活動データ
タイム
07:39
距離
8.8km
のぼり
1157m
くだり
1157m
活動詳細
すべて見る甲斐駒ヶ岳に登ってきました! 前回のバス乗遅れを反省しつつ、今回は日帰り山行を行いましたが、梅雨明けの芦安駐車場は混雑の様相を呈していた。 【甲斐駒ヶ岳】2967m ・日本百名山/新日本百名山 ・新花の百名山 ・山梨百名山(No.30) ・山梨のグレーディング=3C(北沢峠 ) ・ルート=8.4km、CT=7時間12分 【駐車場】 ・市営芦安駐車場(無料・トイレ有)~広河原~北沢峠 バタバタしていて、投稿が遅くなりました。 今回の山行は計画時間を遵守すること! 前回はバスの時間を間違えたり、自分の実力を過信したことにより広河原の最終バスに間に合わず・・・。同じことを繰り返さないことが必須の条件となった。 しかし、心の中では「万が一間に合わなかったらどこか泊まれば良い」という、自分勝手なコンテンジェンシープランがあったものの、芦安中駐車場を出た始発バスの中でその甘い考えは脆くも崩れ去るのでありました(笑)。 そう、財布を車の中に忘れたのだ! ポケットの中には往復のバス代はあるも、宿泊対応を行うには到底足りない金額。 帰りのバスに間に合うことはMust条件となっていた。 私的な事情はさておき、学生は夏休みという一大イベントを迎えたとは言え平日の火曜日、芦安駐車場は前回同様の賑わいと考えていたが、何と案内されたのは「第四駐車場」でした。 話を聞けば、前日の月曜日より急に人が増えたとのこと。皆さん梅雨明けを待っていたのだと妙に納得したが、当日の最終便で戻ると第四駐車場まで満車となっていた。多くは山小屋泊のため、当面はこの状況が続きそうなのでこれから出かける方は注意して下さい。 さて、肝心の山行ですが、皆さまの投稿を読むと「甲斐駒ヶ岳のCTは人によって大きく変わる」という話をよく聞きます。まさにその内容を実感した山行となりました。 まず、仙水峠までの道のりはほぼ平坦で、一か所小さな岩登りがあるものの、目立った急登は無く良いウォーミングアップとなります。但し、川沿いを歩くため増水時は登山道にまで水が溢れ、一部丸太橋を渡る必要があります。 途中、仙水小屋では水の補給が出来ますが、トイレの使用は制限がありそうなので注意。また、仙水峠手前はゴーロ地帯でとても歩きづらい(個人的には大嫌い)。 仙水峠へ至ると、甲斐駒ヶ岳の先端が綺麗に眺めます。そしてここから駒津峰までが急登の始まりです。暫くは樹林帯で我慢が必要ですが、中盤以降は所どころで眺望が開けますので景色を見ながら休憩しつつ無理なく進みましょう。 今回の山行では黒いTシャツを着て行ったのが間違いだったのか?5回程スズメバチに絡まれました。夏場のこのルートでは注意が必要かもしれません。 息絶え絶えとなりながら、日本百高山でもある駒津峰の山頂へ到着すると、甲斐駒ヶ岳の全貌が一望出来ます。そして、その一望を見た瞬間に絶望も味わって下さい(笑)。駒津峰から下り、そしてその頂きまで登るルートの全貌も明らかになる瞬間です。 駒津峰山頂から六万石までは岩場の連続です。岩下り、岩登りを繰り返し進みますので、最低限、瑞牆山程度の経験は必要でしょう。但し、クサリなどの補助は無いため、簡単な岩登りの経験を経た方が無難です。 そしていよいよ究極の選択「直登コース」。巻き道の選択も当然可能ですが、何れも苦しさは変わらないかも?しれません。直登コースは前半に難所があるイメージで、後半は花崗岩のザレ道との闘いです。何れにせよ、どちらのコースもここからはマークを見落とさないこと。 往路に使用したこのコースの標準CTは普通だと思います。 問題は「双児山」経由のルートを使用する場合。 このルートの標準CTは駒津峰から北沢峠の復路で1時間40分(YAMAP)。一方の仙水峠経由は2時間10分。大きく30分も変わるが、実際は双児山経由の場合、大半が標準CTをオーバーするらしい。本当か? 今回、このルートで下山しましたが、途中先行の登山者を10名弱抜いた。そして抜かれることは無かった。しかし、結果は1時間48分。本当だ! 実力が乏しいことは取りあえず言及しないで下さい(笑)。問題は「抜かれた人」はこれよりも遅いことです。もし、これからルート計画を行う人は頭の片隅に入れておいて損は無いと思います。 さて、この双児山経由ルートですが、駒津峰からの出だしはハイマツの尾根を進む気持ち良いコースです。しかし足もとはザレておりとても滑り易くスピードは出しづらい。樹林帯に入ると歩き易い平坦な道も散見されるが、大半は鳳凰三山の中道ルートに似た内容。 根っ子の段差は中道ほど多くは無いがゼロでは無い。また、眺望の無い樹林帯はとても長く感じるルートでした。 どうにかこうにか時間内に帰ってこれましたが、何しろバスを待つ時間が長い!そして汗が気持ち悪いのです。出来れば着替えを持って行くことをおススメします。 甲斐駒ヶ岳の山容は男性的で素晴らしいものの、やはり険しい山でした。前日に仙丈ケ岳へ登れれた方は甲斐駒ヶ岳の方が厳しいとの意見。今回はたまたま初心者の私でも日帰り出来ましたが、ラッキーであったと考えざるを得ないでしょう。摩利支天も飛ばしましたし・・・。 一方で夏休みの学生さんがとても多く、20~30人の通過待ちが何回かありました。 そんな時間ロスも勘案しましょう! 皆さんの参考となれば幸いです。
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