頂上は雪の修験の御嶽山 御嶽山(剣ヶ峰)・王滝頂上

2023.10.07(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 6
休憩時間
40
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1307 / 879 m

活動詳細

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秋の3連休初日に王滝コースの規制が間近ということで王滝コースを使う予定で木曽御嶽山に行ってきました。前日夜に中央本線を使って松本に入りホテルに1泊、ホテル近くの小料理屋さんでおいしい日本酒をいただいてほろ酔い気分で安眠に入り、翌日6:30頃の普通列車で松本から7:30頃に木曽福島に入ります。木曽福島から御嶽ロープウェイまで8:40頃発のバスで向かい、飯森高原から剣が峰頂上に行き、下山は王滝を通って田野原に下る予定でした。しかし、ロープウェイが強風のため動かないとのこと。それでは予定と逆コースの登り口の田野原までバスで上がって、王滝側から上がるのはどうかとおもったらなんと雪のため登山道通行禁止との御触れ。ロープウェイが運行するのを待つという賭けに出て一旦ロープウェイまで行くか。思案のしどころでした。そんな折、数人いた登山者の中でお一人からタクシーで行かないかとのお声がけをいただき、即座に同意、他の方にも声をかけて5人でタクシーに乗り中の湯まで行くことにしました。ロープウェイ乗り口から歩くよりも1hほど登りを圧縮できます。帰りの時間に余裕ができました。お声がけくださったクライマーの方、ありがとうございました。 中の湯入口から頂上まで上り一辺倒です。難しいところはなく、急登ということもなく中程度の上りをだらだらと上がっていきます。行場山荘までは森林帯の登りです。行場山荘からは少し木もまばらになっていき8合目女人堂からは低木から岩だけの様相になっていきます。ところどころに黄色や赤に染まった木々もありますが紅葉を楽しむという感じではなかったです。途中ところどころに修験の山らしく祠やお堂、石仏、石像があって、古から敬われてきたことを感じさせます。だんだんと雪が積もっていて、とはいえ最大10㎝くらいでしたでしょうか。アイゼンなかったですが、なんとか頂上まで登りきりました。頂上には御嶽神社があり、これは3000m以上の山では富士山に次ぐ大きなものではないでしょうか。御嶽山は京都方面から見ると一番手前にある巨大な山なので太古から信仰の対象になっていたのでここまでたくさんの宗教的シンボルがあるのでしょうね。頂上付近は風が強く、気温も低く、長居はできませんがシェルターがあって風よけになるのでその中で昼ご飯を食べました。下山はロープウェイ口まで下りていくか、王滝から田野原に下りるか迷いますが、王滝方面から上がってくる人がいて、登山道通行禁止のことを聞いたら、全然解除されているらしく、それならということで田野原から下ります。雪もだいぶなくなっていて滑りも気にせず下りることができました。この登山道を通るときに噴火があってたくさんの方が亡くなったのですね。ご冥福をお祈りします。登山口まで下ると大きく御嶽山が臨めます。大きな山容です。美しい。下の方は少し紅葉が楽しめましたね。この辺りは遊歩道もあるらしく散策もいいのかもしれませんね。 帰りはバスで田野原観光センターから木曽福島まで行きます。木曽福島についたのは17:00頃。速攻で温泉に向かい一風呂浴びました。木曽福島は狭隘の土地ですが中山道の宿場町として栄え、昔の雰囲気がところどころに残る風情のある町です。歩くだけでも楽しくてもう1泊したいところです。 今回は予想外に雪があって風もあってロープウェイもとまりどうなるかと思いましたが、幸運にもお声がけいただいた登山者の方とタクシーで行くことができ、雪による登山禁止も解除になって、当初予定していた登山コースに近い形で登山ができました。感謝です。

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