燕岳・餓鬼岳・唐沢岳
出典: Wikipedia
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掲載されている山
燕岳, 餓鬼岳, 唐沢岳, 大凪山, 大天井岳, 有明山, 鍬ノ峰
燕岳
標高 2762 m
日本海側の犬ヶ岳から乗鞍岳へと続く北アルプス(飛騨山脈)を構成する連山・連峰のひとつ、常念山脈の一座。長野県安曇野市と大町市の市境にそびえ、槍ヶ岳を経て上高地へと下る表銀座コースの出発点でもある。山頂部は花崗岩からなる独特の白い山体を持ち、点在するコマクサの群落が彩りを添えている。登山口は中房温泉で、ここから北アルプス三大急登・合戦尾根(他は烏帽子岳ブナ立尾根と剱岳早月尾根)の登りが始まる。標高差1300m弱、ひたすらの登りはなかなかこたえるが、ゆっくり着実に登れば何とかなる。途中の合戦小屋(休憩のみ)で販売されるスイカのうまさは、大汗を絞られた者にしかわからないだろう。山頂手前に立ち、遠く槍・穂高連峰を望む燕山荘では、喫茶室サンルームのケーキが大人気だ。
大天井岳(長野県)
標高 2921 m
大天井岳(おてんしょうだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,922 mの山。長野県の大町市・安曇野市・松本市にまたがる常念山脈の最高峰。 大糸線有明駅の西15.9 kmに位置し、中房温泉から合戦尾根を経て槍ヶ岳へ登る表銀座縦走コースと常念山脈との分岐点の山である。ただし、登山道は山頂を通らず巻道となっている。中部山岳国立公園内にあり、日本二百名山に選定されている。 山体は中生代の花崗岩からなり、山頂部には中生代の輝緑岩が混じる。山頂部は森林限界を越える高山帯で、砂礫地にはハイマツが分布し特別天然記念物のライチョウの生息地となっている。山腹では、イワヒゲ、コマクサ、クモマスミレなどの高山植物が自生している。山頂には、点名が「天章山」の三等三角点が設置されている。麓の安曇野から眺めるとピラミッド形状の常念岳や安曇富士ともよばれる有明山と比べると、奥まった位置にあるため目立たない存在となっている。
餓鬼岳
標高 2647 m
長野県大町市にあり、北アルプスの一山脈である常念山脈の北端に位置する。北アルプスで大人気の山のひとつ、燕岳と稜線続きにあるものの、燕岳に登る登山者のほとんどは山頂往復のみか、槍ヶ岳に向けて表銀座コースを行くかのどちらかを選ぶため、忘れ去られてしまったかのような立場の山である。だが、山頂部の尖った姿はなかなか格好よく、砂礫地ではコマクサなどのお花畑もみごとだ。山頂直下には、燕岳の近代的な燕山荘とは対をなす昔ながらの山小屋、餓鬼岳山荘が立ち、混雑しない山小屋の居心地のよさを体験することができるだろう。山麓から山頂まで直行できる登山道は1本で、まる一日必要。燕岳側からは中房温泉と燕岳からそれぞれコースが延びるが、ケンズリの岩場は通行注意だ。
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