丸石・次郎笈・剣山・塔丸

2020.11.14(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 23
休憩時間
22
距離
23.4 km
のぼり / くだり
1978 / 1977 m

活動詳細

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車中泊のサービスエリアで目を覚ます。午前3時。 四国遠征2日目、今日は剣山に登る。剣山は、山頂を踏むことだけ考えればリフトなどもあり初心者でも登れる山として知られている。しかし、そもそも自分は100名山ハンターでもなく、せっかく四国まで遠征するので、しっかりと山歩きを楽しみたい。ルート図とにらめっこした結果、奥祖谷かずら橋を発着として、一部国道歩きも入れた周遊ルートを歩いてみることにした。 この剣山、登山口までが遠い。地図を見たら曲がりくねった三ケタ国道だったので、何となく予想はできたが、すれ違いができない細く曲がりくねったボコボコの国道(こういう国道を「酷道」というらしい…)が永遠と続く。 ようやく登山口に到着して準備を整え、5時半前にヘッドライトをつけて出発。空にはたくさんの星がきれいだった。もちろん、今日の予報は快晴だ。にもかかわらず思ったより寒くなく、準備したウインドブレーカーを着ずに歩いてもちょうどくらいだった。また、暗闇をヘッドライトで歩くとき、あまり踏まれていないルートの場合、進む方向が分からなくなることがあるが、さすがは100名山だけあって分かりにくいところはほぼなかった。暑くない分、ペースを上げて登り、意外に早く稜線にでることができた。 稜線は風が強い。たまらずジャケットを着る。同時に辺りが明るくなってきて、遥か遠くにこれから進む綺麗な稜線が見えた。笹に覆われたなだらかな稜線は北アルプスにはなく、それらを中心に登る自分にとっては新鮮だった。また、アップダウンはあるが、いわゆる大下りのようなものはなく、全体的に歩きやすい。 順調に丸石を過ぎ、次郎笈頂上へ。ここから見る剣山はまさに絶景だった。このあたりからポツポツと人に会いはじめ、剣山山頂に着くとさすがに人が増えてきた。山頂も風が強いため、休憩することもなくリフト駅がある見ノ越へ下る。時間的にはまだ早いため下る人は誰もおらず、すれ違う人には変な目(?)で見られたが、構わず一気に見ノ越まで下った。 ここからはしばらく国道を歩き、塔丸の登山口から再び登山道に入る。 ここから先はあまり急な登りはなく、快晴の中、楽しい山歩きを楽しむ。これまでと同じように笹に覆われた綺麗な稜線を歩き山頂へ。山頂からは今日歩いてきた次郎笈~剣山の綺麗な稜線が見事だった。山頂はなだらかで、家族連れの登山者がくつろいでいた。自分も少し休憩したあと下山し、四国遠征2日目を終えた。 ちなみに、YAMAPにある塔丸から名頃集落方面に下るルートは現在廃道で踏み跡はない。正確には、途中まで踏み跡やテープなどの目印があるが、それも途中で無くなり、最期は地形図を見ながら自分で下りる場所を探しながら下るしかない。YAMAPのルートを忠実に辿ると、間伐跡地を歩かねばならず、玉切りされた伐採木や枝条の中をつまづきながら下りねばならず、時間もかかるし何より危険なのでお勧めしない(距離は遠くなるが森林整備時の作業道を辿るが賢明かも)。 下山後、再び長い長い酷道を進み、明日登る石鎚山に近いサービスエリアで車中泊とした。

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