福岡から日本百名山完登記録 80.塩見岳

2020.04.02(木) 日帰り

活動詳細

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これまでの日本百名山完登記録を作成することにした。 山の順番は、登頂順でなく、山旅単位で、おおまかに北から南へ・・・・・ 2013年7月26日~30日の5日間、福岡の登山ツアー会社が企画した「南アルプス塩見岳・間ノ岳・北岳縦走」の山旅に参加した。 参加者は15名(内3名が男性)、福岡から添乗員兼ガイド1名とガイドは現地から2名参加。 〔7月26日〕 (移動) ✈️飛行機 福岡空港→中部空港 🚌 貸切バス 中部空港→長野県大鹿村 (宿泊) 鹿塩温泉 塩湯荘 この山深い里に涌き出る不思議な塩水は、地名の示す通り、相当古くから人々にとって、貴重な生活塩として利用され、共同で管理されてきた。当館は明治37年創業。 【7月27日~28日】 二つの頂をもつ南アルプスの中央部の山! 南アルプスは主要13座3000m峰を有し、この中央部にあるのが塩見岳である。 山名の由来は、山頂から太平洋を望むことができる、山麓に岩塩を産したからとも言われ、鹿塩、塩川など、塩に因んだ地名がある。 兜に良く似た独特の山容をしている。 (移動) 🚕タクシー 塩湯荘→鳥倉林道終点 約50分の移動時間、土曜日と重なり駐車場は満杯だった、終点の標高は1630m。 (コース・タイム) 1泊2日 鳥倉~塩見小屋~塩見岳~熊ノ平小屋 (27日) 鳥倉林道 6:00 終点 鳥倉登山口 6:45 6:52 三伏峠小屋 10:05 10:25 本谷山 11:43 塩見小屋 14:12 (泊) (28日) 塩見小屋 5:25 塩見岳西峰 6:35 6:52 塩見岳東峰 7:00 北荒川岳 9:18 9:35 安倍荒倉岳 12:01 熊ノ平小屋 12:40 (泊) (27日) 登山ツアーの参加者は、全般に女性の方が多いが、今回は極端で80%占めた。 登山の歩行ペースはゆっくりで、30~40分ごと休憩があった。ツアーの場合は、団体行動なので、このようにペースを、合わせなければならないので、慣れるまで時間がかかる。 マイペースで登山する人には不向きである。 登山ツアーに参加すると、百名山登山、山小屋の話題などが多い。 山小屋はどちらか云うと、評判が良くないところの話で、その第1位が塩見小屋、2位が農鳥小屋だったと思うが・・・どのような内容で悪いのか、もう覚えていない。 このようなことで、塩見小屋に泊まるのは、嫌だなあと思っていた。 塩見小屋に到着する前、添乗員さんから我々に対して、「小屋の人を怒らせたり、失礼なことが無いように・・・」と説明があった。 どうも、このツアー会社は、小屋とトラベルがあって、出入り禁止になりかけ、謝罪して関係修復したばかりだったので、神経質になりピリピリとしていた。 この小屋を利用出来なくなると、塩見岳縦走ツアーが、大変不便になるからだ。 塩見小屋に到着するなり、直ぐに全員集合の号令がかかり、いきなり便器を使って、袋式トイレの使用方法の説明会があり、便袋を女性が3枚、男性が1枚配布された。 これ以上は、1枚200円で購入する。 土曜日で小屋は、定員以上の宿泊者で満杯状態。我々の部屋は、別棟の小さなテントのような簡易建物だった。そこに18名が、9名づつ並んで寝るので、ぎゅうぎゅう詰めの状態だ。ザック、靴の置き場もないほどで、外に出していたが、途中で雨が降り、慌てて中へ・・・ また、寝られる状態でないのに、消灯が19時30分と早すぎる! 奥に寝る人は、足の踏み場もないので、トイレに行くのも大変だ。 まるで、人間扱いしていない対応で酷すぎる! 早く朝が来ないかと考えながら、寝不足状態で一夜が明けた。 百名山登山で、沢山の山小屋を利用したが、前評判通りワースト1位だった。 良かっのは、食事だけ・・・ 今は小屋が新しくなり、どのような状況なのか分からないが・・・ (28日) 塩見小屋からハイマツと砂礎の尾根を登り、天狗岩を越え、急な岩場をよじ登ると、三角点のある塩見岳の西峰に到着。 西峰直下の天狗岩から山頂にかけてのコースは、浮き石が多いので落石に注意しながら歩いた。 最高点は西峰より5mほど標高の高い、奥にそびえる東峰である。 南アの中心にある山頂からは、天気が良かったので、南に続く荒川三山をはじめ赤石岳、北方の仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、白峰三山、西方には中央アの山々が一望でき、十分展望を楽しむことができた! 後半は間ノ岳、農鳥岳を間近に見ながらの縦走は、大変気持ち良かった!

塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 初日の移動日に宿泊した鹿塩温泉「塩湯荘」
初日の移動日に宿泊した鹿塩温泉「塩湯荘」
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 夕食
夕食
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 翌朝、林道終点のゲートをくぐり、林道(舗装)を進むと約45分で、鳥倉登山口(1770m)に到着。準備をして出発!
前に歩荷(ボッカ)の人がいる!写真を見て気がついた。
翌朝、林道終点のゲートをくぐり、林道(舗装)を進むと約45分で、鳥倉登山口(1770m)に到着。準備をして出発! 前に歩荷(ボッカ)の人がいる!写真を見て気がついた。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 同じく、塩見岳ルート登山道沿いの岩石解説看板
同じく、塩見岳ルート登山道沿いの岩石解説看板
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 シダに覆われたカラマツ林の急坂を登って行く。三伏峠まで1/10の標識、目印が分かりやすい。
シダに覆われたカラマツ林の急坂を登って行く。三伏峠まで1/10の標識、目印が分かりやすい。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 豊口山間のコルを通過後、このような梯子を登って行く
豊口山間のコルを通過後、このような梯子を登って行く
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 日本一高いと言われる三伏峠(2580m)に到着、ここで休憩!
日本一高いと言われる三伏峠(2580m)に到着、ここで休憩!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見小屋に向けて出発、荒川岳方面との分岐、ここを左へ進む。この付近の大井川源流域は、特種東海製紙の社有林であり、「入山者の皆様も、ご協力をお願いします」の標識があった。
塩見小屋に向けて出発、荒川岳方面との分岐、ここを左へ進む。この付近の大井川源流域は、特種東海製紙の社有林であり、「入山者の皆様も、ご協力をお願いします」の標識があった。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 三伏山(2615m)に到着、これから向か塩見岳をバックにパチリ!
その右は☁️雲に覆われた🦇蝙蝠岳
三伏山(2615m)に到着、これから向か塩見岳をバックにパチリ! その右は☁️雲に覆われた🦇蝙蝠岳
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 白いシャクナゲが咲いていた
白いシャクナゲが咲いていた
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 木々の間からどっしりした塩見岳が見える、兜に良く似た山容である!
木々の間からどっしりした塩見岳が見える、兜に良く似た山容である!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 本谷山(2658m)から塩見岳
本谷山(2658m)から塩見岳
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 木漏れ日の中で休憩中 
木漏れ日の中で休憩中 
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見新道との合流点、塩見小屋が近い
塩見新道との合流点、塩見小屋が近い
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 今日最後の辛い岩尾根の登り!
今日最後の辛い岩尾根の登り!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 1日目のゴール塩見小屋(2760m)と塩見岳が見えてきた!
1日目のゴール塩見小屋(2760m)と塩見岳が見えてきた!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 到着後、直ぐに便器を使って、トイレ使用方法について、説明会があった!
到着後、直ぐに便器を使って、トイレ使用方法について、説明会があった!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋の様子、今は新しくなっている
小屋の様子、今は新しくなっている
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 我々のグループは、奥の別棟の建物
我々のグループは、奥の別棟の建物
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 奥のグリーンの屋根が、我々の建物
奥のグリーンの屋根が、我々の建物
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋から明日登る塩見岳、手前が天狗岩だろう・・・
小屋から明日登る塩見岳、手前が天狗岩だろう・・・
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋の高台から、登山者の様子
小屋の高台から、登山者の様子
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 我々の寝床。ここで18名が、9名づつ並んで寝るので、滅茶苦茶狭い!
足の踏み場もなく、まるで人間扱いしていない、ぎゅうぎゅう詰めの状態!
休憩中の3人のガイドさん。
我々の寝床。ここで18名が、9名づつ並んで寝るので、滅茶苦茶狭い! 足の踏み場もなく、まるで人間扱いしていない、ぎゅうぎゅう詰めの状態! 休憩中の3人のガイドさん。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 何と16時前に夕食、時間が早過ぎる!
何と16時前に夕食、時間が早過ぎる!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 2日目の早朝、🌄日の出は見られなかった、美しい朝焼け、左から仙丈岳・甲斐駒ヶ岳・北岳!
2日目の早朝、🌄日の出は見られなかった、美しい朝焼け、左から仙丈岳・甲斐駒ヶ岳・北岳!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 高台から出発前の登山者の様子
高台から出発前の登山者の様子
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 仙丈岳(左)と甲斐駒ヶ岳(右)
仙丈岳(左)と甲斐駒ヶ岳(右)
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 ☁️雲を被った北岳(左)と間ノ岳(右))
☁️雲を被った北岳(左)と間ノ岳(右))
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 さあこれから塩見岳を目指す!
さあこれから塩見岳を目指す!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 天狗岩の山腹をトラバース、一息を入れる我々のグループ
天狗岩の山腹をトラバース、一息を入れる我々のグループ
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 イワギキョウ
イワギキョウ
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 タカネシオガマ
タカネシオガマ
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見岳山頂直下の険しい岩場を登って行く!
塩見岳山頂直下の険しい岩場を登って行く!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見岳西峰手前にタカネツメクサ
塩見岳西峰手前にタカネツメクサ
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見岳西峰に到着、記念撮影!
奥に見えているのが、塩見岳東峰!
西峰より標高は5m高い。
塩見岳西峰に到着、記念撮影! 奥に見えているのが、塩見岳東峰! 西峰より標高は5m高い。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 同じく、手前にこれから進む仙塩尾根。
奥に左から仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳の展望が素晴らしい!
同じく、手前にこれから進む仙塩尾根。 奥に左から仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳の展望が素晴らしい!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 順番に記念撮影、奥は中央アルプスの山々だろう・・・
順番に記念撮影、奥は中央アルプスの山々だろう・・・
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 同じく、南方向に荒川岳や赤石岳など
同じく、南方向に荒川岳や赤石岳など
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見岳最高点の東峰で記念撮影!【登頂46番目の百名山】
バックは仙丈岳と白峰三山!
塩見岳最高点の東峰で記念撮影!【登頂46番目の百名山】 バックは仙丈岳と白峰三山!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 さあこれから熊ノ平小屋へ向かう、右は🦇蝙蝠岳(2865m)、中央奥にうっすらと🗻富士山が、初めて見えた!
さあこれから熊ノ平小屋へ向かう、右は🦇蝙蝠岳(2865m)、中央奥にうっすらと🗻富士山が、初めて見えた!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 珍しいクロユリだろう
珍しいクロユリだろう
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 急降下の登山道を進む!
展望が素晴らしい縦走路だ!
急降下の登山道を進む! 展望が素晴らしい縦走路だ!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 休憩中
休憩中
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 白い花は何だろうか・・・
白い花は何だろうか・・・
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 登って来た塩見岳を振り返る、岩壁が大迫力だ!
登って来た塩見岳を振り返る、岩壁が大迫力だ!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 北荒川岳(2698m)に到着
北荒川岳(2698m)に到着
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 同じく、ここで休憩
同じく、ここで休憩
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 間ノ岳(左)と農鳥岳(右)を見ながらの縦走、たいへん気持ちがいい!
間ノ岳(左)と農鳥岳(右)を見ながらの縦走、たいへん気持ちがいい!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 安倍荒倉岳(2693m)通過
安倍荒倉岳(2693m)通過
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 目の前に明日登る間ノ岳(3190m)が迫る!
目の前に明日登る間ノ岳(3190m)が迫る!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 木々の間から間ノ岳の頭が見える!
熊ノ平小屋はもう直ぐだ。
木々の間から間ノ岳の頭が見える! 熊ノ平小屋はもう直ぐだ。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 今日宿泊の熊ノ平小屋(2586m)に到着!小屋は水が豊富で無料
今日宿泊の熊ノ平小屋(2586m)に到着!小屋は水が豊富で無料
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋の玄関
小屋の玄関
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋のテラスの目の前に農鳥岳(3026m)!
小屋のテラスの目の前に農鳥岳(3026m)!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 小屋2階の寝床。布団は一人一枚あり、快適であった!
小屋2階の寝床。布団は一人一枚あり、快適であった!
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 夕食
夕食
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見岳のバッジ
塩見岳のバッジ

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