活動データ
タイム
30:26
距離
72.9km
のぼり
7018m
くだり
7073m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北アルプスを満喫しようと3泊4日で立山〜薬師〜高天原〜水晶〜黒部〜立山と周回してきました。 去年は雲ノ平〜鷲羽〜黒部五郎を歩いたのですが(入山前にスマホを落として記録は無いですが)その時に雲ノ平から高天原の♨️を見て次は秘境の中で温泉に入ってゆっくりしよう!と考えてました。 と言うことで高天原を目的地に周回コースとしました。せっかくの連泊なので、周回好きとしては今回は大きくいきましょう。 朝一で室堂から入山するつもりが最初から問題が立山行きの始発の電車に乗って7時過ぎに立山駅に着きましたが、ケーブルカーの切符売り場には長蛇の列が!コロナ対策で乗車人数を制限しているようで切符を買うと乗車時間が記載されています。 自分は9時発だったので暫く立山駅で足止めです。 室堂に着いたらコインロッカーに不要な荷物を預けて予定より遅く10時半に登山開始です。 田舎者なので観光地を舐めてました。マイカー組があんなに多いんですね。今回で一番苦戦するのが切符購入になろうとは思いもしませんでした。 室堂は晴れで立山の立派な山容が出迎えてくれます。すぐに登りたいところですが、立山三山は最終日にして今日はスゴ乗越小屋に向かいます。 途中の龍王岳山頂からの眺めは最高で立山、剱岳、反対側にはこれから進む稜線が一望できます。見た目は気持ち良く楽に歩けそうですが、実際はなかなかの傾斜でガレ場もあり全然走れませんw スゴ乗越小屋には遅くなり16時に到着ケーブルカーの遅れが効いています。本日の宿泊者は自分と老夫婦の3人だけでした。 小屋で他の登山者のことを聞かれたので、スゴノ頭前でテント泊装備の人が向かっているのと、越中沢岳北で綺麗な女性の方が五色ヶ原に向かっているのを伝えました。小屋の人達はこの女性のことを気にしているようで各小屋の到着時間が物凄い遅いそうです。会ったのは14時半なのでコースタイムで行けても17時となります。 本人が私は歩くのが遅いので…と言われていたので何時に五色ヶ原に着けたのか心配です。 スゴ小屋の人は五色はうちと違って厳しいからこってり絞られたらいいよ。と言われてました。 テン泊の方もふらふらだっのでスゴ到着は18時前となってしまいました。 この日は山での挨拶と会話の重要性を再確認しました。 2日目は残念ながらガスッガスで薬師岳を見ることはできませんでした。西風もありお腹が冷えてしまい薬師岳周辺は辛かったです。薬師岳山荘からはかなり走れるので気持ち良く進みました。 予定より早く薬師沢小屋に着いたので長めの昼食を取り小屋の人に大東新道の状態を確認 特に問題は無いそうなので沢ルートで高天原に進みます。途中出会った女性二人組は途中の沢に落ちてズボンがずぶ濡れになっていました。A沢がちょっと危なかったですが自分は無事渡ることができました。 大東新道はもっと大変な登山道をイメージしていましたが河原の石はしっかりしていて悪く無い道でした。鎖のポイントは滑ると大怪我をするので雨の日は通らない方が良さそうです。 今日の宿泊地の高天原山荘に着きました。ビールを飲みながら、高天原、薬師岳、水晶岳を見れる素敵な場所です。 一息ついたら今回お目当ての高天原温泉へ 温泉に近づくと温泉の濃い香りが漂ってきます。源泉100%完全掛け流しです。ちょっと熱いですが自分は普通に入れました。青白い神秘的な湯で湯の花が凄いです。登山中に温泉に入れるなんてほんと贅沢です。 露天風呂に入っていると団体客が来ました。着替える時間が無くこちらは困っていましたが、おばちゃん達は気にせず大胆に服のまま温泉に入っていました。これには苦笑いw 3日目は標高を戻していきます。とても歩きやすい登山道で樹林帯を抜けると景色もいいです。 稜線に上がるとこの日は晴れで視界良好、雲が無く360°の展望です。写真や景色ばかりみてしまいます。 水晶小屋で休憩して他の登山者と山の話をしていると水晶小屋の人が出て来て山の位置を全部教えて下さいました。富士山もうっすらと見えていましたが言われないと分かりませんでした。水晶小屋の人には感謝です。 水晶岳、赤牛岳の稜線は見事ですが、なかなか気が抜けない道で見た目以上にアップダウンもあります。水晶岳山頂でも風景を楽しんでいたので予定より少し遅れて赤牛岳に到着 ここでも薬師岳を見ながら少し休憩して、手強いと聞く読売新道に向けて気合いを入れます。 この読売新道は木の根と石の超テクニカルなコースで段差が凄いところが多数あります。 石は踏まれていない場所は滑るので狙って足を置いていく必要があります。木の根もジャングルのような場所もあるので即判断して正しい場所を踏んでいかないといけません。ここはテクニックが試されるコースだと思います。正規の登山道ではこれまでで一番テクニカルなコースかもしれません。集中して赤牛岳から奥黒部ヒュッテまで2時間ジャストで下りました。 奥黒部ヒュッテは自分も含めて宿泊者は2人だけでした。 ここにはお風呂があるので贅沢にも湯船に浸からせて頂きました。 4日目は6時20分の平ノ渡しに乗船するので早めに出発します。 船着き場までは丸太地獄を想像していましたが梯子とアップダウンは中間付近に集中していて、序盤と終盤はかなり走れるコースなので1時間で着きました。35分の時間があるので弁当を食べながら船を待ちます。 乗船者は自分を含めて2人だけでしたので高速艇では無くボートの方で渡してくれました。 ここからロッジくろよんまでの湖畔のコースはほぼ走れるコースでした。立山の登りに入ったらまったく走れないのは分かっているのでここで走らないと何時走るの?と自分に言い聞かせてガンガン走ります。 ロッジくろよんからは1480mから立山3000m↑まで一気に標高を上げます。くろよんと黒部平駅の自販機で冷たいドリンクを購入しつつ頑張ります!他の登山道と違って整備する人が少ないのか草や笹が気になる場所があります。真横にロープウェイが通ってるし、この登山道は全体的に展望も無いので人気が無いのは分かります。 草が邪魔と言っても東一ノ越の前までは傾斜はそれほどでは無く順調に標高を稼げます。東一ノ越の前は急登となりますが、樹林帯を抜けて視界が開けてお花畑もありますので、癒されながら耐えましょうw ここから一ノ越までは緩やかな登りでとても快適です。一ノ越からは登山者が一気に増え立山に来たのを実感します。他の登山者と一緒に立山の縦走コースを進みます。山頂はガスって残念でしたが憧れの立山三山の山頂を全部踏みます。そのまま真砂岳、別山と通って下山します。 北側のルートは石が多くて思った以上に走れないのが残念です。ぜっかくのダウンヒルなのにスピード感がまったくありません! そして最後の雷鳥荘への階段地獄をポールを使って必死に攻略 雷鳥荘では冷えたビールとらいちょう温泉を堪能しました。 温泉の旅は温泉で〆ます! 年に1度しか来れない北アルプスなので今回は3泊4日という長めの日程で行きました。 天候に恵まれてアルプスの展望を満喫することができました。西日本には無い高山ならではの魅力がありますね。 近くに住んでいたら毎月でも来たくなっちゃいますw
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。