活動データ
タイム
07:24
距離
15.4km
のぼり
1446m
くだり
1410m
活動詳細
すべて見るいよいよ奥多摩主脈の最高峰・三頭山を目指す。雪が無ければ、時坂から浅間尾根を縦走して登る予定だったが、ヤマップの最近の活動記録を見ると、稜線はかなりの残雪量なので予定を短縮した。結果として、雪で時間を費やしたこともあり、正解だった。2年前、浅間尾根を同じ時期に歩いた時は、数馬峠から下山したので、今回はその続きをやることにした。浅間尾根は、これまで何度も訪れたが、奥多摩主脈まで行くことはなかった。理由は観光道路が開設されたからである。山を登り始めた頃は、浅間尾根から主脈を越えて奥多摩湖側へ下ることなども構想していたのだが、叶わぬ夢となった・・・はずだったけど、今回敢えて行くことにした。50数年ぶりの構想実現である。10日ほど前にかなり雪が降ったので、周遊道路は閉鎖されているかと思ったけど、来てみると、見事に除雪されて車やバイクが行き交っていた。静かな山を求めていたのだが残念! 主脈に出ると雪の量が増え、おまけにこの暖かさで雪が腐っていて重く、トレースも少なかったから歩きにくい。買ったばかりのチェーンスパイクを試していたが、靴裏に雪がビッシリとこびりついて、重さで外れるほどだったので、途中から外して歩いた。おかげで鞘口峠までで体力と時間を使い、三頭山への登りはきつかった。峠からは道が踏み固められていたから助かったけど・・・ 笹尾根に入って避難小屋の前を通った時、55年前の秋、初めて三頭山に登った時は雨で、寒さをしのぐために同行していたMと、避難小屋に入って焚火で暖を取りながら昼食を食べた時の事がいろいろと思い出される。そのMも10年近く前に他界してしまったので、もう一緒に山を登ることはできない。 槙寄山は、南面が開けていい感じの頂上だったが、バスの時間が迫っていたので、早々に下山しなければならなかったのが残念だった。西原峠からしばらくも雪道で、雪が足場やクッションの役割をしてくれるのでテンポよく歩け、思いのほか早く着いてしまった。なので、今は廃業してしまったが、50年前の主脈縦走の時にお世話になった山崎屋旅館の様子を見に行った。 *2年前、数馬峠から下山した時には「登山道が崩壊のため通行できない」旨の表示があり、数馬への指導標も取り外されているみたいだったが、踏み跡があったので追ってみたら、途中雪で道が隠れていて迷いそうになったこと以外特に問題となる所はなかった。なので、今回確認の意味も込めて同じ道を登る。浅間荘へ行く道と分岐する所には指導標がないので地図アプリで確認する。2軒目の廃屋を通り過ぎるあたりで道が2分する。左山腹を巻くように進む道へ行きそうになるが、右尾根上へ進む道が正解。登り口付近はボサがかかっていてわかりにくいが、2年前の経験で左に行く道に違和感を感じたので気が付いた。そこを過ぎればあとは峠まではっきりした道が続いている。途中左側から上がってくる道との合流点に指導標があり、バス停方面の道は崩壊のため通行できない旨の表示があるが、今登ってきた道の方へは何の案内もない。不思議な道だ。地元では認知されていない登山道なのだろうか。廃屋の所で左へ分岐した道も、多分途中から右に分岐してここへ上がってくるのではないかと思われる。 *周遊道路の付近はひどいものだ。尾根を見事に断ち切っている。道路へ下りる道はそれなりに整備されている感じだったが、主脈方面へ登り返す所の道が20m位の崖になっていて何とも言えない。(写真参照)ロープが設置されてなければかなり怖い思いをしただろう。今の時代ならトンネルで抜けるとか登山道を結ぶ橋を架けるなどしたと思うのだが、当時の風潮では観光開発が大事で登山者の事など考えなくても良かったからこんなことができたのだろう。短い距離だけど車道を歩かなければならないから危険でもあるし、今からでもいいから歩道橋くらい架けてほしいものだ。
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