だいたいダイトレ中(JR北宇智駅〜南海紀見峠駅)大阪平野・京都盆地一周トレイル

2024.05.18(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 21
休憩時間
1 時間 12
距離
25.2 km
のぼり / くだり
1628 / 1572 m
53
1 39
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活動詳細

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いわゆる「STM」、須磨からみさき公園まで、山から山を渡り歩き、大阪平地と京都盆地を一周する企画を自分もしてみようと思っている。 これまでの活動へのリンクは帰宅してから貼りつける。 今回はその14回目、前回の続きで奈良側の北宇智駅から金剛山に出て、南海紀見峠駅までだいたいダイトレに沿って歩こう。 朝4時に起きる。昼メシ兼行動食のおにぎりとゆで卵を大量にこしらえる。朝ご飯もおにぎり。朝5時になるともう明るい。電車では高校生がスマホしたり勉強していたり女の子が男の子にチラチラ熱い視線を送っていたりして青春だった。北宇智駅で降りて、用を足して、出発。 古い集落なのか古いお家が目立つ。史跡も多いよう。ネギやら米やら農家のおじいさんたちがせっせと働いていて、なんか、遊んでいてすんません。気にしないけど。伏見峠までの道は古い道で、この地方の豪族も今から行く道を通って楠公の増援に行ったのだとか。マジで?鎧武者とかあの山道歩いたらそれだけでヘトヘトにならない? 途中、「おつかれさま」と声をかけられたから何かと思ったらモンベルのロゴつきワゴン車だった。後ろの方に何人か乗っている。しばらくしたらモンベルの車が返ってきて運転しているおじさんとすこし話す。学生さんが冬季の訓練に使っている道なのだという。 だいぶゆっくり歩いていたと思うのだけど、登山口につくとモンベルのツアーの人たちが自己紹介している最中だった。ガイドさんは「いろいろとお話ししていきたいと思っているし、なんでも聞いてくれ」と話していて、それを見ながら間食。 考えてみたら四半世紀くらい山に登っているけど、基本的に単独行動で、習ったわけでもないので自己流で来ちゃっている。一回ちゃんとああいうツアーに行ってレクチャーされるのも良いかもなぁ。 今回の道は天が滝新道という。名前の通り滝がある。5分ほど登山道から外れるが、せっかくなので見に行った。小ぶりの滝で、涼しい。暑いのでうれしい。 だいたいコースタイムくらいのペースを目指して登ってきたら、すこしオーバーした。もうすこし飛ばしたら良かったかな。伏見峠から紀見峠方面に行っても良かったのだけど、せっかく来たので金剛山に寄り道。金剛山頂はちょうど12時、予報の3割り増しの人出だった。13時くらいに伏見峠に戻るとモンベルのツアーの人たちと会った。金剛山に行ってから同じ道で戻るのだろうか。 伏見峠からダイトレ沿いに。大きなザックを背負った学生さんたちと何組もすれ違う。キャンプ場でキャンプかね。ボーイスカウトかなんかかな。そういうものとは縁のない人生だった。 久留野峠の前で、犬と走るおじさんに追い越された。山で走る人は今どき珍しくないし、犬連れて山に来ている人も珍しくないけど、犬と山を走る人は珍しいのではないか。 千早峠あたりまでは追い越されたり、すれ違ったりして人とよく会ったのだけど、それ以降はタンボ山あたりまでほとんど人と会わなくなった。エスケープするのも大変だからかな。 ダイトレを南下してくると金剛山まで階段地獄が続いていて、前回はヒーヒー言っていたのだけど、その階段は金剛山以南ではすっなりなりを潜めていた。 タンボ山で水を呑んでいたらナルゲンの水筒に虫がダイブしてきて入水自殺した。何の世を儚んだのか、水筒の底には都の候…なわけない。タンボ山を出たあたりでお兄さんに追い越された。 「なんとか日没までには下れそうですね。でも後ろにもう1人女の子が歩いていたんですよ。暗くなるまでに下れるかな」と言って先に行ってしまわれた。今の時期は7時くらいまで見えるし、なんとかなる…なっている…と思いたい。 お兄さんは天見の方に降りて行った。程なくして山道は終わり、林道。峠に出ると続くダイトレに情緒の道とかあまりロクな想像のできないネーミングがつけられている。岡潔ゆかりの地とのことなので、それ関連のネーミングなのだろう。 腰痛の神様があるというので行ってみたら腰痛の人は行けなさそうなところにあった。今は腰痛ないけど祈っておく。腰痛の神様のある通りはこちらが旧街道のようで古そうなお宅が散財している。 急なカーブの連続する道を歩いていると、お爺さんが運転している軽トラがアクセルべた踏みなんじゃと思わせる音を立てて走り去って行って、今きた道の方から軽トラのタイヤが軋んでいると思しき音が聞こえてきた。暴走族かよ。 トンネルから続いている大きな道沿いは栄えているけど、それを挟む旧街道沿いの街や南海駅近くの街並みはそうでもなかった。駅の近くは鄙びた温泉街のような風情が漂っていたが、別に温泉街ってわけでもない。駅に着いたら、乗るべき電車がまさにそのタイミングで発進したところだった。

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