活動データ
タイム
05:23
距離
9.1km
のぼり
954m
くだり
952m
活動詳細
すべて見る※今回の記録は自身が猛省するための備忘録にとどめて非公開にするつもりでしたが、登山される方に少しでも参考になればと思い、自身の恥を公開することにしました。なお、ルート難度は高いですが、万全の準備と慎重さがあれば中級者レベルで登攀が可能だと思います。 追記:auでは稜線に出るまで電波がほとんど届きませんでした。 【活動日記】 ゴールデンウィーク後半、家事も特にないため、久しぶりに家でゴロゴロしようとYouTubeを観ていた。 その動画で大山山系の甲ヶ山、矢筈ヶ山周回ルートを紹介していて、通称ゴジラの背と言われる岩場の稜線歩きに興味がそそられた。思い立ったが吉日とばかりに、次の日の深夜に車を走らせ山行したのだが…。 結果、周回出来ず撤退…。いや敗退と言った方がいい。 まず、何故敗退したのか、以下の主要因が挙げられる。 ・山行に適した天候ではなかった 山行前に天候を確認した。午後から山頂付近はてんくらC。大山付近の天候は晴れ予報だったので、強風評価のCである事は容易に想像出来ていた(風速18m)。結果、稜線を渡る事が出来なかった。 ・困難なルート 平坦で歩きやすくはあるが、2時間近く樹林帯を彷徨い、その後、非常に滑りやすい急な岩場を登攀する。樹林帯は笹が高く茂っており、直近で熊出没情報もあって、いつ熊に出くわすかとメンタルが非常に厳しかった。その後の急登もさることながら、ルートのわかりにくさからルート間違いを何度もしてしまい、最後は前に進めなくなるくらい生い茂った木々を掻き分けながら、強引に進んでしまった。稜線に着くまでに、メンタルと体力が大きく削られた形となった。 ・SNSに振り回されていた そもそもYAMAPを使い始めたのはルート間違いを防ぐためであったのだが、いつしか活動日記の公開に目的が変わっていた。自分の山行をひけらかすような感覚があったのは否めない。この感覚が今回の山行に導いてしまった最大の要因であった。 今後は興味深い山の紹介や危険箇所の情報共有など、特記事項のある山行以外は活動日記の公開は控える事にする。 その他、当日山行保険に入れなかった、用意した行動食が急ごしらえで万全ではなかった、睡眠不足、高速道路の事故渋滞など。 全体として、敗退は山行前から決まっていた。不完全な準備のまま、天候不良を知りながら、初見の難ルートに出向いたのだから当然の結果だった。今まで自身に言い聞かせてきた事と真逆の行為で、慢心があったと言われても仕方がない愚行であった。 ただし、稜線を渡らなかったのは、今回の山行で唯一褒められる判断だった。 非常に興味深いルートであることは間違いないので、次回は万全な体制で望みたい。
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