活動データ
タイム
15:03
距離
25.1km
のぼり
2666m
くだり
3355m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る元々土日は北岳小屋のテン場の空きがなく、金土で行こうかと思ってたところ、平日は奈良田~広河原の5:30のバスが無い。 その場合、木曜の終バスで広河原に移動して1泊追加・・・ 前回の山行の疲れもとれていないと自分に言い訳し、半ば諦めていた。 ところが数日前、朝4時に目が覚めて、キャンセルないかな~と確認すると、なんと10張以上の空きが出ていた! これは行くしかないだろう。 寝ぼけ眼で予約完了。 本来、大事な判断は寝起きにしてはいけない(戒め) 前日夕方にパッキング。 水が良くわからず4L持って行った結果、なぜか1泊2日なのに19kg。 どうしてこうなった🤔 高速代をケチりつつ、25:30に奈良田第一駐車場着。 ※奈良田第一駐車場:au電波4本 かなり広めの駐車場で、1台ずつ石灰で区画が切ってある。 到着時にはすでに3/4ほど埋まっていた。 なお仮設トイレ&手洗い用水道(未消毒)あり。 【1日目】 仮眠して朝食を済ませてバス停にいくと、バスが4台、すでに満員状態に見える。 人がいれば増便するだろうと思っていたが、まさかこれしか出ないのか? 列の後ろに並び、チケットを購入(1100円+協力金300円)。 何とか乗り込むことができたが、後ろの4人組は諦めて戻ってきたバスに乗ろうと言っていた。 時間通り広河原に到着し、人込みを縫って登山口へ。 4台目のバスだったので既に出遅れているが、せめてトイレ組や現地で登山届を書いてる組より先に行ってなるべく渋滞を避けよう。 今日の目的地は北岳山荘なので、時間的にはかなり余裕がある。 3か月ぶりのテント泊だし、疲れも抜けてないのでゆっくり目に歩をすすめることにした 。 似たようなペースで登っている人たちと励まし合いながらしばらく登ると白根御池小屋が見えてきた。 うーん、水はここでよかったのでは?w なお白根御池小屋は小屋もテン場も満員とのことで大盛況だ。 ここからはどうやら急登らしい。 例の草滑りというやつだ。 実際登ってみると石だらけで、草滑りとは一体!?という風体だ。 足が重いし、荷物も重い。 休み休み登っていくと同じ人たちと抜きつ抜かれつする訳だけど、「(その荷物でこのペース)尊敬します」とまで言ってくれる方までいた。 荷物を選ぶことを放棄した怠惰の結果、別の形で代償を支払ってるだけなんだけどw なんとか稜線上へ出ると、甲斐駒や鳳凰三山、富士山などが見える。 しかし富士山はほぼ雲の中だ。 これからどんどんガスってくるだろう。 急ぎたいところだが、休憩がてら燕岳Tシャツの人と話したりして少し休憩してから進む。 肩の小屋へ向かう途中、何度か富士山が顔を出す。 これは北岳まで持つか?と思ったのもつかの間、肩の小屋に着く頃には富士山方面はすっかりガスってしまった。 例の看板で写真を撮ったりして、HANAREの表記が気になりつつ北岳へ。 北岳までもなかなか手強い急登である。 岩がゴロゴロしているが安定していて歩きやすい。 この辺りで、下ってくる人から「さっき27歳の若者が1日で奈良田まで行くって言ってたよ」と聞く。 荷物軽くすれば出来なくもないかな?とこの時は思っていたが、2日目の下りを終えた今、絶対やりたくないと思っているw ここも休み休み進んで、とうとう北岳山頂へ到着。 富士山側はガスっているものの、西側は快晴だ。 今朝見た天気予報では午後から雨の予報だったが、まだまだ持ちそうだ。 14時頃にテント張り終わってれば大丈夫だろう。 食事をしたり、電波探しをしたり、居合わせた人たちと会話を楽しんだりして天気待ちをする。 ※山頂標識向かって右のベンチでau0~2本、ギリ通信可 1時間以上ダラダラしていたが、結局富士山側は晴れず、北岳山荘へ。 くだりは気が楽だわ~と思いながら到着。 事前にクレカ決済済みのテント場(1100円)の受付をしに山荘の中へ向かうと、そこには蛇口が! えー、4L要らなかったじゃん!と思いながら受付を済ませ、早速テントを張った。 そして電波探しの旅へ。 ドコモのホームアンテナがあるようで、ドコモはバリバリ入るらしいが、auは圏外から1本で満足に通信できず。 山頂で最低限は済ませておいて良かった。 トイレは個室数が多い。 臭いはそれなりなので風向きに注意。 仮眠でもしようかと思ったがテントの中が温室状態で、とても寝れそうもない。 テント場の谷側にあるベンチに座っていたtamatamaさんに声をかけ、お互いヒマを持て余していたせいか、3時間近く山談議をした。 お互い縦走で奈良田に降りるがsyっ発予定時刻は俺の方が早いので、どこかで追いつかれるだろうということで、翌日の再会を約束してYAMAPを相互フォローした所で、結構冷えてきたのでテントへ引き上げた。 夕食は尾西のアルファ米とアマノのカレー、翌朝はアマノのチーズリゾット。 なのになぜ19kgになったのか、下山後にもわからない🤔 食事を済ませ、少し夜空を楽しんでから、疲れと睡眠不足のせいか早めに就寝した。 【2日目】 早く寝た分、目覚ましより早く起きた。 食事を済ませ、テントを撤収した頃、東の空が赤らんできた。 結局朝もtamatamaさんと朝日を見てから先に出発した。 中白峰山までの登りで朝日を楽しみながら、3000mオーバーにしてはマイナーな山頂をサクッと越えて間ノ岳へ。 間ノ岳は意外と近く感じた。 アップダウンもあまりない。 初日の朝、あった方と再会して写真を撮りあって、まだ疲れてないので先へ進む。 今週、日本2位、3位タイ2つを登ったのか~と感慨にふけりながら、雲海の富士山を横目に農鳥小屋に下っていく。 あんなに下るのか💦とゲンナリしつつ進んでいくと、農鳥小屋に到着。 既に強烈な臭いが漂ってくる。 噂のトイレを確認しようとしたが、それなりに代わる代わる使われているので、スルーした。 聞こえてきた他の人の会話から言葉を借りると「ワイルドだった」との事w トイレの風下を避けてエネルギー補給をし、西農鳥岳への登りに挑む。 ここはなかなか厳しい登りだった。 行程差200m程度だが、今週は足を使いすぎているし、荷物もまだ17kgくらいあるだろう。 これが今日最後の登りのつもりで上がっていく。 残りはきっと下りだけだ(願望) 西農鳥岳からはアップダウンも少ないので、休憩もそこそこに農鳥岳へ。 ここは稜線歩きなので、散歩気分で農鳥岳に到着した。 富士山Tシャツで記念撮影したりして休憩しているとtamatamaさんが追いついてきた。 ここまで追いつかれなかったのは我ながら結構頑張ったと思う。 ここで写真を頼まれた若者2人組はなんと雨池山、大唐松山を越えて破線ルートでここまで来たとの事。 ひどい藪漕ぎらしく、ズボンやタイツがボロボロに破けていた。 ヘルメットとサングラスは必須らしいが、そんな情報をもらっても俺がやることはないだろうw 南アばかりやっていて、一般道に飽きたらしい。 北アとかに行かないで南アのバリルートに行くのがマニアックだ。 彼らと別れ、tamatamaさんと即席パーティで下ることにした。 遅かったら置いてってくださいと言ったものの、がんばってついていく。 一人だと長く感じるし、無駄にYAMAP開いて、「まだこれしか進んでないのか」という無駄な作業が発生するし。 やはり会話しながらだと大分気がまぎれる。 昼休憩を大門沢小屋で取るべく、小屋まで休憩なしで目指す。 意外なことに奈良田から登ってくる人は多い。 広河原からと奈良田から、アップの距離がかなり違うのに、あえてこちらを選ぶ人がこんなにいるとは🤔 大門沢小屋で手持ちのパンでランチを済ませ、先を急ぐ。 すでに小さな登り返しすらキツイ。 俺の登りの脚は農鳥岳で使い切ってしまったのだ。 傾いた異音のする吊り橋や、しっかりした吊り橋など、バラエティに富んだ橋を越え、工事によるルート変更で無駄に登り返しをさせられてようやく砂利道へ出た。 樹林帯を出た後、曇っていたのは僥倖だった。 その後も想定より涼しく歩けた。 冷たいものが飲みたくて、「自販機ないかな~」とか言いながら発電所を越え、奈良田温泉の駐車場に差し掛かると、待ちわびた自販機を発見。 一気に500ml飲み切ってしまった。 tamatamaさんは奈良田温泉に入っていくとの事でここでお別れ。 駐車場に戻ると、敷地外に路駐があふれていた。 出発時点で枠外どころかそんなところにまで!?という位置にも停まってたからなぁ。 さっと準備をし、またまた下道で帰ることにした。 道すがら発見した湯島の湯(一般700円)に寄ってみた。 洗い場にシャワーが無く、温泉のお湯が溜めてあり、桶でその湯を使う形だ。 透明の湯で硫黄の香りが漂う。 固形石鹸、ボディソープ、シャンプー備え付け。 木風呂と岩風呂があった。 比較的涼しかったとはいえ、ずっと暑かったせいか長湯は出来そうにない。 帰路も長いし、ある程度温まってさっぱりで来たら十分だ。 ここから約5時間かけて無事帰宅した。 奈良田へのくだりの長さには辟易したが、想像よりは過酷では無かった。 気付けば3000m峰のバッヂも14/21である。 しかしほとんどが南ア南部である😱 南アは電波入んないんだよなぁ~ そこがデジタル中毒者にとって一番のネックだ😓
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。