新中ノ湯~焼岳~上高地

2020.09.26(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 29
休憩時間
1 時間 16
距離
9.9 km
のぼり / くだり
909 / 1016 m

活動詳細

すべて見る

 この秋は信州遠征。初日は焼岳です。前夜関西を車二台(5名) で出て、高山に宿泊。朝5時に高山を出発、安房トンネルくぐってさわんど駐車場へ。5人乗れるタクシーで新中ノ湯の登山口まで。一人1,100円ぐらい。6:40に着きましたが、駐車場は既にほぼいっぱい。無理やりならとめれないことはないでしょうが、ぼくはとめたくない状況でした。ここの標高はほぼ1600m。  新中ノ湯の焼岳登山口からしばらくは廃林道歩き。当然緩やかです。アズマヤマアザミやカメバヒキオコシが咲いていました。廃林道から離れるとなかなかの急登が始まりました。巨木が生える広葉樹の森を登ると徐々に針葉樹の森へと変わり、傾斜も緩み、標高2000mを超えると高い木はなくなり、正面に焼岳の一部が見えてきます。感動的でした。そこから山頂までは笹やシラタマノキ、アカモノが実る美しい道。傾斜はまた急ですが、やがて山頂直下、噴気孔まで登っていきました。  この辺りは景色が一転、火山の激しさ、厳しさを見せてくれるところで、北峰山頂の溶岩ドームも、噴気孔もすごい迫力でした。思わず、持ってきたヘルメットをかぶりました。溶岩ドームの下を回り込んで山頂への道に入り、硫黄臭プンプンの登り。岩があちこち暖かく、火山ガスもその辺から緩く噴いていました。やがて北峰の山頂2444m到着。お昼食べたり、噴気孔見下ろしたり、槍穂高眺めたりで、あっという間に出発時間。  下山は上高地へ下ります。中尾峠、新中尾峠と進み、大きく掘れ込んだ峠沢に沿って下りました。途中、岩壁には長い垂直の梯子。一人ずつしか通れないので、けっこう渋滞していました。梯子下るまで15分ほどかかったかな?その後も時折梯子のある急降下。やがて緩くなってからも、なかなか長い道でした。焼岳小屋からちょうど二時間かかって、焼岳登山口。河童橋まで歩き、ソフトクリーム食べて、行きに使った5人乗れるタクシーでさわんど駐車場まで戻りました。こちらは定額で一人900円ほど。その後車に乗り換えて、今日の宿・乗鞍高原の美鈴荘へ。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 車をさわんど駐車場にとめてタクシーで新中ノ湯登山口までやってきました。
車をさわんど駐車場にとめてタクシーで新中ノ湯登山口までやってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 いきなり、吊尾根です。
いきなり、吊尾根です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳アップ。左から、ジャンダルム、ロバの耳、奥穂高岳3190m。
奥穂高岳アップ。左から、ジャンダルム、ロバの耳、奥穂高岳3190m。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 小さな看板があるだけの登山口。
小さな看板があるだけの登山口。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 登山口に特徴あるアザミが咲いていました。白っぽい紅紫色の頭花が咲いてます。
登山口に特徴あるアザミが咲いていました。白っぽい紅紫色の頭花が咲いてます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 頭花が上部の葉腋にほぼ無柄で1~3個つき、花の下に筒状の総苞がつくなどの特徴から、アズマヤマアザミ(キク科アザミ属)でしょう。
頭花が上部の葉腋にほぼ無柄で1~3個つき、花の下に筒状の総苞がつくなどの特徴から、アズマヤマアザミ(キク科アザミ属)でしょう。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 カメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)葉が亀の形をしたヒキオコシ。亀のしっぽが葉の先端部。
カメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)葉が亀の形をしたヒキオコシ。亀のしっぽが葉の先端部。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雑草っぽく見られ誰も見てくれませんが、アップにすると、なかなかきれいな花です。
雑草っぽく見られ誰も見てくれませんが、アップにすると、なかなかきれいな花です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 綺麗な森を昔林道だったような道で進みますが、その道ともまもなくお別れ。
綺麗な森を昔林道だったような道で進みますが、その道ともまもなくお別れ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 南東を眺めると、お鉢を伏せたような山が二つ。鉢盛山(左、2447m)と小鉢盛山2374m。名前に納得。
南東を眺めると、お鉢を伏せたような山が二つ。鉢盛山(左、2447m)と小鉢盛山2374m。名前に納得。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)の赤い実。紅紫色の艶のある果実は、薮の中でもひときわよく目立ちます。
ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)の赤い実。紅紫色の艶のある果実は、薮の中でもひときわよく目立ちます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 廃林道と別れていよいよ急登の開始。
廃林道と別れていよいよ急登の開始。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 50分ほど頑張って登ると、だんだん緩やかに。
50分ほど頑張って登ると、だんだん緩やかに。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 タケシマラン(ユリ科タケシマラン属)実が丸いタケシマラン。
タケシマラン(ユリ科タケシマラン属)実が丸いタケシマラン。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 標高2000mを超えると、前方に焼岳。これは、南峰です。硫黄臭も漂ってきました。
標高2000mを超えると、前方に焼岳。これは、南峰です。硫黄臭も漂ってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳南峰をアップで。
焼岳南峰をアップで。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ゴゼンタチバナ(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)林床に生える常緑の多年草です。
ゴゼンタチバナ(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)林床に生える常緑の多年草です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)春に可憐な白い小さな花が咲き、夏には黄金の実がなります。
マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)春に可憐な白い小さな花が咲き、夏には黄金の実がなります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)の葉が色づいてきました。
ウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)の葉が色づいてきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 シラタマノキ(ツツジ科スノキ属)白い実なので、アカモノに対してシロモノとも呼ばれているそうです。
シラタマノキ(ツツジ科スノキ属)白い実なので、アカモノに対してシロモノとも呼ばれているそうです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下堀沢に出合いました。荒れ沢です。
下堀沢に出合いました。荒れ沢です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 左の南峰と右の北峰の間を流れ落ちる沢で、これからこの沢沿いに登っていきます。
左の南峰と右の北峰の間を流れ落ちる沢で、これからこの沢沿いに登っていきます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 前穂高岳3090m~明神岳の峰々。
前穂高岳3090m~明神岳の峰々。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 青空が出てきて、何とも言えず美しいところです。
青空が出てきて、何とも言えず美しいところです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 振り返ると霞沢岳2646m。もっと人気が出てもいい山ですよね。
振り返ると霞沢岳2646m。もっと人気が出てもいい山ですよね。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鞍部のカール状地形が見えてきました。
鞍部のカール状地形が見えてきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2つの噴気孔から出る火山ガスが見えてきました。勢いよく出ています。ほとんどが水蒸気(湯気)だそうですが、ここのは硫黄も含んでいます。周囲は硫黄臭。
2つの噴気孔から出る火山ガスが見えてきました。勢いよく出ています。ほとんどが水蒸気(湯気)だそうですが、ここのは硫黄も含んでいます。周囲は硫黄臭。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 オンタデ(タデ科オンタデ属)富士山でよく見るダデです。雌花が付いています。
オンタデ(タデ科オンタデ属)富士山でよく見るダデです。雌花が付いています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 シラタマノキ(シロモノ)とアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の共演が始まりました。
シラタマノキ(シロモノ)とアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の共演が始まりました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 うっとりする景色。笹の緑がきれいすぎます。
うっとりする景色。笹の緑がきれいすぎます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 噴気孔の横まで来ました。火口湖の正賀池です。左の南峰は岩が崩れやすく登攀禁止です。
噴気孔の横まで来ました。火口湖の正賀池です。左の南峰は岩が崩れやすく登攀禁止です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 噴気孔を下から眺めます。
噴気孔を下から眺めます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 カール状の地形を見下ろします。
カール状の地形を見下ろします。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 Wikiによると「焼岳の溶岩は、粘性が強い安山岩からデイサイト質の溶岩ドームおよび溶岩流とそれに伴う火山灰と火山岩の堆積物で構成される。」そうで、これはまさに溶岩ドーム。
Wikiによると「焼岳の溶岩は、粘性が強い安山岩からデイサイト質の溶岩ドームおよび溶岩流とそれに伴う火山灰と火山岩の堆積物で構成される。」そうで、これはまさに溶岩ドーム。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 溶岩ドームを見上げます。
溶岩ドームを見上げます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 山頂への登りからも細かい岩石の混じる溶岩ドームを見ながら。
山頂への登りからも細かい岩石の混じる溶岩ドームを見ながら。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 硫黄の黄色も。この辺は、岩が温かいのもあります。
硫黄の黄色も。この辺は、岩が温かいのもあります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳北峰。山頂到着です。
焼岳北峰。山頂到着です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2つの噴気孔を見下ろします。すごい勢いで噴気が出ています。シューという音も聞こえます。
2つの噴気孔を見下ろします。すごい勢いで噴気が出ています。シューという音も聞こえます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ガスが出たり晴れたり。一瞬、槍ヶ岳の穂先が見えました。
ガスが出たり晴れたり。一瞬、槍ヶ岳の穂先が見えました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂~奥穂~吊尾根~前穂と岳沢。
西穂~奥穂~吊尾根~前穂と岳沢。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 上高地はよく見えていました。ご飯食べたら、そっち向いて下ります。待っててやあ。
上高地はよく見えていました。ご飯食べたら、そっち向いて下ります。待っててやあ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下山開始。アカモノ(朱)と交わったからか、ピンクになったシロモノ。嘘です。でも、なぜか山頂付近はピンクのものが多かったです。
下山開始。アカモノ(朱)と交わったからか、ピンクになったシロモノ。嘘です。でも、なぜか山頂付近はピンクのものが多かったです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 まだ続く溶岩ドームの下を下ります。ヘルメットあった方が安心なところ。
まだ続く溶岩ドームの下を下ります。ヘルメットあった方が安心なところ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 シナノオトギリ?イワオトギリ?(オトギリソウ科オトギリソウ属)この区別はすごく困難です。
シナノオトギリ?イワオトギリ?(オトギリソウ科オトギリソウ属)この区別はすごく困難です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 峠沢の源頭を恐る恐る見下ろします。といっても、崩れ沢なので、上から荒れています。
峠沢の源頭を恐る恐る見下ろします。といっても、崩れ沢なので、上から荒れています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これはコケモモ(ツツジ科スノキ属)。苔がよく似合います。
これはコケモモ(ツツジ科スノキ属)。苔がよく似合います。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 中尾峠-新中尾峠間。モフモフ苔が出てきました。
中尾峠-新中尾峠間。モフモフ苔が出てきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳噴火でできた大正池が見えています。
焼岳噴火でできた大正池が見えています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鼻の穴のような噴気孔。自然の驚異ですねぇ。
鼻の穴のような噴気孔。自然の驚異ですねぇ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 苔と笹の峰を越えて、新中尾峠が近づいてきました。
苔と笹の峰を越えて、新中尾峠が近づいてきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳小屋。新中尾峠近くです。
焼岳小屋。新中尾峠近くです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 新中尾峠から上高地に向けての下り。
新中尾峠から上高地に向けての下り。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 峠沢に沿って下っていきます。
峠沢に沿って下っていきます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岩壁は長い梯子で。一人ずつしか通れないので、渋滞していました。
岩壁は長い梯子で。一人ずつしか通れないので、渋滞していました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 山頂方向を見上げます。
山頂方向を見上げます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 なかなか長い下りでした。
なかなか長い下りでした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 巨木の森を抜けて。
巨木の森を抜けて。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 登山口に下りつきました。
登山口に下りつきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 平たさから見て、大正池だった所?もうずいぶん埋まって、陸地化してきています。
平たさから見て、大正池だった所?もうずいぶん埋まって、陸地化してきています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今日の梓川は、水量たっぷり。しかも、濁りは一点もなく、澄み切っていました。
今日の梓川は、水量たっぷり。しかも、濁りは一点もなく、澄み切っていました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ノコンギク(キク科シオン属)上高地でよく見るノコンギク。
ノコンギク(キク科シオン属)上高地でよく見るノコンギク。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)割れる前のピンクの実が目立ちます。
マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)割れる前のピンクの実が目立ちます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ウエストン碑。
ウエストン碑。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ナガミノツルケマン(ケシ科キケマン属)黄色い華鬘は関西ではミヤマキケマンをよく見ますが、上高地のはこの種のようです。
ナガミノツルケマン(ケシ科キケマン属)黄色い華鬘は関西ではミヤマキケマンをよく見ますが、上高地のはこの種のようです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 目的地の河童橋に到着。明神岳をバックに。
目的地の河童橋に到着。明神岳をバックに。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 渡ります。
渡ります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 橋の上からの穂高。ガスがあっても、やっぱりすばらしい。
橋の上からの穂高。ガスがあっても、やっぱりすばらしい。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岳沢アップ。
岳沢アップ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高から下りてきた時も食べたソフト。
穂高から下りてきた時も食べたソフト。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳さん、今日はありがとう。
焼岳さん、今日はありがとう。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今日は家のネコには会えないので、さみしいなぁと思っていたら、美鈴荘さんにかわいい真っ白がいました。看板Catです。
今日は家のネコには会えないので、さみしいなぁと思っていたら、美鈴荘さんにかわいい真っ白がいました。看板Catです。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。