生駒縦走路、希望の鐘に込める想い。

2024.01.13(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 10
休憩時間
44
距離
19.2 km
のぼり / くだり
1179 / 1219 m
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活動詳細

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能登の地震以降、何となく気分がアガらず、重く暗い時間だけが流れてゆく。そんな中、気を紛らわすために闇雲に近所を走る日々。 本当に微力ながら被災地への義援金を送り、県が募集する市民ボランティアの登録も済ませた今、僕に出来る事といえば、前向きに、明るく人生を進んでゆく事。 そして、被災地の状況が刻々と変化する中、出来る範囲のサポートを惜しまない心構えで日常を歩む事。 そう自分に言い聞かせて、重く引きずった気持ちを断ち切るために、正月に行くはずだった母の墓参りに大阪を訪れた。とにかく無心になりたくて、墓地から15km手前の駅で下車し、枚岡神社に参拝したあと、神社脇の登山口からトレイルに入る。 急な階段を息を切らしながら必死に登ると、生駒山地の縦走路上にあるパノラマ展望台へと辿り着いた。爆風が吹き抜ける稜線は寒さが沁みて、立ち止まる事も躊躇われるほどだったけど、生駒山地から見下ろす大阪の街は、とても平和で静かだった。 生駒縦走路を南に向かってひたすら走る。整備されたトレイルは、大阪府と奈良県の県境を行き来しながら、信貴生駒スカイラインに並行して伸びている。いくつかの峠を越え、アップダウンを繰り返しながら走りつづけると、鐘の鳴る展望台へと辿り着いた。 展望台の階段をゆっくりと登りながら、心から思う。 願わくば、世界の全ての人々が、等しく幸せで平和でありますように。当たり前の平穏な日々が、早く被災地に訪れますように。希望の鐘に、そう願いを込めました。 その後、信貴山山頂の空鉢護法堂にも参拝して信貴山口へと下山。その勢いのまま、母の眠る信貴霊園にて墓参りを済ませ、近鉄高安駅にて山行(と墓参り)を終えた。 毎日報道されている震災関連のニュース。気が重くなるのは当たり前の事だし、そんな渦中にお気楽な山遊びの投稿をネットに上げるのは確かに憚られる。だけど、震災は本当に長期戦になる。だからこそ、微力であることは承知しつつも、自分がやれる事を見極めた上で被災地に手をさしのべつつ、それでも僕は、前を向いて日常を過ごし、楽しみ、笑い、食べ、旅をしようと思う。 こんな時に…と訝る人もいるかもしれないけど、こんな時だからこそ、普通に暮らせる幸運を噛み締めながら、元気に前を向かなくちゃ!っと思う今日この頃です。 ってことで、センチメンタルNAOZOは今日をもっておしまい。 今年も全力で、旅をしたいと思います。 今更ですが、改めまして・・・あけましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 ではまた♪

動画

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