北岳・間ノ岳・農鳥岳 白峰三山縦走(奈良田より)

2023.10.30(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 54
休憩時間
43
距離
24.9 km
のぼり / くだり
3396 / 2688 m
5
23
2 53
25
33
15
59
17
1 7

活動詳細

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毎年恒例の5日連休を使った遠征、去年は夏だったので今年は秋にしてみた、いつものように大阪を拠点としてどこを攻めるか考える 今年の紅葉は少し遅れてるけど、もう北の方や高い山は冬山に突入、まだ登ってなくてチェンスパのみで登れるところはどこか、南アルプスは雪少なくていけそう、なら北岳やな、ということで行き先決定 北岳だけだと短いしとりあえず縦走するとして、日帰りできるとしたらお隣の間ノ岳、農鳥岳まで入れて25km強の南北に繋がった縦走路、これは白峰三山と言うらしい、しかし登山口は別で広河原側と奈良田側に別れてる、間のロードを行けば周回は出来そうだけどロードだけで20km、ここはバスがあるようなのでさすがにパスさせてもらおう 近々の記録を見てみると、奈良田に駐車して広河原に 登山口までバスで行くのがベタっぽい、しかし朝一便乗ってもスタート出来るのが6:15、天気良さそうだしせっかくだから日の出見たいからバスは帰りにしよ、奈良田の方から登るとスタート標高低いから累積は700mぐらい高くなるけど気にしない ただし帰りにバスなのでもちろんタイムリミットができる、さらに平日だと便が少なくて14:30が最終、結構早いし乗り遅れるとロード地獄が待ってる、まぁ最悪の場合20km走るけど 奈良田からだと最初の山頂は農鳥岳、距離12kmの標高差2,200mなので6時間はかかるとみて毎度恒例となりつつある0時スタートのナイトハイクで決定、前日に奈良田に入って仮眠を取る計画でやってみる、バスの時間も14時間で降りられれば間に合うしCT8割ぐらいのペースでいいからいつも通りだったら全然余裕はある 大阪から高速で5時間、前日に奈良田入り、0時の時点で駐車場には車が数台あったけどこの時間から登る人はまぁいないやろね、天気は晴れで雲は無くて星が見える、満月なので結構明るい、気温は10度ぐらいかな、全然寒くない、風も弱い予報だけど上は3,000mなので防寒は念には念を 奈良田駐車場から大門沢登山口までは4.5km、静かな車道を歩いていく、鹿の鳴き声があちこちから聞こえる、工事現場の横を抜けて登山道に入る、ロープが張ってあるのでまだこの辺りはルートがわかりやすい 少し登ると橋が出てくる、この橋は見た目しっかりしてるけど渡るとめちゃ揺れる、助からないので持ち物は落とさないように、ここからどんどん森深くへ入っていく 森の中をあっち行ったりこっち行ったりどんどん登ってく、真っ暗なのでちょいちょいピンクテープを見失うけどなんとなく道を外れたのがわかるので、そこは修正しながら進む、ある程度人が通ってるので荒れてる里山よりかはまだわかりやすい、正しい道は土が踏まれてるので固いところ 途中に渡渉ポイントが何回も出てくるので雨の後とかはちょっと危ないかも、一応飛び石や木の橋がかけられてたりするけど増水すると沈みそう、たぶん沈む どんどん登って小屋が出てきた、けど用事ないのでスルー、3時間ぐらい登ると木が減ってきて遠くの方が見通せるようになった、遠くに街の明かりがあるけど甲府辺りかな、隣にうっすら山のシルエットも、よく見ると冠雪した富士山、遠くからでも存在感がすごい 後半になるにしたがって急登気味になってくるけど山頂も近いのでそのまま突っ切る、遠くの空が赤くなってきた5時頃やっとこさ稜線に到着、一面がガレ場に変わる、思ったより雪も残ってないな、とりあえず日の出も近そうなので山頂を目指す いくつかアップダウンを繰り返して農鳥岳山頂に到着、6時ちょい前で空はすでに結構明るく日の出はもうすぐ、けど隣に西農鳥岳あるしそこまで行って御来光かな、とりあえず進んでみる しかし進んでみたはいいけどすぐに太陽が出てきてしまった、九州だとこの時期日の出は6時半頃だったけど、そういえばこっちは20分ぐらい早いんやった 農鳥岳のモルゲンロートを眺めながらちょっと行くと西農鳥岳に着、明るくなった空には雲もなく快晴、遠くに富士山も綺麗に見える ここまでで予定より1時間巻いてる、まぁ先は長いので巻きキープで進む、一旦降って農鳥小屋に出た、誰ともすれ違ってないし誰もいなさそうなのでここもスルー ここから間ノ岳までまたガンガン上がる、1kmちょいで400m程上げるのでなかなかしんどい、ペースは落ちるけどここは我慢 途中今日はじめての登山者すれ違い、近くに雷鳥がいるのを教えてもらったので進みながら探してみると、数羽の雷鳥を発見、羽根が冬毛に変わりつつある感じで程よく白くなり、脚元はふさふさ、いつか真っ白も見てみたい 雷鳥に癒されつつ登り切って間ノ岳に到着、後から聞いたけど奥穂高と並んで日本3位の高さらしい、奥穂も去年登ったからこれで3位は制覇、でお隣の北岳は2位やしこの縦走路なかなかのもんやね また降って少し行くと中白根山、北岳山荘と通過、ここからまた登り返ししていよいよ北岳へ、ここまで18km程来たけど脚はだいぶしんどい、マイペースで登る ゆっくり登って登ってラストの北岳に到着、山頂の標識が豪華、さすが日本2位てとこか、有難いことにずっと快晴で10時なのでもう暑いぐらいになってる、そして相変わらず富士山も綺麗に佇んでる 北岳含め白峰三山は高い山ばっかりではあるけど案外雰囲気も他の山と似てるから、特別感はあんまり無く逆に親近感が湧く山々、ただただアプローチが長いという印象 さぁ後は降るだけなので遅いけど朝ごはんタイム、山頂で出会った人に聞くと、すぐ下に小屋があるのでデポしてピストンするらしい、このルートだけでも山荘いくつもあるしさすが人気のアルプスやね、登り方は人それぞれ 北岳満喫して最後の降りスタート、少し降ると肩ノ小屋、この辺りはまさに今登って来た人が何人もいて賑わってた、そしてよく写真で見る鐘と看板が、この小屋やったんやね そしてここから長い長い降りへ、今回は降りやけど奈良田ルートとは違って道は分かりやすいし整備されてるから、登るのもこっちからのが間違いないな 北岳山頂で話した人と降り途中でまた出会ったので、いろいろ話しながらどんどん降る、かなり長いので気分的にしんどいけど話してると意外とあっという間なのでありがたかったな 麓の方は紅葉も見頃だったようで紅葉見に来てるカメラマンも多くかなり賑わってた、平日だけどやっぱり観光地ってことかな上高地みたいな感じで 登山口に着いたのが13時、予定より少し巻いたけど降りがスムーズだったからかな、バスも余裕で間に合った 南アルプス初めて来たけどいろんな意味でかなり奥深い、まだまだ山あるし制覇するのは時間かかるな、雪深くなければ冬でもいいかも、今回はチェンスパ持ってたけど使わんかったし、いける範囲でコツコツやってこ。

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