頂は砂礫の台地となっていて周氷河地形の線状構造土が見られ、その上に浮かぶ槍ヶ岳と穂高岳の展望地である。日本で44番目に高い山。山頂には二等三角点が設置されている。点名は「中俣岳」、所在地は岐阜県高山市大字金木戸字中俣岳695番地。

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    長野県と富山県の県境に位置する北アルプス最奥部の山の一つ。西側の山腹には「黒部川水源地標」が立ち、ここ一帯が黒部川の水源とされている。南側の三俣蓮華岳から眺めると鷲が羽を広げたかのような姿を持つ鷲羽岳は、水晶岳(黒岳)などとともに北アルプスの最奥部にあり、山頂に立つのに時間を要する山だ。最短路は新穂高温泉から双六岳を経由するコースだが(通常、途中1泊)、烏帽子岳から槍ヶ岳へと続く裏銀座コースや黒部五郎岳を経て槍ヶ岳へと至る西銀座ダイヤモンドコースの縦走時に立ち寄る登山者が多い。山頂の北西には「最後の秘境」と呼ばれる溶岩台地、雲ノ平があり、数多くの高山植物や独特の景観を求めてのプラス1泊もぜひおすすめしたい。

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    富山県にあり、北アルプス最奥部の山として登るのがたいへんな山のひとつ。その名は病苦から人々を救う薬師如来(薬師瑠璃光如来)に由来し、古くから山岳信仰の対象として知られてきた。たいへん大きな山容を持ち、東面には北から南へと順に、北カール、小説『劔岳・点の記』(新田次郎著)に登場する山案内人・宮本金作の名をとった金作谷カール、中央カール、そして南稜カールの4つの圏谷(カール)が並び、これらは薬師岳圏谷群として国の特別天然記念物に指定されている。最短路となる西面の折立からのコースはこれといった難所もなく、夏なら体力勝負で山頂に立てるが、豪雪地帯の山ゆえ冬期登山は厳しいものとなり、1963年(昭和38)には愛知大学山岳部の大量遭難が発生している。

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    太郎山(たろうやま)は、富山県富山市に位置する標高2373mの北アルプス西部に位置する山である。西麓の有峰湖・折立から太郎兵衛平へ登り、太郎山から北ノ俣岳・赤木岳・黒部五郎岳(日本百名山)・三俣蓮華岳(日本三百名山)・双六岳を経て、西鎌尾根から槍ヶ岳をめざす縦走路は「西銀座ダイヤモンドコース」と呼ばれ、表銀座・裏銀座にも劣らない魅力あふれるコースである。また山頂直下の太郎兵衛平にある太郎平小屋は薬師岳や雲ノ平への登山者の拠点にもなっており、これらの山をめざす際に太郎平小屋に宿泊した際、裏山感覚で太郎山に登って、めざす頂を眺めるのもオススメである。

  • ワリモ岳

    標高:2888 m

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