三嶺
標高 1894 m
剣山国定公園西端の三嶺は、徳島県三好市と高知県香美市にまたがる高知県最高峰。主に徳島側では「みうね」、高知側では「さんれい」と呼ばれる。山頂一帯には、国天然記念物のミヤマクマザサやコメツツジの群落がある(コメツツジの見ごろは7月初旬~中旬)。以前は豊かな原生林と希少な草花の自生地が残る山だったが、近年ニホンジカの食害による植生の変化や登山道の崩壊など、自然環境が激変している。山頂へは、徳島側が名頃からダケモミの丘経由、高知側は光石登山口からさおりが原経由のコースがよく利用される。西に伸びる笹原をたどり、天狗塚(標高1,812m)への縦走も楽しい。通年登れるが、一般的には積雪のない4~11月にかけて。