十勝岳・富良野岳・美瑛岳
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十勝岳, 富良野岳, 上富良野岳, 三峰山, 上ホロカメットク山, 美瑛岳, 美瑛富士, 石垣山, ベベツ岳, オプタテシケ山, コスマヌプリ, ツリガネ山 原始ヶ原
十勝岳
標高 2077 m
上川郡新得町と美瑛町、空知郡上富良野町に三町にまたがる十勝岳(標高2,077m)は、大雪山国立公園の西南部に位置する十勝連峰の主峰で、今なお噴煙を上げるコニーデ型の活火山。過去に何度も爆発し、噴火のたびに地形が変化し、登山道も変わっている。火山礫に覆われた山頂部は草木も生えない荒涼とした世界だが、360度の視界が開け、十勝連峰や表大雪の山々、富良野盆地越しに見える芦別岳など、北海道の地形が実感できる景観を楽しめる。また山頂へは四方から登山道が延びるが、北面の望岳台からが一般的(山頂へ約3時間半)。体力があれば、山頂から北東の美瑛岳(標高2052m)とセットで登る周回もいいだろう。
富良野岳
標高 1911 m
富良野岳(ふらのだけ)は、石狩山地の十勝岳連峰の南西部に位置し、富良野市と上富良野町にまたがる標高1,912mの山である。山域は大雪山国立公園に指定されている。 火山ではあるが、山麓の安政火口を除き、古い時代に活動を終えたと考えられる。そのため、安政火口近辺を除いて全山高山植物が豊富で、特に山頂部は夏の時期は広大なお花畑が広がる。花の百名山に選定されていて、その著者の田中澄江は代表する高山植物としてエゾノハクサンイチゲなどを紹介した。エゾウサギギク、エゾツツジ、エゾノツガザクラ、エゾルリソウ、コイワカガミ、ダイセツトリカブト、チングルマ、フタマタタンポポなども見られる。隣接する十勝岳が有史以来の激しい噴火のため、山頂部に植物に乏しいのと対照的である。
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