いつかは槍ヶ岳

2021.07.30(金) 3 DAYS

活動データ

タイム

34:40

距離

42.6km

のぼり

3623m

くだり

3682m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 27
休憩時間
1 時間 51
距離
14.6 km
のぼり / くだり
1735 / 233 m
DAY 2
合計時間
12 時間 34
休憩時間
5 時間 32
距離
9.9 km
のぼり / くだり
1448 / 918 m
1 9
23
48
31
1 5
56
2
1
DAY 3
合計時間
13 時間 37
休憩時間
3 時間 58
距離
17.8 km
のぼり / くだり
428 / 2530 m

活動詳細

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学生だった21歳、22歳の夏休みに槍ヶ岳山荘でアルバイトをすることにして合わせて3ヶ月程を槍ヶ岳で過ごしたのは10年前のことになる 。戦友とは定期的に遊んだり連絡を交換していたりするし、人生の中でかけがえのない経験として残っている。仕事をし始めて自転車バカになり登山を全くしなくなっていたけれど、妻と出会ってから少しずつ山に登り始め、いつか槍ヶ岳に行こうと約束していた。 今年の夏休みを計画するに当たって、今年こそは槍ヶ岳に行こうという話になり、計画を開始。妻の親友とそのお母さんを交えての4人での山行となった。コースは北アルプスの景色を満喫するべく、新穂高温泉〜鏡平〜双六〜西鎌尾根〜槍ヶ岳〜南岳〜槍平〜新穂高温泉と決めた。宿泊は双六小屋、槍ヶ岳山荘とした。 7月30日 新穂高温泉へ 朝9時に出発し、新穂高温泉へ。15時くらいに無料駐車場であるP5に到着。駐車場はまだ空きがある感じ。新穂高温泉駅周辺で情報収集したり、ハスラーくんでの車中泊準備をしたり。18時位に深山荘の露天風呂に入って2泊3日の山行はどうなるかななんて考えながらゆっくり過ごした。一緒に行く2人は夜の23時くらいに到着し、幸い僕達の横に駐車することができた。 7月31日 双六小屋へ 起床は4時半ごろ。5時に出発すべく準備を進める。すでに多くの登山者が歩きはじめたり準備を整えたりしている。久しぶりの北アルプスに少しドキドキしている自分がいたりする。奥丸山までの分岐区間までは車も入れる道路で、笠新道分岐地点には水場もあった。鏡平までは川を渡るポイントや振り返っての穂高の景色で癒やされる。鏡池では晴れているものの槍を見ることはできなかった。鏡平で昼ごはんを食べて弓折乗越まであがる。弓折岳まで直ぐなので妻と手ぶらで遊びに行って、今度は笠ヶ岳に行こうかと相談したり。双六小屋までの稜線歩きはあいにくのガスで業務的になったけれど双六小屋には14時過ぎに到着。小雨が降ってきたので双六岳登頂は明日にお預け。双六小屋でのご飯は天ぷらが出て妻大喜び。明日の予定をみんなで話し合い、早朝の双六岳は妻と二人で行くことにして就寝。 8月1日 槍ヶ岳へ 3時起床。普段は寝起き不機嫌な妻もバッチリ目覚めてヘッドライトの明かりを頼りに双六岳へ。双六小屋からは槍穂高は見ることはできないが、少し登ると槍の穂先が姿を現す。星空と昇る前の太陽の光にかすかに照らされる北アルプスに何度も立ち止まってしまう。双六岳の山頂はササッと済まして引き返して御来光を待つ。ガスガスで諦めかけていた僕達に北アルプスは最高のご褒美をくれた。ガスが晴れて御来光&槍穂高。言葉では表せない景色が広がっていて、朝ごはんの時間に遅れそう!もちろん朝ごはんの時間には間に合って、白ごはんを妻と一緒におかわりして西鎌尾根へ。硫黄乗越くらいまで晴れていたけれどその先はガスに包まれてしまった。それぞれのペースで歩き、各ポイントで集合するスタイルで歩いているので妻と2人で歩く西鎌尾根。黙々と歩く姿に力強さを感じた。厳しい西鎌尾根を攻略して槍ヶ岳山荘へ。荷物を置いて2人で山頂へ。岩を登りはしごを登り、たどりついた山頂は少しだけ青空が出迎えてくれた。すぐ小屋まで戻って2人と合流して10年ぶりの槍ヶ岳山荘へ。支配人の杉山さんに挨拶して南館へ。あぁ個々掃除したわ〜と思いつつ。でもあの時と違うのはコロナ。定員は半数だし、食堂も4人がけのテーブルに2人がけ。廊下に寝たり、何人入るんだよ!っていう食堂の風景ももうなかった。入山前に連絡くれた小林さんもすぐに会いに来てくれて夜飲もうな!って言ってくれた。4人で山頂へ行って記念撮影。天気はやはりガスが多め。ガイドなわけじゃないけど、妻も含めた3人を無事に槍ヶ岳につれてこれて良かった!夜は20時から21時まで小林さんと飲んで(1200円のロング缶のスーパードライありがとうございます!)、すでに就寝している皆さんを起こさないように就寝へ。しかし利尿作用のせいで1時間に一回トイレに行く羽目になり、2回めの23時のトイレの際に星空が綺麗であることに気づき、3人を起こして星空鑑賞。冬季小屋の横くらいが星空鑑賞スポット。流れ星も天の川も見えた。妻は星空を誰より楽しみにしていたので良かった。小一時間星空を眺めて就寝。 8月2日 南岳から下山 みんな疲れが出てきている。飛騨乗越から槍平に降ろうかとも考えたけれど、南岳までの縦走路から見る槍が一番好きだし…みんなに聞くと南岳まで行くって言うし、頑張って行こうということに。大喰岳まで行って振り返ると最高の槍ヶ岳。中岳、南岳からは槍は見えなかったが、笠ヶ岳が綺麗で、沢が白く線になっているのが妻はお気に入りらしくて今度は笠ヶ岳としきりに言っていた。南岳から槍平までの南岳新道は荒れに荒れていて、集中力と体力を吸い取られて、槍平から新穂高温泉まではかなりペースダウン。雨にも振られてかなり厳しい最後になった。しかし歩き切ったときの達成感はその分格別だったけど。 色々反省点もあったし、それは次に繋げて。とにかく無事に怪我なく、コロナにかかることなく下山できたことが良かった。 テントで泊まりたい、笠ヶ岳をはじめもっと他の山に行きたいとかこれからの目標もできた。 行ってよかった!最高の旅ができた!!

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