何故敗退したのか ゴジラの背 要因を探る

2024.05.05(日) 日帰り

※今回の記録は自身が猛省するための備忘録にとどめて非公開にするつもりでしたが、登山される方に少しでも参考になればと思い、自身の恥を公開することにしました。なお、ルート難度は高いですが、万全の準備と慎重さがあれば中級者レベルで登攀が可能だと思います。 追記:auでは稜線に出るまで電波がほとんど届きませんでした。 【活動日記】 ゴールデンウィーク後半、家事も特にないため、久しぶりに家でゴロゴロしようとYouTubeを観ていた。 その動画で大山山系の甲ヶ山、矢筈ヶ山周回ルートを紹介していて、通称ゴジラの背と言われる岩場の稜線歩きに興味がそそられた。思い立ったが吉日とばかりに、次の日の深夜に車を走らせ山行したのだが…。 結果、周回出来ず撤退…。いや敗退と言った方がいい。 まず、何故敗退したのか、以下の主要因が挙げられる。 ・山行に適した天候ではなかった  山行前に天候を確認した。午後から山頂付近はてんくらC。大山付近の天候は晴れ予報だったので、強風評価のCである事は容易に想像出来ていた(風速18m)。結果、稜線を渡る事が出来なかった。 ・困難なルート  平坦で歩きやすくはあるが、2時間近く樹林帯を彷徨い、その後、非常に滑りやすい急な岩場を登攀する。樹林帯は笹が高く茂っており、直近で熊出没情報もあって、いつ熊に出くわすかとメンタルが非常に厳しかった。その後の急登もさることながら、ルートのわかりにくさからルート間違いを何度もしてしまい、最後は前に進めなくなるくらい生い茂った木々を掻き分けながら、強引に進んでしまった。稜線に着くまでに、メンタルと体力が大きく削られた形となった。 ・SNSに振り回されていた  そもそもYAMAPを使い始めたのはルート間違いを防ぐためであったのだが、いつしか活動日記の公開に目的が変わっていた。自分の山行をひけらかすような感覚があったのは否めない。この感覚が今回の山行に導いてしまった最大の要因であった。  今後は興味深い山の紹介や危険箇所の情報共有など、特記事項のある山行以外は活動日記の公開は控える事にする。 その他、当日山行保険に入れなかった、用意した行動食が急ごしらえで万全ではなかった、睡眠不足、高速道路の事故渋滞など。 全体として、敗退は山行前から決まっていた。不完全な準備のまま、天候不良を知りながら、初見の難ルートに出向いたのだから当然の結果だった。今まで自身に言い聞かせてきた事と真逆の行為で、慢心があったと言われても仕方がない愚行であった。 ただし、稜線を渡らなかったのは、今回の山行で唯一褒められる判断だった。 非常に興味深いルートであることは間違いないので、次回は万全な体制で望みたい。

大山山系の中で一番険しいルートとのこと。

大山山系の中で一番険しいルートとのこと。

大山山系の中で一番険しいルートとのこと。

この情報を事前にYAMAPで知っていたため、かなりの恐怖心が宿る。

この情報を事前にYAMAPで知っていたため、かなりの恐怖心が宿る。

この情報を事前にYAMAPで知っていたため、かなりの恐怖心が宿る。

登山口からしばらく行くと整備された橋。

登山口からしばらく行くと整備された橋。

登山口からしばらく行くと整備された橋。

沢の水が澄んでいる。このルートの穏やかな表向きの顔。

沢の水が澄んでいる。このルートの穏やかな表向きの顔。

沢の水が澄んでいる。このルートの穏やかな表向きの顔。

少しずつアップダウンが出てくる。

少しずつアップダウンが出てくる。

少しずつアップダウンが出てくる。

背丈ほどの笹。ところどころ道を塞ぐ。

背丈ほどの笹。ところどころ道を塞ぐ。

背丈ほどの笹。ところどころ道を塞ぐ。

ここでルート選択が可能。時計回りと反時計回り。時計回りは急な沢登りからゴジラの背、垂直崖降り、避難小屋。今回は時計回り。

ここでルート選択が可能。時計回りと反時計回り。時計回りは急な沢登りからゴジラの背、垂直崖降り、避難小屋。今回は時計回り。

ここでルート選択が可能。時計回りと反時計回り。時計回りは急な沢登りからゴジラの背、垂直崖降り、避難小屋。今回は時計回り。

ソールが丸剥がれで落ちていた。こんな事あるんだ…。どうやって下山したのだろう。こんな時のために紐をいつも携行してはいるが。

ソールが丸剥がれで落ちていた。こんな事あるんだ…。どうやって下山したのだろう。こんな時のために紐をいつも携行してはいるが。

ソールが丸剥がれで落ちていた。こんな事あるんだ…。どうやって下山したのだろう。こんな時のために紐をいつも携行してはいるが。

岩が全体的に苔むしている。昼間でも日が当たらない場所が多い。

岩が全体的に苔むしている。昼間でも日が当たらない場所が多い。

岩が全体的に苔むしている。昼間でも日が当たらない場所が多い。

転石苔むさず。苔岩は動きがなく、苔が付いていない岩は動きがある。苔岩は動かないが滑りやすく、そうでない岩は浮石。相当歩きにくいことが伺える。

転石苔むさず。苔岩は動きがなく、苔が付いていない岩は動きがある。苔岩は動かないが滑りやすく、そうでない岩は浮石。相当歩きにくいことが伺える。

転石苔むさず。苔岩は動きがなく、苔が付いていない岩は動きがある。苔岩は動かないが滑りやすく、そうでない岩は浮石。相当歩きにくいことが伺える。

この辺りから急な登り降りが始まる。

この辺りから急な登り降りが始まる。

この辺りから急な登り降りが始まる。

一旦沢に出る。少しジャンプして渡る。水量が多ければ川に足を入れる覚悟が必要。

一旦沢に出る。少しジャンプして渡る。水量が多ければ川に足を入れる覚悟が必要。

一旦沢に出る。少しジャンプして渡る。水量が多ければ川に足を入れる覚悟が必要。

非常に澄んでいる。飲めそうな大山天然水。ただ、煮沸か濾過した方が安全。

非常に澄んでいる。飲めそうな大山天然水。ただ、煮沸か濾過した方が安全。

非常に澄んでいる。飲めそうな大山天然水。ただ、煮沸か濾過した方が安全。

ここから急登。

ここから急登。

ここから急登。

ルート分岐点で方向が示されているところもあるがないところも多く、道間違いをしやすい。

ルート分岐点で方向が示されているところもあるがないところも多く、道間違いをしやすい。

ルート分岐点で方向が示されているところもあるがないところも多く、道間違いをしやすい。

この後、ルート間違いで道なき道を進む事になった。

この後、ルート間違いで道なき道を進む事になった。

この後、ルート間違いで道なき道を進む事になった。

何度もこのような行き止まりとなり、登ったり降ったりを繰り返すことで、体力を削られる。

何度もこのような行き止まりとなり、登ったり降ったりを繰り返すことで、体力を削られる。

何度もこのような行き止まりとなり、登ったり降ったりを繰り返すことで、体力を削られる。

稜線から降り注ぐ日差しが見えているにもかかわらず、あと10メートルに満たない距離が気の遠くなるほど長く遠く感じた。一瞬遭難のふた文字が頭をよぎった。

稜線から降り注ぐ日差しが見えているにもかかわらず、あと10メートルに満たない距離が気の遠くなるほど長く遠く感じた。一瞬遭難のふた文字が頭をよぎった。

稜線から降り注ぐ日差しが見えているにもかかわらず、あと10メートルに満たない距離が気の遠くなるほど長く遠く感じた。一瞬遭難のふた文字が頭をよぎった。

やっと甲ヶ山と矢筈ヶ山が見えるところに。ものすごい強風で体が揺れた。

やっと甲ヶ山と矢筈ヶ山が見えるところに。ものすごい強風で体が揺れた。

やっと甲ヶ山と矢筈ヶ山が見えるところに。ものすごい強風で体が揺れた。

稜線は狭く、両サイドが切れ落ちている。強風で体を持って行かれたらひとたまりもない。撤退を決意。
ここまで道間違いなどで体力を削られていなければ、強風の中でもそのまま行っていたかもしれない。踵を返す決断を空の上から促してくれた何かに感謝。

稜線は狭く、両サイドが切れ落ちている。強風で体を持って行かれたらひとたまりもない。撤退を決意。 ここまで道間違いなどで体力を削られていなければ、強風の中でもそのまま行っていたかもしれない。踵を返す決断を空の上から促してくれた何かに感謝。

稜線は狭く、両サイドが切れ落ちている。強風で体を持って行かれたらひとたまりもない。撤退を決意。 ここまで道間違いなどで体力を削られていなければ、強風の中でもそのまま行っていたかもしれない。踵を返す決断を空の上から促してくれた何かに感謝。

道間違いしなければ、このポールを跨いで稜線に到着する。

道間違いしなければ、このポールを跨いで稜線に到着する。

道間違いしなければ、このポールを跨いで稜線に到着する。

ここもルート。木を跨ぐ。テープの存在を確認。

ここもルート。木を跨ぐ。テープの存在を確認。

ここもルート。木を跨ぐ。テープの存在を確認。

上がってくる時に、これを右に行ってしまった。わかりにくいが正解は左だった。YAMAPでもここまでは示してくれない。
ただ、これ以外にも多くの道間違いをしている。再挑戦の時は状況が変わっているかもしれないので、慎重にその場その場の確認が必要。

上がってくる時に、これを右に行ってしまった。わかりにくいが正解は左だった。YAMAPでもここまでは示してくれない。 ただ、これ以外にも多くの道間違いをしている。再挑戦の時は状況が変わっているかもしれないので、慎重にその場その場の確認が必要。

上がってくる時に、これを右に行ってしまった。わかりにくいが正解は左だった。YAMAPでもここまでは示してくれない。 ただ、これ以外にも多くの道間違いをしている。再挑戦の時は状況が変わっているかもしれないので、慎重にその場その場の確認が必要。

来るときに通過した水場にたどり着くが、とにかく早く下山したかった。

来るときに通過した水場にたどり着くが、とにかく早く下山したかった。

来るときに通過した水場にたどり着くが、とにかく早く下山したかった。

阿弥陀滝コース。今日のルートより更に難しいルートがあるのか…。
今回山行したルートは400年以上前に開道したという。色々反省点を挙げたが、ルートだけに言及すると、今までいかに整備された登山道を快適に歩いてきたのかが、この日よくわかった。

阿弥陀滝コース。今日のルートより更に難しいルートがあるのか…。 今回山行したルートは400年以上前に開道したという。色々反省点を挙げたが、ルートだけに言及すると、今までいかに整備された登山道を快適に歩いてきたのかが、この日よくわかった。

阿弥陀滝コース。今日のルートより更に難しいルートがあるのか…。 今回山行したルートは400年以上前に開道したという。色々反省点を挙げたが、ルートだけに言及すると、今までいかに整備された登山道を快適に歩いてきたのかが、この日よくわかった。

大山山系の中で一番険しいルートとのこと。

この情報を事前にYAMAPで知っていたため、かなりの恐怖心が宿る。

登山口からしばらく行くと整備された橋。

沢の水が澄んでいる。このルートの穏やかな表向きの顔。

少しずつアップダウンが出てくる。

背丈ほどの笹。ところどころ道を塞ぐ。

ここでルート選択が可能。時計回りと反時計回り。時計回りは急な沢登りからゴジラの背、垂直崖降り、避難小屋。今回は時計回り。

ソールが丸剥がれで落ちていた。こんな事あるんだ…。どうやって下山したのだろう。こんな時のために紐をいつも携行してはいるが。

岩が全体的に苔むしている。昼間でも日が当たらない場所が多い。

転石苔むさず。苔岩は動きがなく、苔が付いていない岩は動きがある。苔岩は動かないが滑りやすく、そうでない岩は浮石。相当歩きにくいことが伺える。

この辺りから急な登り降りが始まる。

一旦沢に出る。少しジャンプして渡る。水量が多ければ川に足を入れる覚悟が必要。

非常に澄んでいる。飲めそうな大山天然水。ただ、煮沸か濾過した方が安全。

ここから急登。

ルート分岐点で方向が示されているところもあるがないところも多く、道間違いをしやすい。

この後、ルート間違いで道なき道を進む事になった。

何度もこのような行き止まりとなり、登ったり降ったりを繰り返すことで、体力を削られる。

稜線から降り注ぐ日差しが見えているにもかかわらず、あと10メートルに満たない距離が気の遠くなるほど長く遠く感じた。一瞬遭難のふた文字が頭をよぎった。

やっと甲ヶ山と矢筈ヶ山が見えるところに。ものすごい強風で体が揺れた。

稜線は狭く、両サイドが切れ落ちている。強風で体を持って行かれたらひとたまりもない。撤退を決意。 ここまで道間違いなどで体力を削られていなければ、強風の中でもそのまま行っていたかもしれない。踵を返す決断を空の上から促してくれた何かに感謝。

道間違いしなければ、このポールを跨いで稜線に到着する。

ここもルート。木を跨ぐ。テープの存在を確認。

上がってくる時に、これを右に行ってしまった。わかりにくいが正解は左だった。YAMAPでもここまでは示してくれない。 ただ、これ以外にも多くの道間違いをしている。再挑戦の時は状況が変わっているかもしれないので、慎重にその場その場の確認が必要。

来るときに通過した水場にたどり着くが、とにかく早く下山したかった。

阿弥陀滝コース。今日のルートより更に難しいルートがあるのか…。 今回山行したルートは400年以上前に開道したという。色々反省点を挙げたが、ルートだけに言及すると、今までいかに整備された登山道を快適に歩いてきたのかが、この日よくわかった。