活動データ
タイム
13:37
距離
16.9km
のぼり
1719m
くだり
1720m
活動詳細
すべて見る夏休みを利用して、1泊2日の山小屋泊登山に初めてチャレンジした。 水が豊富で眺望の良い県内の頼母木(たもぎ)小屋をチョイス。 残暑の厳しい中、日帰り登山とは異なる山行に学ぶことが多かった2日間であった。 山小屋の混雑を想定して、念のためテント一式を持参。 持ち物が多くなってしまい、結果20kg越えのザックを背負っての登山は非常に難儀した...。 まさに修行(笑)! 肩、背中、腰にズッシリとのしかかるザックに加え、30℃に達しようかという気温に、何度も心が折れかけた...。 縦走される方々は本当に凄い! 携帯品の厳選。 少しでも軽く、そしてコンパクトにスマートに、が今後の課題となった。 第1 日目:2020年8月20日(木) 奥胎内ヒュッテの登山者用駐車場に車を停め、7時半少し前に足の松尾根登山口へ出発。 天気はザ・快晴! ジリジリと照り付ける太陽。 風はほとんどなく、蒸し暑い。 大した登りもないこの3kmほどの道のりが非常に長く感じられた...。 登山口到着の頃には既に汗だく。 前回6月に朳差岳(えぶりさしだけ)へ向かった時とは全く異なる疲労感をこの時既に味わう。 登山口には自衛隊の車が3台停車していた。 何事か?と思ったので、車の中で待機していた隊員に直接話を伺う。 昨日から山中で訓練とのことで、今日下山して来るからそれを待っているのだと言う。 そして、姫子ノ峰を過ぎたあたりだろうか。 2組のグループと時間差ですれ違った。 皆若い! 訓練、ご苦労様! 軽く挨拶を交わしたが、やはり少々疲れているように見えた。 私自身、大石山へ至るまでの登りは本当にしんどかった...。 汗だくで、全身塩吹き状態。 日陰を見つけては小休止の連続。 まさに牛歩。 水は4.5リットルほど消費したであろうか...。 凍結させたペットボトルを含め、計5リットルを持参して正解だった。 奥胎内ヒュッテ駐車場から大石山まで、前回は4時間ほどだったかが、今回は7時間半も要した。 大石山から頼母木小屋までは素晴らしい稜線歩きで、最高の景色。 風はすでに初秋の雰囲気を漂わせ、心地良い。 ザックは相変わらず重いが、気分的に快適に歩くことができた。 これまでの道中はまさにこのための「苦行」と言って良いのかと...(笑)。 途中お腹を膨らませたヤマカガシが山道の真ん中でどっしりとくつろいでいた。 少々どきっとさせられたが、足の振動を感じ取ったのか、ゆっくりと道を譲ってくれた。 頼母木小屋へ着いたのは16時頃。 およそ8時間半もかかってしまった。 いや〜、疲労困憊! お疲れ山! ザックを心置きなく下ろせる幸せ。 管理人さんにちょうどお会いすることができたので、小屋の利用状況を尋ねるとガラガラとのこと。 既に2組3名の方が1階を使われていたので、3密を避け、私は誰もいない2階へ。 きれいに管理されていて、快適な小屋だった。 ソロの方とは少々お話しさせて頂き、楽しいひと時を過ごすことができた。 ありがとうございました! 汗まみれの服を全て着替え、名物の清水で頭、顔を洗い、喉を十分に潤してからひとまず横に...。 と思ったら、そのまま夕食も取らずにぐっすりと寝入ってしまった。 日本海に沈んだであろうきれいな夕日や越後平野の街明かりを楽しむ機会を完全に失った...。 とっても残念! ビールは3缶背負ってきたのに、結局飲まずじまい。 まあ、また次の機会に。 なので夕日、夜景等の写真は一切なし(笑)。 第2 日目:2020年8月21日(金) 朝4時過ぎに起床。 昨晩は強風で時々ふと目を覚ますことはあったが、十分な睡眠をとることができた。 と言うか、「寝過ぎやろ!」と1人ツッコミ(笑)。 味噌汁を体に染み込ませ、レトルトの松茸ご飯にカレーをたっぷりとかけた朝食で英気を養う。 頼母木小屋に宿泊されたもう1組2名のご夫婦と雑談することができ、力を分けて頂いた。 飯豊山荘へ下山するとのこと。 ありがとうございました! 山小屋泊の目的を達成することができたので、さあ下山! 気力、体力、時間があれば頼母木山→地神山方面まで足を伸ばしたいと思っていたが、今回は即決ギブアップ。 またの機会に。 いろいろと見直し、計画を練ってから再訪すると誓う。 7時ちょっと前に頼母木小屋を発ち、爽やかな朝の中を稜線歩き。 夏は気温が低い朝のうちに行動するに限る。 前日とはうってかわって快適な下山。 途中何人かの方とすれ違ったが、滝見場ではトレランの方に追い抜かれた。 なんと朝の4時半に奥胎内ヒュッテを出発し、朳差岳からの復路とのこと。 9時頃だったので、そのスピードに驚愕した...。 11時頃には御用平に着いたが、その直前の下りで少々油断して転倒。 ザックの重さに振り回され、2〜3メートルほど転げ落ちたが、幸い軽い擦り傷、打身のみで済んだ。 良かった! 最後の最後で集中力が緩慢になったと思う。 これも今後の課題。 奥胎内ヒュッテでは初めて日帰り風呂(11:00〜16:00)に浸かってさっぱりし、ソフトクリームを食べてリフレッシュ。 冷え冷えのコーラも最高だった! 重荷を背負っての灼熱の中の「修行」も、終わってみれば貴重な思い出深い山行だった。 やっぱり稜線歩きはやめられない!
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