剱岳への道 蒜山三座縦走編

2024.04.13(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 33
休憩時間
2 時間 31
距離
14.5 km
のぼり / くだり
1161 / 1279 m
25
1 2
14
46
1 40
50
48

活動詳細

すべて見る

「剱岳」 この山は私が目指す最大目標の山です。 登山を本格的に始めた時に、ある動画で日本の三大キレット(大キレット、八峰キレット、不帰キレット)の特集をやってました。 何気なく観てて、「こんな危ない所よく行くわ」、って特に関心もなく、里山歩きを楽しんでいました。 しばらくして、今度は剱岳の特集があり、「危ないな」から「凄いな」に変わり、最後は「行きたいな」になっていました。なんでそうなったのかは自分でもわかりません。ただ、挑戦出来るなら挑戦したい、という気持ちで普段の山行も剱岳を意識して練習してました。 クライミングの技術練習はもちろんのこと、地図とコンパスの使い方、天候の予測、道具の選別、疲れにくい歩き方、バリエーションルートの攻略など色々試してきましたが、剱岳に辿り着くために、どうしてもやらなきゃいけない事があります。 それは重装備で累積標高が1,000mを超え、歩行距離が10km以上の縦走を半日で行うことでした。 本日は、その第一回目として、私の地元で慣れ親しんだ蒜山三座を選び、重装備で縦走してきました。

蒜山 困難な山行の時には必ず紙の地図にルートを作ります。今回重要視したのはコースタイムでした。自分の能力に見合うコースタイムを設定し、正確にチェックポイントを通過出来るか確認します。
困難な山行の時には必ず紙の地図にルートを作ります。今回重要視したのはコースタイムでした。自分の能力に見合うコースタイムを設定し、正確にチェックポイントを通過出来るか確認します。
蒜山 これが2泊3日テント泊の装備です。練習なのでこの中に食事は含まれていません。その代わり、飲用水を多めに入れて、総重量18kg強となりました。
これが2泊3日テント泊の装備です。練習なのでこの中に食事は含まれていません。その代わり、飲用水を多めに入れて、総重量18kg強となりました。
蒜山 剱岳を意識した時に購入していたミレーのザック。最大45Lまで詰め込めます。ヘルメットも装着し、担いでみるとなんと重いことか!
行く前から不安になりました。
剱岳を意識した時に購入していたミレーのザック。最大45Lまで詰め込めます。ヘルメットも装着し、担いでみるとなんと重いことか! 行く前から不安になりました。
蒜山 当日午前7時前の上蒜山登山口駐車場。既に出発されている方々がいました。
当日午前7時前の上蒜山登山口駐車場。既に出発されている方々がいました。
蒜山 スイセンが綺麗に咲いていました。蒜山は高原地帯の冷涼な気候で、桜などの春先の花が南より遅く、今が満開でした。
スイセンが綺麗に咲いていました。蒜山は高原地帯の冷涼な気候で、桜などの春先の花が南より遅く、今が満開でした。
蒜山 さあ、登山口へ!
さあ、登山口へ!
蒜山 朝日と上蒜山、そして牛の餌になる草。
朝日と上蒜山、そして牛の餌になる草。
蒜山 この場所は仕事で何度も来ています。奥に見えるのが牛舎。蒜山はジャージー牛が日本一たくさんいます。
登山の方、もし見かけたら驚かさないでね。
この場所は仕事で何度も来ています。奥に見えるのが牛舎。蒜山はジャージー牛が日本一たくさんいます。 登山の方、もし見かけたら驚かさないでね。
蒜山 仕事で何度も来てはいますが、登山道に入るのは子供の時以来。
仕事で何度も来てはいますが、登山道に入るのは子供の時以来。
蒜山 綺麗な草地です。
綺麗な草地です。
蒜山 登山口に来ました。
さあ、スタート!
登山口に来ました。 さあ、スタート!
蒜山 いきなり階段地獄です。段差が高く、体にこたえます。
いきなり階段地獄です。段差が高く、体にこたえます。
蒜山 樹林帯の隙間から木漏れ日。
この辺りから、肩に違和感を感じました。
樹林帯の隙間から木漏れ日。 この辺りから、肩に違和感を感じました。
蒜山 やっと樹林帯を抜けて、いよいよ稜線歩きです。
やっと樹林帯を抜けて、いよいよ稜線歩きです。
蒜山 振り返ると、大山さんがひょっこり。
振り返ると、大山さんがひょっこり。
蒜山 蒜山三座がお出ましです。
蒜山三座がお出ましです。
蒜山 肩の違和感と合わせて、足裏も少し痛い感じがあります。
せっかくの稜線歩きなのに…。
肩の違和感と合わせて、足裏も少し痛い感じがあります。 せっかくの稜線歩きなのに…。
蒜山 蒜山の土壌は火山灰で出来ていて粘土質。滑りやすいです。
蒜山の土壌は火山灰で出来ていて粘土質。滑りやすいです。
蒜山 なんとか上蒜山に到着。
やはり肩と足裏が痛い。18kgの荷物の厳しさを体感します。
ここで、ザックと靴の紐を調整。少し痛みが和らぎました。
なんとか上蒜山に到着。 やはり肩と足裏が痛い。18kgの荷物の厳しさを体感します。 ここで、ザックと靴の紐を調整。少し痛みが和らぎました。
蒜山 まだ雪が残っています。今日の気温で溶けてしまうでしょう。
まだ雪が残っています。今日の気温で溶けてしまうでしょう。
蒜山 中蒜山と下蒜山。本当に綺麗な稜線です。
中蒜山と下蒜山。本当に綺麗な稜線です。
蒜山 お!これはアネモネかな。
お!これはアネモネかな。
蒜山 中蒜山に行くには鎖場を通過します。ただ、岩がしっかりしているので、使わなくても大丈夫。
中蒜山に行くには鎖場を通過します。ただ、岩がしっかりしているので、使わなくても大丈夫。
蒜山 わー、綺麗だなあ。
一瞬荷物の重さを忘れさせてくれます。
わー、綺麗だなあ。 一瞬荷物の重さを忘れさせてくれます。
蒜山 中蒜山頂上直前。雪が溶けて、登山道がぬかるんでいました。
中蒜山頂上直前。雪が溶けて、登山道がぬかるんでいました。
蒜山 中蒜山到着。
ん?122m?一ばっかり並んでよーわかりまへん!
(地図をみると1,123m。後から違う写真見ると上に「一」がありました😅)
中蒜山到着。 ん?122m?一ばっかり並んでよーわかりまへん! (地図をみると1,123m。後から違う写真見ると上に「一」がありました😅)
蒜山 しばし休憩。
眼下に大好きな蒜山。
しばし休憩。 眼下に大好きな蒜山。
蒜山 これが避難小屋です。
トイレみたい。
これが避難小屋です。 トイレみたい。
蒜山 さあ、最後の頂、下蒜山。
雪山の練習で登ったなあ。
さあ、最後の頂、下蒜山。 雪山の練習で登ったなあ。
蒜山 フングリ乢(ふんぐりたわ)
意味は…。
調べてみてください😁
フングリ乢(ふんぐりたわ) 意味は…。 調べてみてください😁
蒜山 振り返ると中蒜山と稜線。
振り返ると中蒜山と稜線。
蒜山 お!カタクリだ。
可愛いね。これからが見頃かな。
お!カタクリだ。 可愛いね。これからが見頃かな。
蒜山 これはフキの可愛いやつかな。
これはフキの可愛いやつかな。
蒜山 この辺りで疲労がピークに。
疲労というより痛みかも。
この辺りで疲労がピークに。 疲労というより痛みかも。
蒜山 やっと三座制覇。
やっと三座制覇。
蒜山 安定の大山さん。
荷物を下ろし、靴と靴下まで脱いで疲労を回復させました。
安定の大山さん。 荷物を下ろし、靴と靴下まで脱いで疲労を回復させました。
蒜山 ここまでほぼコースタイム通りだったんですが、下蒜山で少し休みすぎました。
慌てて下山開始。
ここまでほぼコースタイム通りだったんですが、下蒜山で少し休みすぎました。 慌てて下山開始。
蒜山 蒜山三座で最も綺麗な稜線です。
蒜山三座で最も綺麗な稜線です。
蒜山 ね?素晴らしいでしょ。
ね?素晴らしいでしょ。
蒜山 ここから急坂。
ここを雪が積もった中登ってきたんだから、自分ながら大したもんだ。
ここから急坂。 ここを雪が積もった中登ってきたんだから、自分ながら大したもんだ。
蒜山 無事下山。かなり疲れました。
さて、一方通行の縦走。車に帰るには、10km歩く、タクシーを呼ぶ、2km歩いてバスに乗る、ですが、私はバスを選びました(だからコースタイムを凄く気にしてたんですよ😓)
無事下山。かなり疲れました。 さて、一方通行の縦走。車に帰るには、10km歩く、タクシーを呼ぶ、2km歩いてバスに乗る、ですが、私はバスを選びました(だからコースタイムを凄く気にしてたんですよ😓)
蒜山 あの稜線を縦走してきました。
あの稜線を縦走してきました。
蒜山 バス停に到着。なんとどこまで行っても200円!
ここで同じく縦走した若者3人組とお話し。
きつかったー、って言ってました。
おじさんはそれに加えてめちゃ重い荷物背負って歩いたんだぞー!、とは言いませんでした😅
バス停に到着。なんとどこまで行っても200円! ここで同じく縦走した若者3人組とお話し。 きつかったー、って言ってました。 おじさんはそれに加えてめちゃ重い荷物背負って歩いたんだぞー!、とは言いませんでした😅
蒜山 山行で公共の乗り物を使うのは初めて。
いい経験です。
山行で公共の乗り物を使うのは初めて。 いい経験です。
蒜山 車窓から蒜山三座。
楽しさと厳しさを教えてくれました。
車窓から蒜山三座。 楽しさと厳しさを教えてくれました。
蒜山 バスを降りたらジャージー牛がお出迎え⁈
バスを降りたらジャージー牛がお出迎え⁈
蒜山 ジャージーソフトクリーム。めちゃ美味かった!
ジャージーソフトクリーム。めちゃ美味かった!
蒜山 さて、もうひと歩きして駐車場まで帰ろう。
よく耐えてくれたよ、肩と足裏。それとザックと靴に感謝。
さて、もうひと歩きして駐車場まで帰ろう。 よく耐えてくれたよ、肩と足裏。それとザックと靴に感謝。
蒜山 今日はとにかくザックの荷重で肩と足裏が痛かったです。ミレーのザックはかなり調整しましたが、体に合ってなかったか?靴は安定のモンベル、アルパインクルーザー800。これで足裏が痛くなるんだったら、ザックがこれだけ重い時は、やっぱりソールの厚いスカルパかも。
軽量化も考えないといけないな。

剱岳に挑戦するまで、これからも試行錯誤の日々が続きます。
今日はとにかくザックの荷重で肩と足裏が痛かったです。ミレーのザックはかなり調整しましたが、体に合ってなかったか?靴は安定のモンベル、アルパインクルーザー800。これで足裏が痛くなるんだったら、ザックがこれだけ重い時は、やっぱりソールの厚いスカルパかも。 軽量化も考えないといけないな。 剱岳に挑戦するまで、これからも試行錯誤の日々が続きます。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。