谷川岳　トマの耳・オキの耳

紅葉の谷川岳を見る最後のチャンスと思い天気予報を信じて水上に向かいました。ロープウェイ土合口駅から頂上駅へ、紅葉ピークは標高の低いところに移っていましたが乗車中たっぷりと楽しむことが出来ました。頂上駅に到着すると徐々に雲がとれ始め、目的地の谷川岳も見え始めていました。心配していた雪はほとんど無く、持ってきたチェーンスパイクをつける事なく出発しました。雪が無い代わりに登山道のぬかるみが多く、歩き難いスタートでしたが、しばらくすると木道が整備されていて良かった.... と思ったのも束の間、木道に泥が付いてとても滑りやすくて気が抜けません。避難小屋で小休止、そこから先はぬかるみも終わって普通に歩けそうになりました。しかし、今度は岩が多い急登の連続！　ロープやクサリに助けられて高度がどんどん上がって周囲の景色がダイナミックになってきました。幸い天気もだんだん良くなってきて遠くまで見渡せるのでつかれも癒されます。前方の景色は広々として、肩の小屋迄は長い階段が続いています。岩の道より楽かと思ったらその逆でかなり体力を削られて小屋にたどり着きました。1つ目の頂上　トマの耳までもうすぐですが残念な事に周囲は真っ白😢　予報では昼頃晴れる事になっていたのでここで先に昼食を食べて晴れ待ちとしました。食べ終わっても回復の兆しが無いので出発して　トマの耳へ。ここでも真っ白😢　更に進んでオキの耳まで来ても雄大な景色は全く見えず。諦めて下山、小屋に戻っても変わらないので次回に期待して下山を急ぎました。 高度が下がって来るとガスが切れ始め、だんだん周囲の景色が見え始めました。このまま晴れるのかと思いましたが、周期的にガスが出て、そのダイナミックなうごきを楽しむしかありませんでした。岩エリアの下山は気を抜けないので集中して先を急ぎます。再び避難小屋で休憩して泥沼エリアへ。とても滑りやすく、何度か危ない箇所を抜けてやっとロープウェイ頂上駅に辿りつきました。この時期は雪と泥に要注意ですね。楽しみにしていた景色は余り見られず残念な山行でしたが、雪山シーズンに再挑戦したいと思います。