活動データ

タイム

03:17

距離

1.7km

のぼり

193m

くだり

194m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 17
休憩時間
1 時間 28
距離
1.7 km
のぼり / くだり
193 / 194 m

活動詳細

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今年の夏場はあまりにも暑く、夏風邪もひいていたし、緊急事態宣言などもあったので山登りは控えていた。その結果すっかり体力が落ちてしまった。10月にもなれば涼しくなって、また山登り再開という事なのだが、いきなりハードなのはしんどいので、近場でまだ行ってないところで手頃なところを探した結果、尾張富士という事になった。 近場なので遅めに家を出て、日曜日の11時頃に山の西側、尾張富士大宮浅間神社の参拝者駐車場に到着。にもかかわらず広い駐車場はガラガラだった。トイレもある。これは良い。ギュウギュウの駐車場の空きを探して車を停めるのはなかなか大変なので、こういう駐車場は最高だ。ちなみに41号線からパチンコ屋さんZENTの交差点を東に入って後はまっすぐというカーナビの案内だったのだが、この道は一車線のクッソ細いところをバンバン対向車が入ってきて、人んチの駐車場などに避けながら無理くりすれ違うところがあるので、次からは出来ればあんまり通りたくない。しかも明治村への行き来があるので結構交通量が多い。多分みんなカーナビに一杯食わされてるんだと思う。 それはそうとして、神社で今回の登山の安全を祈願して、石上げの石を買った。200円。今度のファミリー音楽祭の成功を祈願して、マジックで文章を書き、息子四歳が大事にリュックに入れた。ここのマジックは石に祈願の文章を書くために置いてあるのだが、結構書けないヤツが多いので自前でもって行った方が良いのかもしれない。いざ、いざと登りにかかるが、いきなり道が分からん。どう見ても2つに分岐しとるので、慌ててYAMAPのルートを確かめてみると情報があった。「石が多い方が正解」と。そうか左か。このいかにも岩場の急坂を行くのか。元々「舐めてかかったら全部急坂だった」みたいな話も聞いていたのだが、のっけから飛ばして来てる感じだった。それで頂上まで殆ど岩と急坂、という印象。土の部分の登山道を歩いた記憶が無い。9割方岩と石とヌルっとする苔と粘土みたいな道をそろりそろりと歩いていたような気がする。思ったより登りごたえがあった。ここをホームグラウンドとしてちょくちょく登るという人が居るのも分かる。駐車場は停めやすいし、道は険しいが比較的すぐに頂上まで登れる。これは良い山だ。 250mくらい登ると尾張富士大宮浅間神社中宮がある。頂上へはさらに400mという事らしい。他の方の日記にあった「八百比丘尼(やおびくに)の岩」は、この中宮から少し登った左側にある。八百比丘尼伝説である。人魚の肉を食って800歳まで生きたが、その姿は17~18歳の様に若々しかったといわれているあの八百比丘尼である。その八百比丘尼が、当時女人禁制のこの尾張富士に登ろうとしたが、件の岩に手が吸い付いてそれ以上登れなかった、という事らしい。そうかこれが八百比丘尼の手形か。と、なかなかに興味深い。あと、その話があったころ、八百比丘尼は五郎丸、今の犬山に住んでいたらしい。そーなのかー。 頂上からの眺望はあんまり良くは無いが、わざわざ持ってきた石を頂上の神社に積み上げるのはここだけの楽しさがある。神社の裏、入鹿池がちょっとだけ見える場所でランチを食べた。 さて帰りはどうしようか、と思っていると、頂上の神社の社殿からまっすぐに降りて行く別の道があった。YAMAPのルートにも一応別ルートとして道があるようだ。いやしかし、下から来た時にこんな道あったかな?まあ良いや、行ってみよう。という事で入っていったら、登りの時にも見なかったような、とんでもない急坂だった。これをまた、そろりそろりと降りていく。すぐに元の道との合流地点に出たが、ああ、ここか、という感じ。「献石」と書かれた石碑が立ち並ぶ、崖みたいなところだった。まさかこれがルートだとは思わん。そういう初見殺しだった。逆にこれを登るのは大変だろうなあ。そっからは来た道もどりで麓まで。 息子四歳は性格がビビりだが、よく言えば「慎重派」だ。こういういかにも危なそうなゴツゴツした岩場の道を、なるべく安全に登ったり降りたりして行く。多分そういう性格なのだろうが、親としては安心して見ていられるのが良い。 11時過ぎから登って1時くらいに頂上でランチを食べて、降りて来たのは14時半くらいだっただろうか。名古屋から近場の山をちょいと登りに行く話としては、なかなか良い時間の使い方だ。神社下の参拝者駐車場の横に、自動販売機がある。そこで今回の山行は終了。子どもたちもジュースを楽しみにしている。四歳はネクター、二歳はオロナミンCを美味そうに飲んだ。良い山行だった。

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