10:41
28.1 km
2603 m
石垣山・ベベツ岳・オプタテシケ山(276/300・三百77)・美瑛富士・美瑛岳・鋸岳・平ケ岳・十勝岳
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 (北海道)
2025.07.08(火) 日帰り
6度目の正直、石狩山地で快晴登山をしに。 これまで 十勝岳・旭岳→風雨 トムラウシ・ニペソツ山・石狩岳→晴れ間程度 で中々全景を拝めなかった石狩山地。ちょうど仕事が中休みで天気も良さそうだったので飛行機に飛び乗り、やってきました北海道。 十勝岳のリベンジも兼ねて行程に組み込むために十勝岳展岳台よりぐるっとサーキット+αしてきました。 平日というのに朝5時で駐車場は半分程度埋まっており既に10組以上登山を開始している様子。ただでさえ長い行程なのでさっさとスタート。避難小屋手前の分岐までは十勝岳と同じコース。そこからは美瑛岳方面へと分岐します。若干藪いコースで蜘蛛の巣と格闘。それでも花畑があったり時折風が吹き抜けたりと調子よく進めます。 長梯子は雪渓が残っていて容易に通過。途中沢に降りるところの前後(標高1400-1500 m)あたりは短いながらも思いっきり藪漕ぎになります。ここから急登を越えると突然360度景色が開け、目の前に美瑛富士が。美瑛岳を巻くように歩き続けオプタテシケ方面の分岐。この辺で一気に風が強くなりたまにふらつきながら進む羽目に。 今度は美瑛富士を巻くようにして美瑛富士登山口と合流。そこからは小ピークを挟みつつ、チングルマやコマクサに励まされながらオプタテシケ山頂。頂上からは大雪山系・トムラウシ・石狩岳・ニペソツ山・十勝連峰・芦別岳が見え、遠くに日高山脈や振り返って天塩岳が見えていました。ようやくの絶景を堪能して折り返し。ちなみにここまで相変わらずの強風。 時折チングルマの花畑がありその都度写真を撮りたくなるくらい綺麗でした。再度美瑛富士まで帰ってきて一旦、美瑛富士へ。点線ルートではあるものの比較的明瞭な道で、山頂からは先ほど歩いてきたオプタテシケへの道がバッチリ見れましたが振り返った美瑛岳があまりに巨大で少しゲンナリ。当然ここでも強風。 分岐まで降りてきて美瑛岳への取り付き。見た目とは裏腹にかなり歩きやすく、傾斜もそこまででした。美瑛岳への分岐はYAMAPのポイントから少し上。完全に稜線に出るくらいまで登って右といった感じでそこからはサクッとほぼ並行移動で山頂まで行けます。そして相変わらずの強風。 山頂からは十勝岳がドーン。いや、遠くね?デカくね?と思いつつ激藪漕ぎはしたくないのでとりあえず十勝岳方面へ。小さな登り返しを挟みつつ、地面の色が黒くなったら十勝岳の領域。ざれて2割くらい戻される道をどうにか300 m分登り返せば十勝岳山頂。変わらぬ強風。 天気ももってリベンジ達成。先ほどから見えていた山に加えて夕張岳も見えていました。また前回は見れなかった大迫力の噴煙も眺めることができ大満足。時間も時間だったため早々に下山。何とここで風が弱風に。前回何も見えなかった道が絶景に変わっていてとても印象的でした。 蜘蛛の巣を顔面に受け、激藪を漕ぎ、強風に耐え、時折雪を踏み、登り下りを繰り返した今日の登山。何度も挑んできた北海道中央部。三百名山にしてようやく山の神は微笑んでくれました。