十勝岳連峰縦走。雨男炸裂!雨ニモマケズ風ニモマケズ・・・。

2016.07.16(土) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 32
休憩時間
6
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1034 / 51 m
DAY 2
合計時間
11 時間 13
休憩時間
2 時間 10
距離
19.8 km
のぼり / くだり
1838 / 1638 m
31
47
18
16
15
1 6
1 42
5
8
34
DAY 3
合計時間
3 時間 8
休憩時間
16
距離
6.9 km
のぼり / くだり
215 / 893 m

活動詳細

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 こんにちは。窪ちゃんです。アクセス頂きまして、ありがとうございます。幾分か遅れてしまいましたが、今回は十勝岳連峰へ縦走をしてきましたので、ザックリと記します。 まえがき  いつものN君と共に「縦走をしよう!」となりまして、向かうは十勝岳連峰です。さぁ、雨男を襲名した僕に、山の天気はどう応えてくれるのか!? 1日目【2016年7月16日(土) 天気:曇】  札幌よりJRとバスを乗り継ぎ、目的地へと向かいます。今回の縦走は、美瑛富士避難小屋からのルートを選択。1日目の目的地は、美瑛富士避難小屋としました。3日分の水と食料、テントを担いで、いざ出発!  10:00。道北バス白金野営場前、到着。旭川駅前(バス停は、駅前から少し離れた場所にあります)より「道北バス〔39〕系統 国立大雪青少年交流の家 行」に乗車。バスに揺られること1時間半、終点の一個手前の停留所にて下車。同乗の登山者に「ここで降りると便利」と教えてもらい、感謝。登山口のある涸沢林道へ。  10:20。涸沢林道入口、到着。「美瑛富士」と書かれた表札があるので、迷わずに到着。  10:50頃。美瑛富士登山道、到着。林道の入口より、アスファルトの長い直線の上り坂を進む。車で来る際は「林野庁北海道森林管理局」に林道ゲートを開けてもらい、ここまで来ることができるらしい(「登山等に伴う林道の利用について」 http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/kamikawacyubu/rindouriyou.html)。ここから本格的な登山道が始まる。  12:30頃。天然庭園、到着。森林限界が近づき、見晴らしはよくなる。が、山は雲の中・・・。ここまでの道のりでも、日本庭園のような森の中を進み、豊富な森林の植物を堪能する。登山道は、森林限界が近づくにつれて大きな岩の昇り降りの道を進むことになり、その様相を変える。転ばないように両手を使い、休憩を挟みながらゆっくりと進む。ここで一度軽食タイムを取ると、この後の山行が目的地まで安定して進むことができるだろう。僕は取らないで、失敗した・・・(反省)。  14:20頃。美瑛富士避難小屋、到着。荷を下ろし、テントを張る。天然庭園からは、岩場と雪渓の登山道。途中、雪渓にて熊の糞あり。雪渓の水場は、避難小屋から下った一番近い登山道沿いにある。雪渓が消えるまでは、ここの水場から汲んで沸騰してからの水を使用すると良い。トイレは無いので、必ず携帯用トイレを持ってくるように!何はともあれ、無事にこの日の山行を終える。  *美瑛富士避難小屋のトイレ事情は、登山者の劣悪なマナーにより大変残念な状態であったと言える。この日は、地元山岳会の方が実地調査とアンケート、そして携帯トイレ用の仮設テントを張ってくださり、心からの感謝と御礼を申し上げる。今後の登山者が心地よい山行ができるよう、一人一人が真剣に考えなければならない。 2日目【2016年7月17日(日) 天気:曇のち雨】  前日の天気から山頂での御来光は諦め、起床を予定より遅く設定。この日は、はじめ美瑛富士避難小屋とオプタテシケ山のピストンからスタートするため、テント場にテント等の荷物を置き軽装で出発。  5:00頃。美瑛富士避難小屋、出発。天気は、思っていたほど雲もなく、最初の石垣山へ順調に歩を進める。右手には、綺麗な美瑛富士も見ることができた。登山道は、美瑛富士方面への分岐直後からガレ場が始まる。マークの目印が岩についているので、それを見失わずに進めばよい。石垣山のピークは、ルート上にないのでそのままベベツ岳へ進む(途中の方の話では、石垣山に頂上のプレートは無いようだ)。  6:00頃。ベベツ岳、山頂到着。ここまでは、ほとんどがガレ場の登りであった。頂上にて3人組の先行者と出会う。そのうちの1名は地元のガイドさん(Yさん)で、風化した頂上のプレートを教えてもらう。また、僕たちの石垣山へのルートが、通常のルートと違う事も教えて頂く。この日は、この方たちとルートが同じこともあり、大変お世話になりました(後段)。先行組を抜き、先にオプタテシケ山へ。ガイドのYさんに「ガレ場で道に迷いやすいから」と、注意を促され、ゆっくりと進む。  7:10頃。オプタテシケ山、山頂到着。ベベツ岳ピークから急な下りが始まり、100mほど下りてからオプタテシケ山へ一気に登り返す。ガレ場が続くため、注意が必要だ。先行の方を抜き、一気に頂上へ。頂上では、先行1名の方と雑談。写真も撮っていただき、貴重な時間を過ごす(この方とは、美瑛岳分岐でお別れ)。  9:00頃。美瑛富士避難小屋、帰着。軽装で美瑛富士まで登る予定であったが、先行者の方のアドバイスからテント場に戻り、テントと荷物を回収してから美瑛富士へと向かうことに。  10:15。美瑛富士避難小屋、出発。  11:00。美瑛富士分岐、到着。途中、雪渓をトラバースする。分岐点では、直進で望岳台、右折で美瑛富士、左折で美瑛岳へと進む。ここで荷を下ろし、軽装で美瑛富士へ。  11:15。美瑛富士、山頂到着。分岐から山頂へは、砂礫の道が続く。頂上はガスのため、視界利かず。  11:55。美瑛富士分岐、帰着。荷物を回収し、美瑛岳へ出発。  12:50頃。美瑛岳、山頂到着。分岐から頂上までの道へは、急登のガレ場が続く。頂上直下に美瑛岳ピークと十勝岳への分岐がある。途中、小雨が降りだすが、頂上まで雨具の必要はなかった。美瑛岳ピークへは、切り立った岩場を通るので、注意が必要。  13:15頃。美瑛岳、出発。出発直後に雨脚が強まり、雨具を装備。以降、風強く雨模様。  15:30。十勝岳、山頂到着。美瑛岳からは、ガレ場の下りが続き、その後は砂礫が頂上まで続いていた。途中、雪渓もある。下りからの登り返しは、砂礫に足を取られながらの稜線歩きとなるため、ペース配分に注意して歩くと良い。この日一番の山場なので、軽食を小まめに取ることも忘れずに!  16:10。上ホロカメットク山避難小屋、到着。テントは張らずに、小屋にお世話になる。雪渓の水場は、比較的小屋から近い。この後、ガイドのYさん方とも合流し、Yさんの弟子も加わり軽い宴会。ガイドのYさんは、この小屋の管理もされているとのことで、驚く。またこの中で、登山をする上での心構えやアドバイス等、今後の僕の登山をする上での貴重な財産を頂いた。 3日目【2016年7月18日(月) 天気:曇】  前日の雨と自分たちの体力、そしてこの後の時間を考慮し、富良野岳への山行を諦めて下山することに。そして、十勝岳温泉の温かいお風呂へGO!  7:20。上ホロカメットク山避難小屋、出発。前日の雨で足元が滑りやすくなっており、日程の中でも一番注意して歩を進めることにした。周囲はガスっていて、視界は20m程。  7:35。上ホロカメットク山、山頂到着。避難小屋直後から、ガレ場の急登。左手に、お花畑も窺える。  7:50頃。上ホロカメットク山、出発。  8:10頃。かみふらの岳、山頂到着。ガレ場と砂礫の下り。途中、上ホロカメットク避難小屋からのう回路があり、一瞬間違えそうになる。  10:05。富良野岳登山口、到着。無事下山。かみふらの岳直後は、砂礫場が続き、土交じりの登山道へ変化していく。やはり前日の雨で、登山道は泥濘が多く慎重に歩を進めた。これからの入山者も多く、道を譲りあいながらの下山。  10:25。カミホロ荘、到着。十勝岳連峰縦走、終了。 総括  今回の縦走は、僕にとって今後の登山を続けるにあたり得るものが多くあったように思える。まずは、重いザックを背負いながらの、長時間山行。特に、初日の満杯状態で、山にアプローチする過酷さを痛感。また、山行中の小まめな軽食も、持続的に長時間歩き続けるためには必要だということを、改めて痛感。これらは、初日に味わった教訓です。  そして最後に、山でお会いした全ての人に対し、皆さんの親切さにより僕たちは無事な山行を終えられたこと、特にお会いしたガイドのYさんには、大きな財産を頂けたと思っております。心より感謝申し上げます。今後とも、楽しい登山を続けていきたいです!ついでに、雨男の返上もしたい!!!  以上、拙筆にて、失礼いたしました。

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