奥多摩主脈縦走 その3 浅間尾根~三頭山~西原峠

2024.02.14(水) 日帰り

活動データ

タイム

07:24

距離

15.4km

のぼり

1446m

くだり

1410m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 24
休憩時間
59
距離
15.4 km
のぼり / くだり
1446 / 1410 m
4
28
12
35
14
4
12
36
22
4
41
2

活動詳細

すべて見る

 いよいよ奥多摩主脈の最高峰・三頭山を目指す。雪が無ければ、時坂から浅間尾根を縦走して登る予定だったが、ヤマップの最近の活動記録を見ると、稜線はかなりの残雪量なので予定を短縮した。結果として、雪で時間を費やしたこともあり、正解だった。2年前、浅間尾根を同じ時期に歩いた時は、数馬峠から下山したので、今回はその続きをやることにした。浅間尾根は、これまで何度も訪れたが、奥多摩主脈まで行くことはなかった。理由は観光道路が開設されたからである。山を登り始めた頃は、浅間尾根から主脈を越えて奥多摩湖側へ下ることなども構想していたのだが、叶わぬ夢となった・・・はずだったけど、今回敢えて行くことにした。50数年ぶりの構想実現である。10日ほど前にかなり雪が降ったので、周遊道路は閉鎖されているかと思ったけど、来てみると、見事に除雪されて車やバイクが行き交っていた。静かな山を求めていたのだが残念!  主脈に出ると雪の量が増え、おまけにこの暖かさで雪が腐っていて重く、トレースも少なかったから歩きにくい。買ったばかりのチェーンスパイクを試していたが、靴裏に雪がビッシリとこびりついて、重さで外れるほどだったので、途中から外して歩いた。おかげで鞘口峠までで体力と時間を使い、三頭山への登りはきつかった。峠からは道が踏み固められていたから助かったけど・・・  笹尾根に入って避難小屋の前を通った時、55年前の秋、初めて三頭山に登った時は雨で、寒さをしのぐために同行していたMと、避難小屋に入って焚火で暖を取りながら昼食を食べた時の事がいろいろと思い出される。そのMも10年近く前に他界してしまったので、もう一緒に山を登ることはできない。  槙寄山は、南面が開けていい感じの頂上だったが、バスの時間が迫っていたので、早々に下山しなければならなかったのが残念だった。西原峠からしばらくも雪道で、雪が足場やクッションの役割をしてくれるのでテンポよく歩け、思いのほか早く着いてしまった。なので、今は廃業してしまったが、50年前の主脈縦走の時にお世話になった山崎屋旅館の様子を見に行った。 *2年前、数馬峠から下山した時には「登山道が崩壊のため通行できない」旨の表示があり、数馬への指導標も取り外されているみたいだったが、踏み跡があったので追ってみたら、途中雪で道が隠れていて迷いそうになったこと以外特に問題となる所はなかった。なので、今回確認の意味も込めて同じ道を登る。浅間荘へ行く道と分岐する所には指導標がないので地図アプリで確認する。2軒目の廃屋を通り過ぎるあたりで道が2分する。左山腹を巻くように進む道へ行きそうになるが、右尾根上へ進む道が正解。登り口付近はボサがかかっていてわかりにくいが、2年前の経験で左に行く道に違和感を感じたので気が付いた。そこを過ぎればあとは峠まではっきりした道が続いている。途中左側から上がってくる道との合流点に指導標があり、バス停方面の道は崩壊のため通行できない旨の表示があるが、今登ってきた道の方へは何の案内もない。不思議な道だ。地元では認知されていない登山道なのだろうか。廃屋の所で左へ分岐した道も、多分途中から右に分岐してここへ上がってくるのではないかと思われる。 *周遊道路の付近はひどいものだ。尾根を見事に断ち切っている。道路へ下りる道はそれなりに整備されている感じだったが、主脈方面へ登り返す所の道が20m位の崖になっていて何とも言えない。(写真参照)ロープが設置されてなければかなり怖い思いをしただろう。今の時代ならトンネルで抜けるとか登山道を結ぶ橋を架けるなどしたと思うのだが、当時の風潮では観光開発が大事で登山者の事など考えなくても良かったからこんなことができたのだろう。短い距離だけど車道を歩かなければならないから危険でもあるし、今からでもいいから歩道橋くらい架けてほしいものだ。

三頭山・槇寄山・土俵岳 指導標はないが、ここを左に曲がって急坂を登っていく。電柱の下に「浅間荘」への看板はある。
指導標はないが、ここを左に曲がって急坂を登っていく。電柱の下に「浅間荘」への看板はある。
三頭山・槇寄山・土俵岳 どん詰まりの家 指導標は無いが、石垣の手前に右手へ登る階段があり、それを登る。
どん詰まりの家 指導標は無いが、石垣の手前に右手へ登る階段があり、それを登る。
三頭山・槇寄山・土俵岳 すぐにこんな道になる
すぐにこんな道になる
三頭山・槇寄山・土俵岳 廃屋
廃屋
三頭山・槇寄山・土俵岳 廃屋を過ぎるあたりで、そのまま山腹にはっきりした道があって引き込まれそうになるが、数馬峠へは、この辺から尾根に向かう道を登る。取り付きがボサではっきりしないが・・・
廃屋を過ぎるあたりで、そのまま山腹にはっきりした道があって引き込まれそうになるが、数馬峠へは、この辺から尾根に向かう道を登る。取り付きがボサではっきりしないが・・・
三頭山・槇寄山・土俵岳 すぐこんなはっきりした道になる。稜線が幅広いので、落ち葉の多い時、雪のある時は下る際に尾根の高みを行きがちになるが、そうすると先の方で行き詰まることがある。右手の方を意識して下ると良い。
すぐこんなはっきりした道になる。稜線が幅広いので、落ち葉の多い時、雪のある時は下る際に尾根の高みを行きがちになるが、そうすると先の方で行き詰まることがある。右手の方を意識して下ると良い。
三頭山・槇寄山・土俵岳 ここにバス停方面への行き止まり表示有。下ってきた場合は右に曲がらず真直ぐ進む。
ここにバス停方面への行き止まり表示有。下ってきた場合は右に曲がらず真直ぐ進む。
三頭山・槇寄山・土俵岳 数馬峠 左奥に石仏があり、休憩できるスペースもある。
数馬峠 左奥に石仏があり、休憩できるスペースもある。
三頭山・槇寄山・土俵岳 尾根に出ると御前山が見える
尾根に出ると御前山が見える
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪も深くなってきた
雪も深くなってきた
三頭山・槇寄山・土俵岳 展望のいい場所から笹尾根方面が見渡せる
展望のいい場所から笹尾根方面が見渡せる
三頭山・槇寄山・土俵岳 バス停への分岐点 
バス停への分岐点 
三頭山・槇寄山・土俵岳 バス停への道ははっきりしている。最近はこの道が良く使われているようだ。
バス停への道ははっきりしている。最近はこの道が良く使われているようだ。
三頭山・槇寄山・土俵岳 御林山分岐点 頂上が見えている位なので、大した時間はかからない。
御林山分岐点 頂上が見えている位なので、大した時間はかからない。
三頭山・槇寄山・土俵岳 御林山山頂
御林山山頂
三頭山・槇寄山・土俵岳 南側が開けて日差しも届く。笹尾根もよく見える。
南側が開けて日差しも届く。笹尾根もよく見える。
三頭山・槇寄山・土俵岳 北側には御前山と大岳山 ただし、季節限定の展望だと思う。
北側には御前山と大岳山 ただし、季節限定の展望だと思う。
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪が深まってきた
雪が深まってきた
三頭山・槇寄山・土俵岳 この看板を無視して真直ぐ行くと・・・
この看板を無視して真直ぐ行くと・・・
三頭山・槇寄山・土俵岳 周遊道の上に出て行き止まりとなる
周遊道の上に出て行き止まりとなる
三頭山・槇寄山・土俵岳 上から見た周遊道路
上から見た周遊道路
三頭山・槇寄山・土俵岳 少し引き返すと車道へ下りる道がある
少し引き返すと車道へ下りる道がある
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪が積もれば道路も閉鎖されていると思っていたが、しっかりと除雪されていて車やバイクが疾走していた。こんなことにお金を使う余裕があるなら、道路建設で壊した登山道をもう少し整備してもらいたいものだと思う。
雪が積もれば道路も閉鎖されていると思っていたが、しっかりと除雪されていて車やバイクが疾走していた。こんなことにお金を使う余裕があるなら、道路建設で壊した登山道をもう少し整備してもらいたいものだと思う。
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪が無ければ、歩くためのスペースになるのではないかと思われる。
雪が無ければ、歩くためのスペースになるのではないかと思われる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 ここが寸断された登山道への登り口。この指導標は何十年前のものだろうか?
ここが寸断された登山道への登り口。この指導標は何十年前のものだろうか?
三頭山・槇寄山・土俵岳 無理やり作った道だから、最初からすごい急傾斜だ。ロープが張ってあるが、都民の森の遊歩道に比べると危険で酷い道だ。
無理やり作った道だから、最初からすごい急傾斜だ。ロープが張ってあるが、都民の森の遊歩道に比べると危険で酷い道だ。
三頭山・槇寄山・土俵岳 途中で下を見下ろすとこんな感じ。写真だとわかりにくいが、左上の道路面と比べると何となく分かる。
途中で下を見下ろすとこんな感じ。写真だとわかりにくいが、左上の道路面と比べると何となく分かる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 尾根を断ち切った分余計に登らされている。東海自然歩道では、道路を橋で渡っている箇所もあったけど。
尾根を断ち切った分余計に登らされている。東海自然歩道では、道路を橋で渡っている箇所もあったけど。
三頭山・槇寄山・土俵岳 この辺から、斜面が崩れて滑りやすい所になるみたいだけど、雪がいい足場を提供してくれているので、さほど怖さは感じない。
この辺から、斜面が崩れて滑りやすい所になるみたいだけど、雪がいい足場を提供してくれているので、さほど怖さは感じない。
三頭山・槇寄山・土俵岳 この辺からロープが張ってあるが、道が完全に崩れてしまっているようなので、それでもなお危ない。
この辺からロープが張ってあるが、道が完全に崩れてしまっているようなので、それでもなお危ない。
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪を利用して何とかトラバース。雪がなかったら・・・?
雪を利用して何とかトラバース。雪がなかったら・・・?
三頭山・槇寄山・土俵岳 危険地帯を過ぎると、すぐにゆったりした尾根上の道になる。
危険地帯を過ぎると、すぐにゆったりした尾根上の道になる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 戸澤峰手前の様子
戸澤峰手前の様子
三頭山・槇寄山・土俵岳 戸澤峰
戸澤峰
三頭山・槇寄山・土俵岳 主脈に到達すると、雪はさらに深くなる。
主脈に到達すると、雪はさらに深くなる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 樹間越しに石尾根方面が見える
樹間越しに石尾根方面が見える
三頭山・槇寄山・土俵岳 砥山の巻道は雪で埋まっているので、自然と尾根道の方へ導かれる。
砥山の巻道は雪で埋まっているので、自然と尾根道の方へ導かれる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 展望はあまりないが・・・
展望はあまりないが・・・
三頭山・槇寄山・土俵岳 山頂を過ぎた辺りでこの季節限定?の樹間越に三頭山が望まれる。
山頂を過ぎた辺りでこの季節限定?の樹間越に三頭山が望まれる。
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪山風情
雪山風情
三頭山・槇寄山・土俵岳 栂ノ尾
栂ノ尾
三頭山・槇寄山・土俵岳 開設当時はこのように見えていたらしいが、今は樹木が育ってしまって見えなくなっているので取り外したのだろうか?
開設当時はこのように見えていたらしいが、今は樹木が育ってしまって見えなくなっているので取り外したのだろうか?
三頭山・槇寄山・土俵岳 今はこんな感じになっている
今はこんな感じになっている
三頭山・槇寄山・土俵岳 南斜面は、雪のない所もある。
南斜面は、雪のない所もある。
三頭山・槇寄山・土俵岳 鞘口峠 正面尾根ルート(本来の登山道)にも踏み跡があるが、雪が腐っているので遊歩道コースを行くことにする。
鞘口峠 正面尾根ルート(本来の登山道)にも踏み跡があるが、雪が腐っているので遊歩道コースを行くことにする。
三頭山・槇寄山・土俵岳 南面の道
南面の道
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭沢方面(回廊の路)分岐点
三頭沢方面(回廊の路)分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 登山道との合流点
登山道との合流点
三頭山・槇寄山・土俵岳 陽光の路分岐点
陽光の路分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 登山道を分岐するが、踏み跡は無し。
登山道を分岐するが、踏み跡は無し。
三頭山・槇寄山・土俵岳 ここでも登山道への踏み跡は無し
ここでも登山道への踏み跡は無し
三頭山・槇寄山・土俵岳 見晴らし小屋が見えてきた。ここも建物の老朽化で一部立入禁止になっていた。
見晴らし小屋が見えてきた。ここも建物の老朽化で一部立入禁止になっていた。
三頭山・槇寄山・土俵岳 大岳山・御岳山方面が見える。手前は砥山・戸澤峰・浅間尾根方面。
大岳山・御岳山方面が見える。手前は砥山・戸澤峰・浅間尾根方面。
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山方面
三頭山方面
三頭山・槇寄山・土俵岳 遊歩道(野鳥観察の道?)分岐点
遊歩道(野鳥観察の道?)分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 “下山推奨路”だそうです
“下山推奨路”だそうです
三頭山・槇寄山・土俵岳 野鳥観察小屋への分岐点
野鳥観察小屋への分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山東峰への分岐点
三頭山東峰への分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 御岳山・大岳山・御前山
御岳山・大岳山・御前山
三頭山・槇寄山・土俵岳 浅間尾根
浅間尾根
三頭山・槇寄山・土俵岳 笹尾根
笹尾根
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山東峰
三頭山東峰
三頭山・槇寄山・土俵岳 中央峰
中央峰
三頭山・槇寄山・土俵岳 鞍部
鞍部
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山西峰
三頭山西峰
三頭山・槇寄山・土俵岳 雲取山
雲取山
三頭山・槇寄山・土俵岳 石尾根
石尾根
三頭山・槇寄山・土俵岳 鷹ノ巣山・日陰名栗峰・高丸山
鷹ノ巣山・日陰名栗峰・高丸山
三頭山・槇寄山・土俵岳 ムシカリ峠への道 
ムシカリ峠への道 
三頭山・槇寄山・土俵岳 ムシカリ峠 昔はこんな峠なかったけど・・・
ムシカリ峠 昔はこんな峠なかったけど・・・
三頭山・槇寄山・土俵岳 避難小屋 鍵がかかっていた。トイレは使用可能
避難小屋 鍵がかかっていた。トイレは使用可能
三頭山・槇寄山・土俵岳 大沢山
大沢山
三頭山・槇寄山・土俵岳 結構展望はいい ベンチもある
結構展望はいい ベンチもある
三頭山・槇寄山・土俵岳 尾根上の道
尾根上の道
三頭山・槇寄山・土俵岳 ハチザス沢の頭 この先は都民の森ではないとのこと
ハチザス沢の頭 この先は都民の森ではないとのこと
三頭山・槇寄山・土俵岳 尾根上の道
尾根上の道
三頭山・槇寄山・土俵岳 クメケタワ・・・よく意味が分からない。
クメケタワ・・・よく意味が分からない。
三頭山・槇寄山・土俵岳 尾根を下りてきて撓んだ状態の所ではある
尾根を下りてきて撓んだ状態の所ではある
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪深くなる
雪深くなる
三頭山・槇寄山・土俵岳 槙寄山
槙寄山
三頭山・槇寄山・土俵岳 槙寄山南面の明るい草原
槙寄山南面の明るい草原
三頭山・槇寄山・土俵岳 槙寄山頂
槙寄山頂
三頭山・槇寄山・土俵岳 山頂から西原峠へ一気に下る。峠は見えている。
山頂から西原峠へ一気に下る。峠は見えている。
三頭山・槇寄山・土俵岳 西原峠
西原峠
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山方面
三頭山方面
三頭山・槇寄山・土俵岳 雪道が続く
雪道が続く
三頭山・槇寄山・土俵岳 「国定忠治が遠見した所」などと訳の分からない標柱 国定忠治なるものは「赤城の山も…」で知っているが、この場所とどういう関りがあったのだろう?
「国定忠治が遠見した所」などと訳の分からない標柱 国定忠治なるものは「赤城の山も…」で知っているが、この場所とどういう関りがあったのだろう?
三頭山・槇寄山・土俵岳 大平分岐 バス停近道(20分)とあるが、そのまま行った方が楽そう。この日は踏み跡がなかった。
大平分岐 バス停近道(20分)とあるが、そのまま行った方が楽そう。この日は踏み跡がなかった。
三頭山・槇寄山・土俵岳 なかなか風情のある峠道
なかなか風情のある峠道
三頭山・槇寄山・土俵岳 下に集落が見えるようになった
下に集落が見えるようになった
三頭山・槇寄山・土俵岳 山道取付点 バス停へはこの階段を下るよう指示されているが、車道を行ってもほとんど変わりないように思う。階段の方がキツイ
山道取付点 バス停へはこの階段を下るよう指示されているが、車道を行ってもほとんど変わりないように思う。階段の方がキツイ
三頭山・槇寄山・土俵岳 登山道入り口
登山道入り口
三頭山・槇寄山・土俵岳 昔泊った山崎屋旅館(廃業)の佇まい
昔泊った山崎屋旅館(廃業)の佇まい

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