活動データ
タイム
08:39
距離
21.1km
のぼり
1950m
くだり
1953m
活動詳細
すべて見る今回はパーティ内でどこ行くから始まって、昨年は5月に行けてない山のいくつかから、夜叉神峠口からの鳳凰山です。他の候補は瑞牆山荘から金峰山やドンドコ沢からの鳳凰山ですが、高地順応は標高の高い所が長い方がいいねってことで決まりました。何度も行くルートですが、残雪期は久しぶりです。 夜叉神峠から観音岳山頂まではメジャーなルートで危険箇所もほぼ無く一般向けのルートです。途中に営業小屋もありますから、小屋泊やテン泊も挟めて時間や体力に合わせた計画が大変練りやすいです。ちなみに小屋はテン場も含め予約制です。いろんな点で先日の鋸岳とは全くの別世界です。ただし、積雪期はそれなりに検討と準備をして登られるのが良いかと思います。 今回は残雪期ですが、雪道の踏み抜き跡を結構見かけましたよ。雪道は慣れも必要かも知れませんねぇ。今回は基本的にチェーンスパイクで充分対処できる雪質と傾斜でしたよ。利用者の多い登山道なので、雪はよく踏み固められて朝は凍結、午後は表面が腐れてます。トレースを外すと場所によっては膝下まで踏み抜きます。体力と時間ロスになりますから、極力、トレースには忠実に従うのが良いかと思います。あとチェンスパやアイゼンの脱着を面倒がらずにやって貰えると、亜高山帯の木々にとっても優しい登山になります。実際、杖立峠あたりのダケカンバの根が踏まれて木部まで丸見えになってます。 5月の鳳凰山は高山植物を見るにはてんで早いですが、雪を纏った白根三山が目の前に聳え立つ絶景を拝めます。今回は風が強くて天くらでもC予報でしたが、雨でもガスってるでもないので、高山帯慣れしつつも眺望を楽しむ山行でした。夜叉神峠口からピストンで20kmになりますが、これだけのご褒美があれば楽しく行って帰ってこれます。むしろ帰りたくなくなってしまうのがこのルートの辛いところ。ホウオウシャジンの咲く頃にまた来ます。
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