[☃️アルプス調査🏔️冬到来❓]弓折岳・双六岳・丸山・三俣蓮華岳・鷲羽岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地
(長野, 岐阜, 富山)
2024.11.13(水)
2 DAYS
日本百名山シリーズ51❗️
今回は冬の気配を感じに北アルプス、鷲羽岳に行って参りました😊
例年であれば既に雪深く、軽アイゼン・アイゼンが必須かもしれませんが、今年は残暑続きでまだ夏靴の軽アイゼンが無くても何とか行ける状態でした❗️とは言っても、凍り付いているところもあるので、軽アイゼン・チェーンスパイクがあるに越した事はありません❗️お守りの意味でも持っておくことにしましょう😊
少し離れた場所から見る限り槍ヶ岳などは既に真冬の催しで鷲羽岳に比べると遥かに雪深く感じました😅
北アルプスの山々によってスタイルが変わるこの時期は装備の選択が難しい時期かもしれません❗️この時期は山小屋も営業しておらず、色々と自己責任になる時期です。
山のコンディションをよく知り、適切な装備を選びましょう❗️
新穂高温泉の駐車場は基本的にロープウェイなどの観光向け駐車場になっており、11月以降のこの時期は、閑散期となり、有料駐車場は閉鎖されております❗️
登山者用駐車場をよく確認してから向かうようにしましょう❗️
知らずに行くと現地であたふたしますので、是非調べて行ってください。下記に新穂高温泉登山者用駐車場情報を貼っておきます❗️😊
https://www.okuhida.or.jp/archives/5001
笠ヶ岳や鷲羽岳、黒部五郎岳に行かれる方は使用する事があると思いますので、是非ご確認下さい😊P5,8,10が無料駐車場になっており、この時期は他の時期に比べてかなり空いている方だと思われます❗️P5が新穂高温泉に近い無料駐車場になります😊P5から新穂高温泉までは約徒歩10分になります😊P5駐車場は200台近く駐車可能だと思います❗️
新穂高温泉のインフォメーションセンターは登山やハイキングに特化した情報が沢山記載されており、近隣の温泉情報も沢山張り出しております❗️
無料で得られる情報としてはかなりのボリュームになりますので、開館していたら是非よってみてください❗️
お手洗いも無料でとても綺麗です😊お手洗いに関しては24時間使用可能です❗️
周辺の見どころ情報も満載です😊
新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯が併設されており、帰りはそのまま温泉に立ち寄ることも可能です。大人900円、お子さん450円で入浴可能です❗️
近くの川で硫黄泉が噴き出てたので、硫黄泉じゃないかな?と、勝手に推測します❗️
ピークハント山:弓折岳・双六岳・丸山・三俣蓮華岳・鷲羽岳
山レポ
・駐車場~弓折岳
P5駐車場からスタートします。駐車場から新穂高温泉に向かうためにすぐに樹林帯に入りますが、樹林帯入ってすぐに紅葉が向かい入れてくれます。赤や黄色、オレンジの紅葉が綺麗です。駐車場付近の標高は1050m程なので、まだ紅葉は見どころの様です。紅葉を見ながら川沿いの樹林帯を抜けていきます。高低差は殆ど無く、少しだけ緩急があります。山道は広く、歩きやすいですよ。10分弱歩いていくと登りがあり、道路と合流します。新穂高温泉は人気の観光地でもあるので、車通りはそれなりにあります。出来ればガードレールの外側(車と接触しない側)を可能な限り歩くと良いと思います。道路沿いを数分歩くとインフォメーションセンターに到着です。インフォメーションセンターを正面に見て、右手の坂を上がっても良し、左手の橋を渡って道なりに行くのも良し。どちらでも山道に行く事が可能です。左手に行くと見どころが無いので、僕は右手に進むこととしました。インフォメーションセンター右手を登っていくとすぐに温泉が左手に現れます。温泉を超えて道なりに行くと左手に今度はホテル穂高があります。立派なホテルなので、今度是非泊まってみたいものです。ホテル穂高を超えていくと新穂高ロープウェイの建物が現れます。建物を正面に見て、左手に進んでいき、新穂高バスのUターン場になっている敷地内を抜けていきます。敷地奥に橋が確認出来ますので、橋を渡っていきます。橋上から確認できる川の水流は結構激しいですが、それ以上に硫黄泉が噴出しているのが目に焼き付きます。匂いも硫黄独特の香りが漂います。橋を渡りきると少し樹林帯に入り、進んでいくと舗装された道路に合流します。ここで先ほどの「インフォメーションセンターを正面に見て左に道なりに行った場所」と合流です。この分岐地点にもしっかりした表記看板がありますので、帰りも特に気にするようにしましょう。アスファルト道路を登っていき、道なりに進んでいきます。暫く進んでいくと登山口のゲートに到着します。ゲートの右手に登山届ポストが設置されております。こちらで届け出を出しても良いですが、インフォメーションセンターでも出せるので、事前に出せる方はそちらで出しておくと、周囲が明るくて出しやすいです。ゲートを過ぎるとすぐ右手に地図も設置されております。ここからはずっと樹林帯になりますが、車が通れるようになっているので、山道はとても広く、整備されております。アスファルトと砂利道が交互に続きます。ゲートを抜けて暫くはアスファルトの整備された道が続きます。つづら折り(クネクネ登り)で少しずつ登っていきます。植林が少なく、自然林が多く、多種多様の植物を観察する事が可能です。また、初冬なので落ち葉も多いです。暫く進むと一本の直線道に変わってきます。左手は水量の多い川が勢いよく流れており、右手は山肌が並びます。落石注意の看板が至る所にある通り、少しは気にした方がいいかもしれません。杉も増えてきて、この山独特の自然を感じれます。そのうち右手に「風穴」があり、涼しい風が出ております。足元は砂利とアスファルトが何度も入れ替わります。所々車同士が交わせるくらいの大きな広場があります。また、途中で幾つか左の川の対岸に渡れる橋がありますが、渡らず進んでいきます。2,3個橋を飛ばして進んでいくと、道が左にそれて、橋を渡らざるを得なくなります。橋を渡って今度は右手に川を見ながら進んで言います。橋を渡ると左手の山側から流れる水場を確認できますので、こちらで水分補給するのも良しです。右手には大きな砂防堰堤で水が止められており、上流側の放水量もかなり多いです。ダムに近いほど大きい砂防堰堤です。管理棟もあり、大雨時は近づかないようにしましょう。少し進むと山道が川から外れていき、樹林帯歩きに変わっていきます。工事の土場の様な場所に出て、抜けると笠ヶ岳への分岐口になります。登山口の水場は枯れており、水が全く出ていない状況です。なので、笠ヶ岳に向かう場合は、橋を渡ったところにある水場で汲んで行くようにしましょう。笠ヶ岳分岐を抜け行くと「わさび平」に到着です。キャンプ指定地もありますが、この時期の山小屋は営業が終了しております。夏場だと外に飲み物なども出ている様ですが、この時期は閉まっており閑散としております。山小屋向かいに休憩所が多数あり、ベンチもとても綺麗です。ベンチの裏には沢が流れており、そちらで水分を補給しましょう。水は冷たくて綺麗です。わさび平を抜けて、鏡平へ向かいます。大きな樹木に囲まれた林道を歩いていきますが、大きな樹木は殆どがブナの様で、ブナの森となっております。ブナの森を抜けると段々と開けてきて、再度川が右手に合流します。所々、山側から沢に水が流れ込んでいるので、本格的な山道が始まる前に細かく水分は取っておきましょう。開けてきて、正面に雄大な山々を望めます。正面には弓折岳が望めます。まだゆったりとした道が続きます。山道は両側背の低いススキなどの植物が群生しております。進んでいくと、右手に橋が現れ、奥丸山との分岐に出合います。橋は渡らず、まっすぐと、双六方面に向かいます。山道から少し河原の様な岩場道に変わっていきます。途中、1か所川を渡る場所がありますので、落ちないように気を付けて石の上を渡るようにしましょう。川を渡るとすぐにベンチがあるので、一息つきましょう。進んでいくと岩場の始まりです。ここから傾斜がきつくなってきて、山道らしくなります。岩場をひたすらと登っていきますが、落ち葉がとても多いので滑らないように注意です。あまり支障はないと思いますが、左右から樹木がセリ出てるので上半身は十分注意して歩きましょう。暫く登ると、再度沢を渡ります。昔は橋が架かってた後がありますが、現在は無いので再度岩の上をうまく渡りましょう。また、暫く進むと小さな沢があり、ここから暫く給水ポイントがありません。水分補給をしていく事をお勧めします。まだ暫くは樹木の間を抜けていく時間が続きます。葉が落ちているので、少しだけ景色を望むことが出来ます。岩場が多いです。チボ岩まで行くと、多数の岩場を目の当たりにします。昔の沢の跡か、土砂崩れの跡か分かりません。途中から山道が笹薮に覆われてきますが、整備されているので、漕ぐほどではありません。石・岩交じりの山道と岩場が交互に来ます。傾斜をどんどん登っていくと、景色もどんどんと良くなっていくのを感じられます。途中、元沢跡を渡る場所がいくつかありますが、橋が架かって無いので、岩場を回って渡っていきましょう。ふと、振り返ると谷間から立派な山が2座見られます。右手から乗鞍岳と焼岳になります。ベンチが3つ並ぶ休憩所に到着したら是非そこで休憩する事をおススメします。百名山2座を目の前に素晴らしい景色を見ながら休憩出来ます。この後も良い景色は続きます。ケルンなども各所で作られています。岩場をどんどんと進みながら山間の谷を進んでいきます。谷間を登り終わると段々と平坦になりますが、後半は苔の生えた岩が多くなり、足場注意です。木板のゆったりとした道まで登りきると、「クマの踊り場」というポイントになり、名前の通りクマの目撃情報がとても多いです。注意深く進みましょう。ここまでくると「鏡平」というポイントまで500m程度です。その後も岩場で山間の谷を進んでいきます。少し山道は狭くなってきますが、岩場もしっかりしてて登りやすいです。途中小さい池が幾つかあります。池をみつつ、更に登っていくと大きな池を見渡せる木板ステージの休憩所に到着です。休憩所からは穂高連山や槍ヶ岳などの素晴らしい山々が望めます。天気次第では池に写る「逆さ槍ヶ岳」なども見ることが出来ますよ。素晴らしい池を抜けると鏡平に到着です。立派な山荘と、山荘の前に立派な池があります。この時期は既に山小屋は営業が終了しており、普段だと橋が架かっている池も周り道で避けながら進まないといけません。「う回路」の看板がちゃんとありますので確認しましょう。鏡平からは目の前に素晴らしい山々を望むことが出来ます。その山々こそこれから登っていく山なので、気合をいれて臨みましょう。並ぶ山々の左手をよく見ると、これから登っていく山道がはっきりと確認できます。巻き道で鏡平池を避けながら迂回していきます。また、ここから一気に登りになります。鏡平でしっかり体を整えてから行きましょう。また、暫くは両側樹木で覆われておりますが、数十分ほど登ると、稜線になります。稜線まで頑張って登りましょう。振り返ると先ほどいた鏡平と稜線がとても美しく望めます。稜線に出ると北アルプスの山々が一望です。稜線を暫く登っていくとまた、小さな池が幾つかあります。キノコもなってますよ。また、この時期はこの稜線ルートから足元に雪渓が現れ始めます。右側が谷になっており、滑らすと滑落になりますので十分に注意しましょう。お守りの軽アイゼン・チェーンスパイクは必須です。登るにつれて雪渓が増えていきます。特に日陰は結構残ってます。峠まで一気に登りきると休憩所に到着です。弓折乗越というポイントで、弓折岳の足元、ベンチが沢山ある峠です。ここまでの登りの息を整えましょう。峠を左手に進んでいくと弓折岳に向かいます。あまり人が通らないからか、山道はやはり雪渓が多く、凍ってる場所もあります。暫く登っていくと再度分岐路に出ます。正面には「大ノマ岳」が望め、笠ヶ岳までの縦走路が綺麗に見えますよ。分岐を右手に進むと「弓折岳」の山頂です。山頂には三角点・ベンチがあります。景色も最高で、大ノマ岳、北アルプスの山々・山頂看板の裏には「双六岳」が望めます。360度ビューの素晴らしい山です。
・弓折岳~双六小屋
弓折岳と双六小屋の分岐峠(弓折乗越)まで戻ります。約10分程度で戻ることが可能です。峠を登っていくと双六方面への山道となります。間もなくとても広い広場に出ます。時期によってはお花畑となっている様ですが、冬場は歩きやすい砂場になっております。岩に「双六へ2.0k」と記載があります。元々弓折乗越と双六小屋は2.2kmです。広場は広いですが、所々にテープなどで印があります。また、奥にベンチが3つ設置してあるのでベンチに向かって歩きましょう。広場を抜けていくとまた池が広がります。ここからは尾根をひたすらと歩いていきます。アップダウンがある尾根を抜けていきますが、途中、笹薮やハイマツの間を抜けていきます。木陰が少ないので、事前に日焼け対策などはしておきましょう。雪渓で照り返しが強いので、サングラスは必須です。途中、稜線の合間から双六小屋も見渡せます。稜線正面右奥には樅沢岳、双六小屋の裏手には立派な鷲羽岳を見ながら歩けます。途中、休憩ポイントのベンチが在ります。ベンチ前後とも美しい景色を見ながら休憩可能です。双六小屋に向け、尾根を少し左にずらしながら降っていきます。降っていくと木板の整備された道に変わっていき、左手に双六岳、右手に樅沢岳を望みながら山間を抜けていきます。暫く行くと、大きな池「双六池」があり、池の奥には双六池キャンプ指定地があり、更に奥には双六小屋があります。キャンプ指定地はとても広く、100張程度は出来そうです。ペグも打ちやすそうな地質です。山小屋は既に営業が終わっており、テントを張っている方は0人、水場も無ければお手洗いもございません。山小屋の周りは電気柵も張っておりました。双六池上に太陽が上がっており、写真映えしますよ。また、冬季は50mほど離れた樅沢岳のふもとに避難小屋があります。1階部分は締め切りとなっており、2階からハシゴで入ることが出来ます。緊急時は使わせてもらうと良いでしょう。小屋の屋根には乗らないこと。だそうです。アイゼンで屋根に穴が空いてしまうので、これからの時期は是非気を付けましょう。
・双六小屋~三俣蓮華岳
山荘の奥、西側から双六岳にアタック可能です。ここからは急登になりますので双六小屋前で息を整えて臨みましょう。ハイマツの間の急登を抜けてどんどん登っていきます。20分程登ると一気に開けて分岐路に出ます。右手に進んでいくと巻き道ルートで三俣小屋方面に進んでいけます。双六岳・丸山・三俣蓮華岳に興味の無い方は巻き道ルートがおススメですが、双六岳からの稜線歩きは圧巻なので、是非ピークハントを目指すことをお勧めします。僕も行きは双六岳方面に向かいました。巻き道ルートとの分岐を左に進んで登っていきます。また、間もなく分岐が再度あり、中腹ルートと山頂への稜線ルートに分かれます。やはり稜線ルートを選ぶことをお勧めします。中腹ルートとの分岐から少し登っていくと稜線に出ます。周りに遮るものも一切無く、とても広い双六岳の稜線です。山道には雪道も多く、靴が汚れるかもしれません。山道はとても広いので危険性は全くありません。ただ、風が強いと遮るものが一切ないので、暴風対策は怠らないようにしましょう。とても美しい稜線です。稜線に出ると、双六岳のピークが見えてきます。目の前のピークに向かって30分程度歩くと双六岳の山頂を踏むことが出来ます。双六岳のまわりには1万年前に終わった氷河期の、氷河の侵食により削り取られたやせ尾根ばかりが見られます。天空の飛行場ともよばれるこの尾根は、砂れきが広がり周氷河地形の線状構造土も見られます。とてもレアな稜線なので、是非見て肌で感じて下さい。山頂は2860mの頂きになります。三角点もあり、360度ビューのとても美しい山です。鷲羽岳や北アルプスの山々だけでなく、薬師岳、水晶岳など名峰各方位に眺望が見られます。更に稜線を抜けて歩いていきます。ハイマツを抜けていく場所などもありますが、殆ど遮るものが無く、目の前の稜線をただただ歩いていく形になります。稜線ルートがとてもきれいに見渡せ、美しさにうっとりします。稜線ルートを50分程歩いていくと丸山の山頂に到着となります。山頂表記は見当たらない為、稜線を気分よく歩いていると見逃しがちです。ハイマツの中に山頂があるように感じました。ハイマツが生い茂っている為、山頂の眺望は半分くらいでしょうか。それでも美しい景色に越したことはありません。丸山を超えて再度稜線歩きを楽しみます。時間によっては凄く気温が落ちてくるので、時間配分や時間には十分気を付けるようにしましょう。途中、時期によってはお花畑が広がります。丸山から30分程度進むと今度は三俣蓮華岳に到着です。三俣蓮華岳からも360度ビューの美しい眺望が見られます。双六岳より標高が低い2841mですが、足元の雪渓は多く、足を取られやすいです。景色は相変わらず最高で、鷲羽岳が目の前にそびえます。槍ヶ岳は少し離れます。山頂には立派な三角点が3つ・・・?と山頂看板があります。
・三俣蓮華岳~鷲羽岳
山頂少し手前の分岐を右手に降りていきます。つづら折りでクネクネと降りていきます。傾斜はそこまで厳しくはないですが、ガレ場のような足元なので滑ります。また、雪が足元にあるところもあるので、十分注意しましょう。15分程度降りたところで三俣峠に到着です。三俣峠付近も雪渓が結構残っており、足を取られる回数が更に増えてきます。三俣蓮華岳から降って来て、三俣峠から右側が巻き道ルートで双六小屋に向かうルートで、左側が三俣山荘に向かうルートになります。陽の辺りが良くないのもありますが、人が少ない為ここら辺の雪渓は他のルートに比べて多く残っています。更に三俣山荘まではひたすら降りとなるので、チェーンスパイクなどがあるとかなり安心できます。太陽は背中側に落ちるので、先ほど登っていた丸山から三俣蓮華岳の稜線の間に落ちていきます。なので足元はどんどんと暗くなっていきます。正面には鷲羽岳がたたずみ、その存在感は圧巻です。三俣峠の分岐から最初はゆったりと降っていきますが、途中、ハイマツを抜ける辺りから傾斜がどんどんとキツくなってきます。ハイマツを抜けると三俣山荘やテント場が見えてきます。尾根の谷部分にあるので、この時期は15時くらいには陽が当たらなくなってしまいます。足元は相変わらず雪渓が多いので注意です。山荘手前の降りはガチガチに凍ってる場所もあります。三俣峠から30分程降って行くと三俣山荘に到着です。ハイマツに囲まれた山荘です。この時期は既に営業は終了しております。テント場ハイマツに囲まれていて、中央には小さな沢が流れており、水場は凍っても枯れても居ません。平らな場所は比較的少ないように感じました。ただ、70張出来る様で、テントを張れる場所はハイマツを避けながら点在しているイメージです。山荘から離れるとどんどん傾斜地にテントを張ることになりそうです。山荘の営業シーズンは山荘の前にも水場がありそうですが、テント場の水場の方が水量豊富の様です。テント場からも山荘からも鷲羽岳が目の前に望めます。ウズウズしてしまう距離感です。夜中は氷点下10度近くまで落ちたように感じます。ただ、夜空の星は満点で最高に綺麗な夜景です。鷲羽岳と上空に見える星空をアイフォンで撮影する事が出来ました。とても綺麗な景色です。(サムネイルです。)
三俣山荘の前を抜けていくと鷲羽岳にアタックする事が出来ます。鷲羽岳を正面に右奥が日の出(東側)になります。明け方に向かうと右側から明るくなってきます。山荘を抜けていくと、再度稜線に出ます。風を遮ることが出来ないので、ピークハントを狙う前に必ず暴風対策をしてから向かいましょう。尾根道をひたすらつづら折りでジグザグと登っていきます。ガレ場、ザレ場が混ざっており、滑ります。山頂付近まで雪渓はあまり多くなく、比較的避けながら向かう事が出来ます。どうしても避けられない場所はありますが、ガチガチでは無く、まだ人があまり入ってない歩きやすい雪渓という感じでした。ピークが少し左奥にありますので、登りながらもどんどんと少しずつ左にそれながら登っていきます。登っていくと岩場がどんどん大きくなっていくのを感じます。ザレ場からガレ場、そして岩場の様に変化していきます。傾斜もきつくなりますので、ルートファインディングしてしっかり道を見つけて進んでいきましょう。三俣山荘からひたすらつづら折って登ること1時間強、山頂に到着です。山頂は360度ビューのとても美しい景色のようですが、僕の場合はガスっていて眺望は確認できませんでした。2924mの山頂は圧巻で、山頂標識まで凍ってました。僕が行ったタイミングは風速5m以上吹いていたかと思うので、体感も氷点下10度以下であったと思われます。山頂には三角点があります。周辺の北アルプスを始め、近隣の山々を優雅に見渡せたと思います。登ってきた道を振り返ると、その高さと迫力に気づきます。三俣山荘まで綺麗に見渡せる切り立った尾根は圧巻としか言いようがありませんでした。
・おまけ(三俣峠~双六分岐)巻道ルート
帰りは巻道ルートを使いました。三俣峠の分岐からまっすぐ進んでいきます。右手に昨日登った
三俣蓮華岳や丸山などを見ながらトラバース道として巻いていきます。山の形に合わせてルートがどんどんと変化していき、カーブもそれなりに多いです。道中は広いルートもあれば、切り立ったトラバース(山の法面)を歩くこともあります。滑落しそうな場所も幾つかありますので十分注意しましょう。植生復元中が基本で、山道からは逸れないようにしましょう。巻道なので少し距離は増えますが、高低差が無く歩きやすいです。途中の山側から出たハイマツが顔に掛かる部分もあります。避けながら進みましょう。途中の水場は小さな沢です。かなり水が細く、汲むのが至難の業です。直接飲むことも何とか可能です。右手はひたすら山で法面ですが、左手は北アルプスの山々を望むことが出来ます。是非絶景を楽しみながらゆったり歩きましょう。開けている場所が多く、結構風を受けます。ただ、西風だと山があるので結構防いでくれます。時期によっては巻道でもお花畑が広がるようです。双六小屋に近づくと少し登りが増えてきます。ただ、三俣峠から向かう方が双六小屋分岐の方が標高が下がるため、少し早くつくようです。
という訳で山レポでした‼️
この時期のアルプスは必ずしっかり装備で行かないと、滑落の危険性や凍死・凍傷のリスクがかなり高まります。必ず予備の上着や軽アイゼン・アイゼン・ダウンシュラフなどを持っていく事を欠かさないでください❗️17時くらいには氷点下近くまで下がっていたように感じます🥶
今回非常に優秀だったアイテム2選。。。ご紹介致します❗️
①:ホッカイロ(長時間もつやつ!)
当たり前過ぎて皆さまお持ちの方も多いかと思いますが、今回特にありがたみを感じました。まず寝袋の中に入れることで、夜間の寒さを大幅に和らげ、快適な睡眠をサポートしてくれます。また、手足を温めるために使用すれば、すぐに効果を感じられるので凍傷予防にも役立ちます。テントの中や休憩中にもポケットに入れておけば、体温を効率よく保持できます。コンパクトで軽量、かつ長時間温かさを保つホッカイロは、冬山でのエネルギー消費を抑えつつ安全性も向上させてくれる心強い存在でした。足の裏とお腹、背中に張ってシュラフの中で横になったらこれ以上見方になってくれるアイテムは無いかもしれません。
ちなみに、高温になるマグマカイロも良いですが、継続時間が短いのが難点。テン場で設営を終えた夕方から翌日明け方以降まで暖かく無いと効果が少し足りないので、14時間継続する下記の様なカイロが是非お勧めです。張ったまま次の日登れるのも暖かくてありがたいです。
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②:ノースフェイス ダウン サンダージャケット
こちらもこの時期は無いと眠れません。通常のダウンだと重くて持ち運びも不便なのがダウンジャケットです。ただ、これは軽量で保温性が高いのが非常に便利です。中綿には軽くて暖かいダウンと化繊わたの軽量ハイブリッドダウンが使われており、薄手でありながらしっかりとした防寒効果があります。また、ポケッタブルでコンパクトに収納できるため、登山やアウトドアで持ち運びに便利です。防風性も高く、風が強い環境でも温かさを保てます。デザインもスタイリッシュで、街着(タウンユース)としても合わせやすいのも非常に魅力です。化繊わたが入っており撥水性もあるため、多少の雨や雪なら対応可能で、幅広いシーンで活躍できる一着です。ただ、インナーダウンという立ち位置なので、テントの中で寝るときや、極寒の雪山を登る時などに非常に使えます。気になったら見てみて下さい!
https://amzn.to/3Z4O5FQ
冬本番がもうすぐ到来しそうですね😊
今年は夏が暑くて冬は寒いそうです❗️つまり秋を感じられるのは今の短い時期だけかもしれませんので、秋ならではの読書や味覚を楽しみましょう😊
どうやらまだ暫く暖かい秋が続きそうなので雪渓前の山へ駆け込むチャンスかもしれません😊
双六岳のショート動画をインスタグラムのリール動画で上げてますので是非見てみて下さい❗️😊
360度ビューの美しい景色です❗️✊
https://www.instagram.com/reel/DCWTYp-vDOI/?igsh=MWgyemNrOXpsY2gzcA==
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毎日山やアウトドア関連の動画を何かしら上げてますので宜しくお願い致します😊
[山あるある]シリーズが結構人気な様ですので是非見てみてください❗️